以前の「近況報告」(発信メッセージ)

その4
多方面への発信メッセージ ──内閣官房参与による五輪中断の可能性-2 2021年7月27日

皆様

 本日発表された東京都の感染者数2848人は過去最多であり衝撃を与えております。
 市民社会が直観で予見した感染爆発及び医療崩壊は現実になりつつあり緊急の対応が求められます。
 下記の通り岡部信彦内閣官房参与は医療崩壊が確認されれば五輪は中断されるとの政権内部の考えを述べております。
 東京五輪がインド・デルタ型感染の“Super spreader”(大規模感染源)になることを未然に防ぐためにはもはや中断以外ありえません。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──中断に追いやられつつある五輪 2021年7月26日

皆様

 
寄せられてくる市民の方々のメッセージを総括して所感を述べさせていただきます。

 悪化しつつあるパンデミックの下で開催中の五輪は感染爆発とこれによる医療崩壊により中断に追いやられだしたと市民社会は判断せざるを得ません。日本が早急にイニシャティヴを取り、IOCとは一線を画する生命最重視の姿勢を見せるべきです。
 
組織委の発表によると、25日時点で陽性が確認された大会関係者は132人。このうち選手は13人です。また、132人のうち15人が選手村の滞在者でした。
 PCR検査の政策的抑制は一向に改善されておりません!関係責任者の致命傷です。
 組織委は132人の陽性者について、その後の詳細を明らかにしていません。都の医療提供体制に影響はないのか、選手村内でクラスターが発生することはないのか、「バブル方式」で一般市民と接触がないはずの五輪関係者がバブルの外で感染を広げるおそれはないのか、秘密主義一点張りの組織委のせいで、現状把握もできず、従って対策も打てません。透明性と公明性に立脚するべき組織委の責任は重大です
 都内の入院者数は2600人を超え、医療ひっ迫が確実に始まっております。
 下記岡部信彦内閣官房参与の発言に国民は重大な関心を寄せております。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──内閣官房参与による五輪中止の可能性の言及 2021年7月25日

皆様


 今朝のフジテレビ「ザ・プライム」で岡部信彦内閣官房参与は医療崩壊が確認されれば五輪は中断される旨明確に発言しました。現政権のブレーンと言われる同参与の中断の可能性に言及した同発言は、第5波の到来が否定できない状況下で高く評価されます。
 内外の市民社会は意義と目的がいまだに不明な東京五輪の現時点での危険性の具現性が強まる状況を前にして、ますます「未必の故意」(willful negligence)の犯罪性に着目しております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──小泉総理宛メッセージ 2021年7月23日


皆様

 

 小泉元総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 強引に開会式にこぎつけた東京五輪は感染爆発、医療崩壊などの深刻な可能性を目の当たりにして中断の可能性が憂慮されております。原自連の顧問として脱原発に死力を尽くしておられる小泉元総理に五輪中断の決定を日本の判断で行うことについて小泉元総理のご尽力をお願いいたしました。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

菅 義偉内閣総理大臣殿

令和3年7月22日
村田光平
元駐スイス大使

拝啓

 開会式の音楽担当の辞任、開閉会式ショーディレクターの解任が内外に衝撃を与えております。とりわけユダヤ人団体の非難を受けるに至ったことの影響は深刻です。

 正常な責任感、倫理観からすれば明日の開会式は中止以外は考えられません。

 内外の市民社会は今なお五輪中止を求めております。

 貴総理は米紙Wall Street Journal掲載のインタビュー記事で「五輪の中止は簡単」と述べられたと報じられております。

 市民社会の思いを代弁し私は、東京五輪が新型コロナ感染の“Super spreader”(大規模感染源)になることを未然に防ぐために貴総理が五輪中止の決定の決断を下されるよう、ここに緊急提言を行うことといたします。

 貴総理のご英断をお願い申し上げます。

多方面への発信メッセージ ──問われる統治能力 2021年7月21日

皆様


 恐れられていたインド・デルタ型変異株の感染爆発が現実となりつつあります。
 内外の市民社会が求めている五輪中止がこの期に及んでも実現せず、2日後の開会式への主要賓客の欠席の急増が注目されますが、日本の統治能力そのものが問われ出しております。
 一旦開始されても感染爆発が選手団に及び五輪が中断に追いやられる可能性も排除されません。
 そうなれば厳しい民事・刑事の責任追及が始まることでしょう。
 今からでも遅くはありません。
 五輪中止の実現に皆様のさらなるご尽力をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──五輪開会 2021年7月21日


皆様

 

 尊敬する作家から下記声援が寄せられましたので共有させていただきます。

 

<様々なことを起因として、国民の怒りが沸点に達するのを期待したいと思います。世界の人々の良識に期待します。

 以降、天地の摂理が働くのは、国民を混乱に陥れ、多数の無念であったろう自殺者を生み出した政治家、そのシステム、オリンピック関係者、そしてオリンピック自体の消滅あるいは大改革などが起こることに対してではないかと思います。

もし普通に合理性が発揮されてオリンピックが中止になっていれば、これらのことは起こりえないでしょう。

そのために、これだけメチャクチャなことが行われ、さらに行われようとしているのかもしれません。>

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──The Tokyo Olympic Games 2021年7月20日

皆様


 20日発出のBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。
 日本の世論を無視するBach会長に「原子力村」と大差ないものを感じている旨指摘しました。
 在米の知人から<金・物・力の為に命・心・和無視の五輪村・核村は生命・衆生の敵ですね>とのコメントが寄せられました。

村田光平
多方面への発信メッセージ ──五輪開会式 2021年7月20日

皆様


 開会式まで3日となりました。
 英国のアン王女の欠席が決まりました。
 バイデン米大統領夫人の出席については米国は鋭意検討中と思われます。
 国民はトラブル続出に呆れるばかりです。組織委員会はこの期に及んで「プレイブック」の改定の必要性を認めました。
 国民にとり天皇陛下のご出席は心配でなりません。

 下記のリンクにはこれまでの数々のトラブルが載っています

<https://www.yomiuri.co.jp/culture/hochi/20210716064-OHT1T51222/> 五輪開会式音楽担当・小山田圭吾いじめ告白記事炎上も組織委は続投方針「最後まで尽力していただきたい」 : エンタメ報知 : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

<https://jp.sputniknews.com/opinion/202107178550849/> 日本 東京渋谷では五輪反対デモ 23日は大規模デモが行われるのだろうか? - Sputnik 日本(sputniknews.com)

 市民社会は天地の摂理、因果応報、「お天道様」、歴史の法則,老子の「天網」などの哲学に支えられて希望を抱き続けております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──国民の憤り 2021年7月19日

皆様


 開会式の音楽担当問題、感染者対策で組織委員会は遂に国民から失格とみなされるに至りました。
 開会式への要人の出席はもはや期待できません。このまま意義も目的も説明できない東京五輪が挙行されることは国辱です。
 一両日中に五輪開催中止が決定されない場合、市民社会、さらには国民の激怒が予見されます。16日発出の下記所感の正しさが立証されつつあります。
 日本一新さらには世界一新の動きの始まりへの期待の盛り上がりが予見されます。
多方面への発信メッセージ ──五輪開会式-2 2021年7月19日

皆様


 19日、加藤勝信官房長官は五輪開会式の音楽担当による障害者虐待は許されるものではないとして組織委員会に具体的対応措置を取るよう強く要請しました。
 これまでに参加を表明している各国首脳クラスの出席者はこのように傷ついた開会式への出席を再検討することは必至です。
 未だに目的も意義も説明されてない五輪の開催に対する内外の市民社会の中止要求の正しさは最後まで理解され続けることでしょう。
 開催を強行した場合の混乱とパニックの発生が深刻に懸念されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──五輪開会式 2021年7月19日

皆様

 天皇陛下のご出席が予定されている五輪開会式の音楽担当をめぐり内外から深刻な問題提起がなされております。
 最早担当者を変えて済む問題ではありません。
 開会が数日後に迫ったこの段階で続々表面化する解決困難な諸問題の表面化を前にして国民は唖然とするほかありませんが、考えうる唯一の対応策として市民社会は五輪中止以外にないと今なお確信いたします。
 中止せず中断に追いやられる悲惨な結末だけは回避しなければなりません。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──東京五輪の最大の過ち 2021年7月17日


皆様

 

 東京都、17日のコロナ新規感染者は1410人、前週比460人増で第4波超えと伝えられます。インド・デルタ型変異株による感染爆発の現実の脅威を前にして東京五輪の罪深さが改めて認識されます。

 とりわけ緊急に是正が求められるのはPCR検査を政策的に今日に至るまで低水準に抑えてきたことです。今や短時間内に陰性が確認できるPCR検査の活用は感染爆発対策をはじめ経済、教育、文化などの活動促進の決め手になりうるのです。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──所感(傍証) 2021年7月16日

皆様


 バッハ会長が14日に菅義偉首相と会談した際、新型コロナウイルスの感染状況が改善すれば東京五輪の観客入り開催を検討するよう求めていたことが報じられております。
 お送りした下記所感の完璧な傍証です。日本国民の立場は完全に無視され続けております。これで国民は悟りました。

 傑出した心ある市民からのメッセージをお届けいたします。
<所感、ありがとうございます。原発と五輪でわかることは、日本国はすでに崩壊しているということだと思います。熱海の土石流は、一部の民間業者の特殊事例ではなく、日本の中枢の全てに共通する社会病理です。中枢であるが故に病気の進行が進んでいる。たいへん残念です。>

 日本国民は立ち上がり、五輪中止実現に全力投球を続けるものと確信いたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──所感 2021年7月16日

皆様


 開会式を一週間後に控えながら、感染防止対策の深刻な不備が表面化しております。
 それにも拘わらず「安心・安全」とされる東京五輪が想起させるのは原発の安全神話です。
 五輪開催責任者の理性、知性, 感性が厳しく問われ出しております。
 更に想像力、直観も問われます。
 五輪は原発と表裏の関係にあると指摘して参りましたが、原発について指摘した三カン欠如(倫理観、責任感、正義感)もそのまま当てはまりそうです。
 市民社会は不道徳の永続を許さない歴史の法則、換言すれば天地の摂理の支えを得て明るい将来を展望し続けております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──倫理資本主義 2021年7月15日


皆様

 

 ドイツの哲学者が提唱する倫理資本主義が注目されだしました。

 日本一新が始まり、志ある公務員集団が立ち上がり放置された不道徳の是正に乗り出すことが期待されます。

 そうなると確信しております。

 

村田光平

 


(友人からの返信)

 

村田さま みなさま

 

明るいニュースありがとうございます。

ガブリエル教授は村田さんが提唱されている「倫理」による日本一新を呼びかけておられますね。若者に継承されることはとても喜ばしいです。テレ朝の報道ステーションなので広く視聴者のもとに届いたと思います。

 

天才哲学者マルクス・ガブリエルが語る未来と倫理|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (tv-asahi.co.jp)

ドイツの若き天才哲学者、マルクス・ガブリエル教授(41)の「倫理が世界を立て直す」という提言が注目され、著書は世界的なベストセラーとなっています。」

「皆の幸せを優先することで、経済成長は緩やかになりますが、今とは違った方法でお金を稼ぐことができるのです。私はこれを倫理資本主義と呼び、アフターコロナの産物になると思います。」

「倫理と経済は相反するものではありません。それはあしき作り話なのです。」

2021714

 

金田

多方面への発信メッセージ ──世界への感染拡散の責任(未必の故意)-2 2021年7月13日

皆様


 心ある市民から寄せられた警告です。

<最早菅政権は、「何が正しいか」かの判断不能に陥っています。「天を恐れず地を顧みない」狂気の沙汰・最悪のシナリオに向かって突っ走っています。
災害、コロナ禍に真剣に向き合わず、未必の故意である最大の人災オリンピックを強行します。
利害のみを優先し、歴史・哲学・文化・芸術を足蹴にしてきた結果が問われるでしょう。
自分の言葉を持たず、議論、討論さえもできず、利害のみを追求してきた結果が問われます。
国民、都民の安全・安心を心底考えるなら今「何が正しいか」「何を成すべきか」が分かるはず。世界の笑い者になる前にオリンピックは中止すべきです>

 遂にJohns Hopkins Universityが東京五輪感染者の項目を設けて感染者数の公表を始めました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──世界への感染拡散の責任(未必の故意) 2021年7月13日

皆様


 未必の故意である最大の人災オリンピックと言われだした東京五輪の中止を求める市民社会の発信、尽力は下記の通り一向に劣えません。

(その1)
<バッハ会長等の広島・長崎訪問は許し難い暴挙です。緊急事態宣言下で都民が厳しい規制に耐えてコロナ禍を乗り越えるべく頑張っているときに、都県を超えて、大名行列するとは言語道断です。IOCの我が物顔の振る舞いを甘受して唯々諾々と従うJOC及びそのバックの菅と小池に即刻レッドカードを出すべきです>

(その2)
キャンペーン「 IOCバッハ会長の広島訪問を中止して下さい。」の関係者から14日朝8時段階で集約出来た54,546筆署名を、広島県「平和推進・プロジェクトチーム」に提出したとのメッセージが寄せられました。

(その3)
<無理を押し通す異常事態の東京五輪に言葉を失っている人も多いと思います。しかし、先生のおっしゃる天地の理は厳然として働くと思います。>

 本日発表された東京の感染者数は1149名で第4波のピークを上回り、デルタ株の猛威が衝撃を与えております。
「穴だらけ」言われる「バブル方式」、海外スタッフの薬物逮捕、ボランティアの処遇等々問題山積です。
 強引に開催に持ち込んで中断となるのは最悪のシナリオです。
 開催に向かって横車を押し続け頓挫すれば人災の誹りを免れません。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──過激化の様相を示す五輪開催反対 2021年7月10日


皆様

 

 7月10日付夕刊フジに掲載された別添の衝撃的記事「無観客、IOCの一人勝ち、バッハ帰れ!!」をバッハ会長宛メッセージ(こちら)を付して同会長にお届けしました。

 日本国民の多数は五輪優先で振り回され続けることに反対する厳しい声を上げだしていることをお伝えいたしました。

 感染状況は悪化の一途をたどっております。

 市民社会は五輪中止を求める声をさらに高めつつあります。

 

村田光平

《元駐スイス大使》

多方面への発信メッセージ ──亡国の五輪開催を防ぐために(福田元総理宛メッセージ) 2021年7月9日

皆様


 市民社会の要望に応えて発出した福田康夫元総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。
 2006年6月福田元総理が出席されたOBサミットに私もspecial guest として出席したことが想起されます。

 日本国総理が五輪開催の強行による「未必の故意」の罪に追いやられる可能性に注意を喚起しました。また、緊急事態宣言下でも何ら影響を受けることなく開催されるものに変容している実態が東京五輪によりさらけ出されたことを指摘し、世界は五輪の存否を含めて、その抜本的改革を声高く求め出している旨お伝えし、御指導とご尽力をお願いいたしました。

 内外の市民社会の五輪開催に反対する動きは依然活発です。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──激しさを増す五輪批判 2021年7月8日

皆様


 国民は五輪開催に危機意識を深めております。各方面からメッセージが寄せられて参りますので共有させていただきます。
 市民社会の直観に基づく見識が益々貴重になっております。

(その1)
<安全安心は禁句 大賛成!>
(その2)
<オリンピックは止められない、コロナ感染拡大も、災害も止められそうにない、経済逼迫も....。日本のこれからの有り様がまったく見えない状況ですね。どうするのか説明が無い。不道徳、倫理観の欠如そのものです。>
(その3)
<このような緊急事態宣言下で 五輪を開催するという国民不在の異常事態の日本を誰もが不安視していると思います。このような状況で万が一の事があっても誰も日本を擁護してくれないでしょう。>
(その4)
<緊急事態宣言下で(都道府県をまたぐ)移動の自粛が強く要請されている中、バッハ会長等の広島・長崎訪問を始め、他の外国人の入国はもはや厳禁というのが、日本の現状です。自民の話がわかる長老か、各医療機関、医療研究所の最高責任者による菅政権への諫言が是非必要です。このままでは亡国の五輪開催となってしまいます。>

 市民社会は事態のさらなる悪化が、混乱の深まりとパニックの発生を招くことを深刻に懸念しております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──五輪の抜本的改革の必要性 2021年7月7日
皆様

 高尚な五輪憲章を掲げる五輪が緊急事態宣言下でも何ら影響を受けることなく開催されるものに変容している実態が、東京五輪によりさらけ出されました。
 このことの危険性は、マフィア紛いの圧力を受けインド・デルタ型変異株の感染爆発の可能性が強まる中で、強引に開催に向かわせられている現状が明確に示しております。
 五輪がその存否を含め抜本的改革が必要とされるに至ったことについての認識の共有が最優先で急がれます。
 皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──Final judgement 2021年7月7日

皆様

 6日発出のBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。

「五輪に反対するものは反日的」との発言が、福島は「under control」発言と同様に厳しく批判されております。
 天皇陛下の五輪開催を憂慮されるお立場を「忘却」するとは致命的落ち度と見られております。
 五輪は最早無観客かどうかではなく、開催しても無残な中断に追いやられることが予見され、中止以外の選択はあり得ません。
 歴史の法則が都議会選挙が示した潮目の変化を皮切りに動きだしているのが感じられます。
 内外から今なお激励のメッセージが寄せられております。
 昨日インドの著名な政治家Mani Shankar Aiyar元石油大臣から下記の声援をいただきました。
<Even at this last moment, I pray your relentless efforts will bear fruit.>

 下記メッセージはペリー提督の末裔Kate interさん(ハーヴァード大卒)から本日寄せられました。
<Mitsuhei, I have  all digits crossed for cancelation.>


 内外の市民社会の動きが引き続き注目されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──菅総理宛メッセージ 2021年7月4日

皆様


 菅総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

「 NBC は、たとえ日本人をひとり残らず殺さざるを得なくても(even if they have to kill every last person in Japan)、今夏のオリンピックを進めるもりだ」とのNBC記者の発言が内外で衝撃を与えている旨お伝えいたしました。
 特に日本国総理が五輪開催を強行による「未必の故意」の犯罪に追いやられることは断じて防がねばならない旨強調致しました。

 また、長年に亘りメッセージをお送り続けてきた実績を踏まえて、敢えてインド・デルタ株の感染爆発は不可避であり、五輪開催が強行されれば大混乱、パニックの発生は最早不可避であり,中断に追いや
られる可能性も否定できない旨率直に指摘させていただきました。

 8日に予定されている次回の五者協議での日本側の発言が注目されます。

 宇都宮市のインターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長が4日、自身のツイッターを更新。
「日本においては努力や英知は結集せず。ほぼほぼ自助」と憤ったことが先ほど伝えられました。

 潮目は確実に変わりつつあります。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──(ご参考)ハリウッド・レポート 2021年7月3日


皆様

 

 こちらの情報が入口紀夫先生から寄せられました。

 老子の「天網」のお蔭で大悪事が露見されました。

「大悪事、世直しコロナ立ち上がる」が実感されます。

 この情報は全世界の関心を招くことでしょう。

 倫理の崩壊を目の当たりにして、五輪中止後の世界の課題として「国連倫理サミット」が必ずや注目されることでしょう。

 ご報告した「歴史の法則」、「天地の摂理」、「老子の天網」の3点セットによる情勢判断の正しさが改めて立証された感があります。

 

村田光平

(元駐スイス大使

多方面への発信メッセージ ──菅総理宛メッセージ(直訴) 2021年7月2日


皆様

 

 本2日発出の菅総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 東京五輪問題の穏当な解決を願う立場から市民社会の問題意識をお伝えいたしました。

 市民社会が注目する「未必の故意」、これに基づく「国家の犯罪」の成立の可能性に注意を喚起させていただきました。

 国民はIOCに対して毅然たる態度で対応することを求めており、次回の五者協議では現地から反対の声が上がっているIOC幹部の広島、長崎訪問の問題を含め、日本の毅然とした対応が求められている旨などをお伝えいたしました。

 担当大臣から中止も含めて対応ぶりを議論するとの発言があったにもかかわらず、いつのまにか「無観客」論だけにすり替わっていることは問題視されている旨指摘しました。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──疑われる統治能力 2021年7月2日

皆様


 市民社会の問題意識を取りまとめさせていただきます。
 欧州では万人単位の感染者を生んだインド・デルタ株の脅威が日本を襲おうとしております。
 この状況下で緊急事態宣言を避けようとするのは統治能力の欠如の批判を免れません。
 他方、市民社会が注目する「未必の故意」、その成立による「国家の犯罪」の問題提起が現実化する可能性が排除されない状況が現出しつつあります。
 丸川大臣が5者会議で中止も含めて対応ぶりを議論するとの発言があったにもかかわ らず、いつのまにか「無観客」論だけにすり替わっております。看過できません。

 下記は知人からのメッセージです。
「情けないですね。バッハ氏やコーツ氏にどうして毅然とした態度が取れないのでしょうか!こう言う優柔不断な態度をとれば取るほど、日本は甘い国だとバカにされてしまいます」

 テレビ出演者の五輪忖度からの解放の兆しが感じられ始めました。
 中止以外の選択は無用な準備作業をを増やすだけだということが実感されだしました。
 濃厚接触者対策のみを取り上げてもこの期に及んで完全を期すことは不可能であることが認識されるに至りました。

 次回の五者協議では日本の毅然とした対応が求められております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──余りにも危険な五輪開催(無観客では済まされない) 2021年7月2日

皆様


 知人から市民社会の立場を的確に伝える下記見解が寄せられましたので共有させていただきます。

<緊急事態宣言下でも開催する、とIOCのバッハ会長は言っている。今や日本政府はIOCの言いなりになっている。
それを受けてか、「虎の威を借るキツネ」のJOCも、やりたい放題。埼玉や千葉の知事の申し入れを無視して9時以降の夜間開催をやるは、電鉄各社に夜間延長を要請している。
更には、バッハ会長等の広島や長崎訪問予定は言語道断です。バブルを謳い文句にして安全安心を強調している一方で大親分には都府県を超えての移動をまかり通らせるとは、日本国の劣等姿勢は、世界の嘲笑の的になること必至で絶対止めて欲しい。>

 サモアの重量挙げ選手3人が東京五輪不参加、 理由は「変異ウイルスからサモアを守る」ためと報じられております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──八方塞がりの東京五輪-3 2021年7月1日

皆様


 伊方原発3号機の運転差し止め仮処分申し立て事件では、住民側の弁護団が耐震性に着目。四国電力の「南海トラフ地震が原発直下で起きても、伊方原発敷地には181ル(震度5弱相当)しか来ない」との試算を追及。地震の観測記録に立脚すれば、この試算の間違いは明白ですが、6月13日、四国電力は16日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を1012日に再稼働させると発表しました。樋口元裁判長は6月30日に頂いたメッセージで原子力規制委員会が「とんでもない判断をしていたことがわかりました」と述べております。

 樋口氏はかねてより下記の問題提起をしております。

「改正後の建築基準法は一般住宅も震度6強から震度7にかけての地震に耐えられるよう義務づけています。ガルで言うと1500ガル程度の地震には耐えられます。一方、日本の原発の基準地震動は、ほぼ600ガルから1000ガル程度です。つまり、原発の耐震性は信頼度も基準値も一般住宅より、はるかに劣るのです。」

 上述の通り原発に関してはあまりにも「出鱈目」が多いことに危機感が募る一方です。

 村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 知人からのコメントです。
<八方ふさがりの東京五輪を拝受。呆れてものいえずです。嘘と真実糊塗を平気で規制委員会も政府も主張しておバカな国民の口を塞ごうとしています。
コロナウイルス対策と表裏一体の手口です。75年前の竹槍作戦と変わることなし!もっと我々、国民も賢くならないと日本はメチャクチャになりそうですね。>
多方面への発信メッセージ ──八方塞がりの東京五輪-2 2021年6月30日

皆様


 インド・デルタ株の「感染爆発」は不可避とみなされるに至りました。
 五輪開催の強行はパニック状態を生み中断を強いられかねません。
 良識の選択は当初から中止です。
 知人からいただいた警告を共有させていただきます。
 政界からも有力な五輪中止論が聴かれるようになりました。

村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Wednesday, June 30, 2021
Subject: RE: 八方ふさがりの東京五輪

みなさま

政府の『人命よりも経済』はコロナ禍の中でも五輪を開催し、確実に起きることが想定されている地震を無視して原発を再稼働!
単に危機管理意識が欠如しているだけではなく、『未必の故意』の要件を全て備えていると思います。徳性の欠如は本当に危機的状況です。
死者や重傷者がそんなに増えなければ良しなのでしょう。
でも、このまま開催に踏み切れば無観客だけでは済まされず、中断にも追い込まれかねませんよね、、、
 
以下のURLは、科学的評価は分かりませんが、気になるイヤなニュースです。

関東周辺の地震発生の「前兆」として、西之島の噴火活動および伊豆・小笠原・マリアナ海溝域周辺の深発地震、そして銚子沖の地震活動について、ますます注視していく必要があるだろう。日本の地殻変動はまだ始まったばかりだ。
<https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-463888.html> 地質学者が懸念する「令和関東大震災」と日本沈没の可能性。首都直下地震は近いのか?(MAG2NEWS) - goo ニュース
多方面への発信メッセージ ──八方塞がりの東京五輪 2021年6月29日

皆様


 日本の現状は誠に深刻です。

 東京五輪が感染拡大をもたらすことへの天皇陛下のご懸念が間接的に表明されたにもかかわらず、重く受け止められていないかの如くです。
 また、インド変異株の急激な感染拡大による第5波の接近にもかかわらず、五輪開催は当然視されております。
 バイデン米大統領の五輪開会式への欠席が発表されました。

 感染防止対策は「穴だらけで不合格」とテレビで専門家から厳しく批判されております。
 札幌市民と医師らが鈴木直道北海道知事に対して北海道での五輪開催を直ちに中止するよう申し入れたとのことです。

 他方、6月23日、美浜原発3号機が再稼働しました。樋口英明元裁判長から本日頂いたメッセージには、45年前に建造されたこの原発は45年前の飛行機を運転するくらい危険だと指摘されております。そもそも原発の安全そのものに責任を負わないと公言する規制委員会が再稼働を認める権限を有すること自体到底正当化できません。
 福島原発事故の教訓を無視する再稼働は市民社会が不道徳、無責任と断じて強く反対しております。
 樋口氏は老朽原発の稼働を許した原子力規制委員会は「国民の生命や生活を考えない組織だということがこれではっきりと分かりました」と指摘しております。

 内外の市民社会は引き続き福島事故対策及びコロナ危機対策への全力投球を妨げている罪深い五輪の中止を求める声を高めていくものと思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──国としての徳性の回復(反響) 2021年6月27日

皆様


 本日発出の下記BCC発信に反響が見られますので報告させていただきます。

(その1)
3点セットでの、徹底的な批判と建設的提言が活かされる日が必ず来ると信じています。文明の崩壊は人心の倫理道徳の乱れから起こるとの言葉が有りますが、現在の日本はこの言葉があてはまります。3点セットで勇気と希望と国民に自信を与えて下さい。(「縄文道」の提唱者より)

(その2)

今朝、「国としての徳性の回復」を拝読させて頂きました。日本市民が直面しなければならない数々の不正問題を、簡潔かつ適切にご指摘なさっている先生のお言葉に感謝申し上げます先生の貴重なお言葉が少しでも多くの方々に伝わることを願っております。
この先生のメッセージを先生のお名前で投稿させていただけることは可能でしょうか?(ドイツ在住の知人より)

(その3)
NHKの国民の賛意を前提としたような五輪放送にはガッカリします。今日はシンガポールから卓球選手団が五輪参加のために16人も来日。いつ何時、デルタ型のウイルスが撒き散らされるかも知れず、戦々恐々です。シンガポールのお隣のインドネシアでは爆発的感染で手がつけられない状況。このままでどうなるか、胸が痛くなる状況です。(大学名誉教授より)

(その4)
ジュールス ボイコフ教授の講演のyoutubeの最後に東京五輪招致から今までの一連の流れは五輪後 憲法改正をして日本を戦争のための国造りに向かって流れがつくれるという政治的意図があったことは明らかであると述べられているのを聞いて私はとても驚きました。そうなら本当に残念です。https://www.youtube.com/watch?v=0ekpWu-tsQc(仏教関係者)


 上述の通り市民社会に看取される憂国の情が注目されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──国としての徳性の回復 2021年6月27日

皆様

 不祥事が発覚するたびに因果応報が感じられます。
 天地の摂理、歴史の法則、そして老子の天網の3点セットで、内外の情勢の現状と見通しの理解に努めております。

 経産省の若手キャリア官僚の逮捕は衝撃的です。日本の道徳的劣化の責任もいつまでも放置されることは無いと確信いたします。
 改ざん作業を強いられ命を絶った近畿財務局職員赤木俊夫さんが改ざん過程をまとめた文書(赤木ファイル)が国会に提出されました。妻の雅子さんが再調査を求める気迫には抗しがたいものがあります。
「モリカケ問題」をはじめ国民が求めている公明性の回復を含め、国としての徳性の回復への動きが待たれます。

 インド変異株デルタ型の感染拡大につきWHOは本日警告を発しました。テレビでは連日感染防止体制の不備、酷暑の中の医療体制の不備などが報じられ、国民の不安は増す一方です。感染防止の徹底は当初から万全を期すことは不可能であることは予見し得ることでした。

 東京五輪の関係者は「呪われた東京五輪」と言われる理由を謙虚に全て想起して、今後の対応をこの際真摯に再検討することが求められております。結論が待たれます。

 世界は五輪憲章の死文化への対応という新たな課題に直面するに至りました。
 世界はこの点に関して日本が果たしうる役割に期待を寄せるものと思われます。

 村田光平
(元駐スイス
大使)
多方面への発信メッセージ ──人事を尽くして天命を待つ 2021年6月25日

皆様


 西村泰彦宮内庁長官は24日、「天皇陛下は五輪開催が感染拡大につながらないかご懸念されていると拝察している」と述べたと報じられました。各方面に計り知れない影響を及ぼしております。これにより、未然に感染拡大を防ぐことは、日本の名誉にかかわる問題であることを日本国民が認識するに至ったと思われます。五輪中止を求めてきた市民社会としては「人事を尽くして天命を待つ」の心境です。あとは歴史の法則の采配に期待するのみです。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──未必の故意(五輪と原発)-2 2021年6月24日

皆様


 落語家の立川談四楼さんは次のように、ツイートしています。

 「G7後のイギリスはコーンウォールの新規感染者が2450%に急上昇した。厳戒態勢で臨んだはずなのこの数字で、誰もが震え上がったという。サミットには悪いが、東京五輪に蝟集する人数は桁が違う。規模が違う。にも関わらず、開催は最低1万人の観客で強行される。彼らを狂気が支配しているとしか思えない」

 24日の「羽鳥慎一モーニングショー」で田坂元内閣官房参与は極めて傾聴に値する下記の提言を行いました。

①      専門家組織には政府から独立した強い「勧告」を行う権限を与えるべきである。
②      政府が「勧告」と異なる方針を決める時は「理由」を明確に説明すべきである。
③      政府が決めた方針で生じる問題には政府が「責任」を持つべきである。

 この提言が生かされることになれば先般の英国でのG7サミットで東京五輪開催の支持を取り付け、尾身茂分科会会長による五輪中止の進言の道を閉ざすようなことは防げたはずです。バイデン米大統領が去る2月の電話会談で菅総理に対して米国の五輪出席は科学に基づいて判断すると伝えた趣旨は生かされなかったことになり、大いに問題です。

 この番組で紹介された橋本組織委会長の「尾身会長は中止の発言をしなかった」との指摘はこのような経緯を無視するものであることが指摘されました。

 インド型変異株感染の急速な拡大ぶりが本日も確認されました。中断の可能性も認められない五輪が開始されればその罪深さは容易に想像できます。未必の故意の法的要件が満たされるとの判断への道が開かれることにもなり得ましょう。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平

(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──未必の故意(五輪と原発) 2021年6月24日

皆様


 東京五輪の迷走は遂に急速な五輪廃止論の世界的広がりをもたらすに至っております。

 6月23日18時、過労で検査入院をした小池百合子都知事不在の東京都庁(新宿区)に過去最大規模のデモ隊が集結しました。今回のデモは日本の反五輪団体だけでなく、次期開催都市のパリやロサンゼルスなどと連帯し世界同時多発デモとなっているとのことです。(AERA dot.)

 来日五輪関係者が感染した場合の対応振りの不手際は市民社会の直観が予見したものです。五輪が国民の反対を無視して開催して感染の拡大を招く蓋然性が高いことは否定できません。ここで、原発との類似性が想起されます。東京五輪が未必の故意による犯罪を構成すると指摘される可能性です。感染拡大を望まないにせよその結果を招く可能性がインド型変異株感染の急速な拡大により確実に強まりつつあるからです。

 市民社会はかくも大義名分を失った不道徳東京五輪は開始前に頓挫すると確信しております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平

(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ  ──原発を想起させる「安心・安全」 2021年6月22日


皆様

 22日の「羽鳥慎一 モーニングショー」で、東京五輪は開始に至れば、いかに感染状況が悪化しようが「無観客」とすることはあり得ても「中断」はあり得ないことが示されました。
 繰り返される「安心・安全」は原発を想起させるもので、罪深さを感じさせる虚言です。

 市民社会にとり日本国民の真の安全のために「中止」の実現が引き続き緊急課題となりました。
 まだ一か月ありますので内外の市民社会の尽力が歴史の法則に沿い結実することへの期待はなお許されると確信いたします。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸  5月10日にお送りした雑誌「EPOCH」に対して国際仏教協界の鈴木克治元会長から次のメッセージが寄せられましたのでお届けいたします。
<村田大使の「世界から見えてきたのは還るべき日本だった」を感銘深く読ませて頂きました。
東大法学部在学中に、「仏教と平和」と題した英語論文を執筆し、東本願寺から最優秀賞を頂かれましたね。仏教についても学んでおられましたですね。それから私もWCRP事務局在勤中、福田赳夫さんもリーダーのお一人だったOBサミットの世界人権宣言(人間の責任)についても、村田大使は大事な貢献をされていることに共通接点があることを認識させて頂きました。>

多方面への発信メッセージ ──五輪廃止論の台頭 2021年6月21日

皆様


 廣野良吉成蹊大学名誉教授より、憲法前文で力強く訴えているように「国際社会において名誉ある地位を占めるために」わが国が今なすべきことについてのご卓見(こちら)をお寄せいただきましたので下記お届けいたします。

 ご報告した五輪廃止論の動きについては下記BCC英文発信(こちら)で世界に拡散済みです。その中でG7サミットでの支持取り付けの発表により尾身会長の科学に立脚した慎重論が実質的に排除されたことは、去る2月のバイデン大統領の科学重視の助言を無視することになり、後日批判されうる可能性に言及いたしました。

 市民の直観はインドデルタ株の感染拡大は、英国株の例から判断して専門家の想定を上回るスピードで実現し得ると懸念しております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──市民の直感(東京五輪の中止)-2 2021年6月17日

皆様

 日本国民のIOC(国際オリンピック委員会)に対する不満が強まっております。
 開催に固執する政府の対応振りがIOCの強い影響によるとの見方が強まっており要注意です。
 五輪改革論議は日本一新への期待と結びつき得るものです。
 フクシマ事故の教訓(経済重視から生命重視へ)が十分生かされていないことは、いつまでも許されることではありません。
 インド型変異ウィルスの感染拡大が深刻に懸念されておりますが、緊急事態宣言が発令されようと五輪開催中止はあり得ないとすることなど国民への配慮のない姿勢そのものであり、IOCの影響なしで考えられません。
 今後内外からの五輪中止を求める声は日を追って高まり続けることでしょう。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──市民の直感(東京五輪の中止) 2021年6月16日

皆様


 原発と表裏の関係にあることが益々認識されている東京五輪の開催の見通しについては、市民の直観に基づく判断がこれまでのその実績(福島事故を予見)からして参考になります。
 未だにこの期に及んでの明確な意義と目的の説明を欠く不道徳な東京五輪は歴史の法則が許さず、市民社会による中止の予見は今なお不変です。 五輪中止の経済的損失と世界への「感染大拡散行事」(super supreader event)となり、後日世界各国から責められることの得失の比較を未だ長期的視野から検討して
いないことは看過できません。その結果は自明であり、日本の名誉に関わる問題です。
 内外の市民社会がかくも非難しているコロナ・パンデミックの最中での五輪は、所期の感染防止の徹底は到底困難な実施計画により開催にこぎつけようとしております。
 しかしながら、これにより人命を軽視するとみなさるに至った五輪の改革の必要性が痛感されるにいたりました。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──Tokyo Olympic Games 2021年6月14日

皆様


 お送りした下記反響(6月12日付)はMr.Rinaldo S. Brutoco(Founding President & CEO World BusinessAcademy) <http://www.worldbusiness.org> よりニューヨーク在住の松村昭雄元国連顧問あてに送られたものです。Brutoko氏は国際的に著名な経済専門家です。

 本日、松村氏から、傑出した環境美術家であるDr. Agnes Denesのコメントが寄せられました。 Dr.DenesはBrutoko氏の見解に賛同し、東京五輪の中止は経済的損失かもしれないが、道徳の勝利である(Not holding the Tokyo Olympic games asplanned may be a financial loss, but a moral victory)と指摘しております。
 国内の知人(論客)からは昨日、<ワクチン接種はダントツの最下位。感染者をみればアジアの中で中国・韓国・シンガポールの遥か後塵を排する始末です。これほどワクチン接種が遅れてもオリンピックは開かれるのでしょうか> とのコメントが寄せられました。
 市民社会は、とりわけインド変異株による感染の深刻化などにより「安全・安心」を保証できない東京五輪の中止は不可避と予見しております。 
 海外の知人(仏国人)からは中止を契機とする日本一新の動きが世界一新につながることへの期待の表明に接しております。 

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──Tokyo Olympic Games  2021年6月12日


皆様

 

 6月11日発出のBCC英文発信(こちら)及びこれに対し海外の知人から報告のあった傑出した識者の反響例(下記)をお届けいたします。

 英文発信では東京五輪の開催をめぐり日本国民は五輪の抜本的改革が必要とみなすに至ったこと、インド変異株による感染拡大によるコロナ危機の悪化の可能性もあり、五輪不参加国が増える可能性があることなどを指摘しました。

 反響例は菅総理の福島避難住民に帰還政策、放射能汚染水の海洋放出および長期的エネルギー源としての原子力への執着を厳しく批判し、五輪開催については愚の骨頂と断じております。

 

 内外の市民社会は東京五輪の中止を確信しており、これを契機とする日本の一新、さらには世界の一新への動きが始まることを期待しております。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

I think the Japanese governments extremely foolish to be holding the Games, at what will be an enormous financial loss, and exposing both the Japanese and the athletes to a potential super spreader event. Im not surprised that Prime Minister Suga is being unwise with this health risk as hes already 1) established his willingness to expose returning civilians to Fukushima when radiation levels are still too high; 2) his willingness to dump massive amounts of radioactive water into the Pacific (on top of what is already flowing in every day) creating resultant jeopardy of fishing grounds; and 3) his willingness to hang on to nuclear energy as a possible long term fuel source for electricity.

My heart goes out to the Japanese people who are being so poorly governed.

多方面への発信メッセージ ──日本の一新と五輪改革論議   2021年6月11日

皆様


 五輪憲章は死文化したと全世界が認識する中で極度の迷走を続ける東京五輪ですが、知人から「NEWSポストセブン」の記事(こちら)が寄せられましたのでお届けいたします。
 予見される日本の一新に伴い五輪改革の論議は不可避になったと思われます。
 皆様のご理解とご尽力をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年6月7日


皆様

 

「五輪中止と日本の一新(所感)」(こちら)に寄せられた反響を下記(こちら)お届けいたします。

昨今中止への潮流の誕生が感じられます。

 

村田光平

多方面への発信メッセージ ──五輪と緊急宣言(所感) 2021年6月4日


皆様

 この期に及んでも「何のための五輪開催か」に国民が納得のゆく答えはありません。
 下記は傑出した識者からいただいたコメントです。
<開催などしたら、それこそ日本の歴史の汚点と言うべきでしょう。政府筋の救い難い頑迷固陋__ここに極まれり、ですネ。聖書あるいはイエス・キリストではありませんが、彼等は自分が何をしているのか、分かっていないのです。>

 尾身会長は緊急宣言下では本来五輪開催は許されないと発言したと伝えられます。
 これは実質的に中止宣言ともみなしうる重要発言です。

 そもそも東京五輪の招致に手を挙げ時点で福島事故直後に発令された原子力緊急事態宣言は解除されていなかったのです。今日に至るも解除されていないのです。「呪われた五輪」の根源と言えます。   Bach・IOC会長をはじめとするIOC幹部が連日開催への執着振りを反映した「無神経」ともいえる発言を繰り返し、日本国民の健康軽視の姿勢をのぞかせたことは確実に強い反発を招くに至っております。
 五輪憲章の死文化のそしりを免れ得ない五輪の現状の抜本的改革は不可避になったと言えます。
 今や国民が政治に期待するのは一日も早く五輪中止を実現することです。
 想像を絶する迷惑から日本、そして世界が解放されることが切望されます。

 英国のガーディアン紙は「IOCは東京五輪を〝人質〟にしている」と厳しく非難し、この大会には参加しないことが最も重要なことであることは間違いない」と指摘し、開催が強行されるようならば各国選手団に参加を辞退するよう呼びかけております。

 村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──市民社会の不変の立場 2021年6月3日


皆様

 

 東京五輪の迷走が日本の名誉を危殆にさらすに至っております。

 今こそ市民社会の不変の立場を発信させていただきます。

 

 市民社会の立場は終始一貫しております。

 原発の存続は不道徳です。

 歴史の法則はその永続を許しません。

 国際的に「放射能五輪」と批判される東京五輪の中止決定は不可避です。

 そこから始まると予見される日本の一新は、再稼働の禁止を手始めに再処理の禁止及び脱原発の国際化に向かう潮流を生むことでしょう。

 この方向での国際的合意を目指す国連倫理サミットの開催は重要な課題となりました。

 同サミットは地球倫理の確立、力と支配の父性文明から倫理と連帯の母性文明への移行、および日本の歴史的使命である民事、軍事を問わない核廃絶実現への入り口です。

 

 皆様の御指導をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ  2021年5月28日

皆様


 ストップ・ザ・もんじゅ代表の池島芙紀子様から映画「カタストロフィー破滅を防ぐためにー」の贈呈を受けました。(http://www.labornetjp.org/EventItem/1618378121305matuzawa
 添付したチラシに内容が総括されておりますが、日本が直面する危機の深刻さが改めて認識され、衝撃を受けます。
 日本の将来を考える上で避けて通れない諸問題が提起されており、極めて有意義な作品です。

 原発安全神話が福島事故で崩壊したにもかかわらず、「原子力村」は残存・温存し、地震・津波・火山大国の日本に54基の原発を建設した「巨大な過ち」の反省は見られません。特に日本のエネルギー政策において、核燃料政策の破綻が現実になったにもかかわらず不道徳な原子力を温存する姿勢が見え見えであることに驚くのみです。エネルギー政策は変えず、原発を存続させるなど、関係責任者は人間失格の誹りを受けだしたのもむべなるかなです。

 幸い日本の潮目は変わり出しております。不道徳の永続を許さない天地の摂理、換言すれば歴史の法則、悪事を暴く老子の「天網」の存在が益々実感される世の動きです。原子力独裁には人力だけでは立ち向かえません。「大悪事 世直しコロナ立ち向かう」のように総力戦が求められます。権力、財力の最大の敵は倫理です。三国志でも国王に最も必要なのは「徳」であると書かれております。

 東京五輪の不道徳振り、無責任振りは目に余ります。その中止決定から始まると予見される日本の一新は再稼働の禁止を手始めに、再処理の禁止及び脱原発の国際化への動きに向かう潮流を生むことが期待されます。特に再処理工場のソ連、米、英、仏における大事故発生後世界各国が再処理から撤退している中で、危機管理の能力が問題視される日本のみが再処理を続けることは到底許されるものではありません。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──露呈した危機管理能力の欠如 2021年5月27日

皆様


 米国による東京五輪批判が続いております。
 米国・医学誌が「感染対策は不十分」と指摘、組織委作成のプレイブックにつき科学的根拠に欠けると批判しております。
 国内では新たに千葉県が聖火リレーの中止を発表しました。
 他方、IOCはBach 会長の「いよいよラストスパート」などの国民の反感を招く発言が目立ちます。
 知人からは「日本政府もJOCも反論もできない無能さに怒りを感じます」とのコメントが寄せられております。
 強引な五輪開催が各方面に過重の負担と迷惑を及ぼしているのみならず、内外からコロナ犠牲者を生む危険性を指摘されながら中止を決定できない現状は、本件に限らず現在の日本の危機管理能力の欠如と認識せざるを得ません。
 五輪問題により重大な問題が新たなに表面化したことになります。
 この新たな視点は五輪中止決定の推進力になることが期待されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──実害を及ぼしだしたIOC 2021年5月25日

皆様


 中止に踏み切れない東京五輪の迷走は、IOCのBACH 会長の「犠牲が必要」との暴言などもあり国民の厳しい反発を招いております。
 米国は遂に渡航中止勧告を発出し、日本への渡航を禁止するに至りました。
 五輪関係の責任者は影響を受けないとしておりますが強弁です。
 去る2月にバイデン大統領は科学に立脚して五輪への立場を決めると表明しており、米国の不参加はこれで実質的に決まったと思われます。

 政治学には「統治とは予見することである」との名言が存在します。
 今こそ最高責任者の決断が求められております。

 大きな欠落はコロナ禍中の東京五輪へ選手団を送る参加国が何か国になるかを調べていないことです。
 例えばインドは参加するでしょうか。
 この際、東京五輪が放射能五輪、詐欺商品などと国際社会で厳しく批判されてきたことを想起して、日本の名誉をこれ以上危殆にさらさないことが求められます。

 強引な五輪開催準備が各方面に及ぼしている過重の負担と迷惑は限界に達しております。
 一日も早い五輪開催中止決定が求めらます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年5月24日


皆様

 

 24日発出の下記BCC発信に対して、積極的に発信される知人から寄せられた反響をお届けいたします。


(その1)

 お考えに全く同感致します。「不道徳で無責任」な行いは必ず報いを受けます。私は先の大戦の昭和20年8月原爆を長崎・広島に落とされてもなお終戦を決断できなかった当時の無能極まりない指導者と今の指導者が重なって見えます。彼のときは天皇陛下がおられましたが、いまは代わる方はおられません。

(その2)
 SNSでは連日、日本国民を生命の危険に晒して五輪強行しようとする政権への怒りで燃えたぎっています。
菅首相は支持率30%に下落。このままでは日本は本当に危うくなります。
(その3)
 醜い五輪の正体が露見しました。
 日本での中止決定で、習主席が東京五輪開催の支持を表明した中国も大統領の出席を発表したフランスも短見だったことを思い知らされるかもしれません。
 

 鄧小平は「黒猫であろうが白猫であろうが,ネズミを捕まえるのがよい猫だ」と述べております。

 五輪中止を実現する政治家の出現が待たれております。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──日本国民の生命を軽視するIOC 2021年5月24日

皆様


 IOC
は緊急事態宣言の有無に関係なく東京五輪を開催する立場を表明しましたが、アスリートへの配慮のみに言及し、日本国民の健康を軽視する姿勢への怒りにも近い強い反発が国内で沸き上がっております。
 五輪の存在そのものへの論議は不可避となったと思われます。
「開催するか否かではなくいかにして開催するか」の大号令の下で作業を強いられている組織委の関係者の過労死の危険性も報じられるに至りました。
 一定の想像力をもってすれば、これが不可能な任務であることは明白の筈です。
 市民社会は当初から、福島事故を完全に無視する不道徳・無責任な東京五輪はとん挫すると予見しておりました。
 事態はその方向で進んでおります。

村田光平
多方面への発信メッセージ ──【町田市民連合】から寄せられた動画 2021年5月22日

皆様


「まちだ市民連合」から知人を通じ寄せられたURL(https://youtu.be/WG-EJwr8Chc>)をお届けいたします。
 内外の市民社会から厳しく批判されている東京五輪開催への異常な執着の背景が、検察当局の動きを視野に入れつつ明快に説明されており、大変参考になります。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──東京五輪の迷走ぶり 2021年5月20日

皆様


 廣野良吉成蹊大学名誉教授より東京五輪に関する下記の傾聴に値するメッセージ(こちら)が寄せられましたので、お届けいたします。

 五輪中止決定に備えての危機管理体制の確立の必要性を訴えてまいりましたが、期待される日本の一新は「人間失格」の誹りを受けかねない再稼働を禁止することを手始めとして、脱原発・自然エネルギー政策の策定、廃炉か石棺かへの対処方針決定を含む福島事故の収束、全ての原発の廃炉の合意を目指す国連倫理サミットの開催などを含むことが期待されます。

 広野先生は中長期的には気候変動対策を初め、諸々の地球的課題の解決と両立する経済再建で誰一人取り残さないよう持続可能な開発目標(SDGs)の早期達成に向けて皆様と共に引き続き訴えていく覚悟を表明されております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年5月18日


皆様

 

 五輪中止決定は日本一新の出発点となると期待しておりますが、本日、国際的に活躍されている知人から声援が寄せられましたので共有させていただきます。

 その中で言及された「国連倫理サミット」の訴えを盛り上げてゆきたいと考えております。

 

村田光平

Sent: Monday, May 17, 2021

まさにおっしゃるとおりです。今日の日本人に一番かけているのが「倫理」。でも、これは日本人にのみではなく、世界中の多くの国々にも言えることではないでしょうか?

永年、先生がご提唱されておられる「国連倫理サミット」が、いよいよ不可欠になりましたね?

今日の世界には、残念ながら、超大人物が見あたりません。誰もが否定できない論理で皆を説得できる人が、、。


多方面への発信メッセージ ──表裏の関係にある五輪と原発 2021年5月17日


皆様

 東京五輪の迷走ぶりは見ておれません。
「大悪事、世直しコロナ立ち上がる」の川柳が頭をよぎります。
 楽天の三木谷氏、ソフトバンクの孫氏等々各方面の開催反対の声は強まる一方です。

 東京五輪は原発と表裏の関係にあることが改めて想起されます。
 福島事故後も原子力村の反省無き健在ぶりは、コロナ危機が深刻するこの期に及んでも人命軽視の姿勢を堅持し五輪開催に執着する姿勢と同類であると断じざるを得ません。

 日本国民の8割強が中止を求めていることが改めて判明しました。
 良識ある海外の市民社会もこの立場を共有するものと確信いたします。
 福島もコロナ禍も”under control” ではありません。
 五輪中止は不可避です。

 倫理に立脚した危機管理体制の確立が急がれます。
 日本の名誉にかかわる問題です。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ ──コロナ感染による日本人死者数 2021年5月15日

皆様


 コロナ感染による日本人死者数は公式発表数のほぼ10倍とのワシントン大学のIHMEの発表が反響を呼んでおります。

 傑出した数学者から寄せられたコメント(こちら)をお届けいたします。

 憂慮されるのは、日本においては五輪史上初めて主要新聞社が五輪のスポンサーになった(!)ことを背景に、発表されている死者数が実態であるかに関する議論が、オリンピックを目前にして見えないことです。東京五輪開催はこのようにコロナ感染による日本人死者数についても影響を与えているのです。

 昨日フランスの知人から競輪の世界チャンピオンJulian Alaphilippe氏が熟慮の結果として、東京五輪不参加を発表した旨の連絡がありました。最近、すでに五輪参加が見込まれている内外のアスリートの方々からも五輪開催への疑念の表明が見られるに至っております。

 内外の市民社会はコロナ危機の深刻化を背景に中止決定は時間の問題であるとの確信を強めております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──近代のスポーツ競技大会として甚だ不公平 2021年5月12日

皆様


 内外の市民社会の有志の方々から東京五輪の開催は無理とする根拠となる情報が寄せられております。特に時差ぼけに関する反論し難い指摘(こちら)が注目されます。

 直面するコロナ危機を「さざ波」と呼ぶ暴論に関しては、ワシントン大学医学部<the Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME) at the University of Washington School of Medicine>が5月6日に発表した調査結果<Covid-19 Coronaによる死者数は公式発表のほぼ2倍(6百90万人)、日本の死者数は10,390ではなく108,320であり、米国が世界で最多の犠牲者90万5000人を生んでいる>が注目されます(こちら)(出典元)


 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──内外で過激化する五輪組織委員会及びIOC 2021年5月11日

皆様


 ワシントン・ポスト紙の「ぼったくり男爵」が象徴する五輪組織委員会及びIOC批判の過激化は中止決定が迫っていることを示唆していると思われます。本10日の衆議院予算委員での審議に見られた五輪開催への異常な執着は最早正当化困難と映じました。 
 変異株による感染者の全国的急増と死者数の大幅増加は国民に衝撃を与えております。
 フクシマ事故の教訓(経済重視から人命重視へ)が改めて想起されます。
 原子力緊急事態宣言下での東京五輪は本来挙行不可能であることを思い知らされているのです。
 東京五輪は内外の市民社会が当初から予見した通り中止になることでしょう。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──Petition Cancel the 2021 Tokyo Summer Olympics! 2021年5月5日

皆様


 東京五輪・パラリンピック中止を求める声が内外で広まっている中、去る5日、日弁連会長の宇都宮健児弁護士 は 五輪中止の署名集めを始め2日で18万人の署名を集めたと報じられております。 <https://utsunomiyakenji.jp/stoptokyoolympic/>

 他方、オクスフォード仏教研究センター上級研究員のBrian Victoria博士は下記メッセージの通り生命を最重視する日本国民の意をくむ立場から、コロナ危機対策への全力投球を可能とするために五輪中止を求めるよう世界の良識に訴えております。

 本件に関するBCC英文(こちら)をお届けいたします。

 内外の市民社会は東京五輪の中止は不可避と判断し、確信し、この期に及んでの五輪の迷走ぶりにあきれ果てております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。



村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ ──東京五輪推進の限界 2021年5月5日

皆様


 東京五輪については国内でようやく開催すべきか否かについての議論がメディアでも始まった感がありますが、海外では下記の通り引き続き開催に反対する論調が絶えません。
 最早議論の余地はなく、強行すればボイコットする国が続出することでしょう。
 インドの二重変異株による悲劇に対して国際社会はできるだけの支援の手を差し伸べだしておりますが、日本の支援の内容は不十分との批判が出ております。
 この際五輪中止を決定し、生じる余力をインドに対する支援に回すことこそ良識、常識との声が聞こえだしております。

村田光平
(元駐スイス大使)

    記

5月5日のThe Washington Postが安倍政権、菅政権のコロナ対策、五輪対策を批判。
https://www.washingtonpost.com/opinions/2021/05/04/why-is-japan-failing-so-badly-vaccinations/

53日 英ガーディアン紙)看護師派遣要請を批判
https://www.theguardian.com/sport/2021/may/03/japan-nurses-voice-anger-at-call-to-volunteer-for-tokyo-olympics-amid-covid-crisis

サンフランシスコクロニクル紙が「東京五輪開催すべきでない」という意見を掲載 53日 共同)
https://this.kiji.is/762126983589183488
多方面への発信メッセージ ──東京五輪(インドの政治家からの忠告)2021年4月27日

皆様


 フジサンケイグループ 傘下の出版社である「 扶桑社 」が運営する ニュースサイトであるHARBOR BUSINESS Online に「 政治・経済  終わらぬ原発災害被害、そしてコロナ禍。その中での東京五輪開催は人道にもとる愚行<元スイス大使 村田光平氏>」の見出しで「月間日本」(5月号)に掲載された私の記事が掲載されました。
https://hbol.jp/242506

 本日のTBSテレビ「ひるおび」で橋下徹氏からは五輪中止か否かは5月中に決める必要があること、その時点で感染者数がステージ2以下でなければ中止とするべきである、意外な政治的決断がなされる可能性があるなどの注目される指摘がありました。一日の感染者数が35万人を超え、死者も2000人以上という深刻な危機を抱えたインドの旧知の有力な政治家より、“The Tokyo Olympics may have a similar outcome though the Japanese, as a people, are far more disciplined than Indians”(日本人はインド人よりはるかに規律のある国民ではあるが東京五輪も同様の結果を生むかもしれない)とのメッセージ(忠告)が寄せられました。(下記追伸ご参照)

 感染力が強く、免疫を回避すると言われるインド二重変異株は既に市中感染が始まっていると見る専門家もおり、今後の感染者の急増が懸念されております。このような状況下で今なお見られる五輪開催の異常な執着は五輪憲章とは全く無縁のものであり、内外で厳しい批判を受け出しており、五輪そのものの存続にも影響を及ぼしかねないと思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 “All strength to your elbow in the crucial months ahead. We went in for a number of state assembly elections, including the one in West Bengal where it was a staggered exercise in eight stages - all calling for huge rallies in which all COVID protocols were ignored, as well as hugereligion-related mass festivals involving hundreds of thousands of unmasked worshippers, that has contributed to the current exponential rise in Covid infections and deaths. The Tokyo Olympics may have a similar outcome though the Japanese, as a people, are far more disciplined than Indians. Whichever
way this pans out, you are to be felicitated for standing up alone for wisdom and good sense. That shows real intelligence and concern for humanity and undergirds your fight for your principles. May you remain blessed.”
多方面への発信メッセージ 2021年4月25日

皆様


 バッハ・IOC会長宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 今朝のTBSテレビ「サンデーモーニング」で東京五輪が新型コロナ対策に与えつつある影響として聖火リレーの出発日を配慮して第2次緊急事態宣言の期間を決めたこと、バッハ会長の来日の関係で
今回の緊急事態宣言の期限を短めに決めたことなどに言及したことを伝えました。

「月間日本」(5月号)に掲載された私のインタビュー記事(こちら)も添付して五輪開催反対意見の国内での取扱い振りを例示しました。

 4月20日改定の「世界平和アピール七人委員会」の声明の中での下記の指摘が注目されます。

「1万5000人という選手、その他審判、役員、スポンサーが世界の感染まん延地からまん延状態が急速に拡大している日本に集まり、市民と接触させないでオリンピック・パラリンピックを安全に行える実効案は何ら示されていない。命を犠牲にした開催となる可能性が十分にあるが、それは言うまでもなく平和の祭典であるはずのオリンピック・パラリンピック開催の趣旨に合致しない」

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年4月24日

皆様


  国連で大いに活躍された廣野良吉成蹊大学名誉教授より私のバッハ・IOC会長宛メッセージに対して傾聴に値するメッセージ(こちら)が寄せられましたので共有させていただきます。
  東京五輪中止の決定が待たれます。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2021年4月23日

皆様


 バッハ・IOC会長宛メッセージ及びこれに関するBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。

 変異株感染者数の急速な増加、大阪における医療崩壊などの現状を伝え、参加アスリートの健康への影響を軽視した予定通りの五輪開催への異常な執着は五輪の徳性を問わしめるに至っていることを指摘しました。また、22日の5チャンネルテレビのモーニングショーで著名な記者により、東京五輪がコロナ対策に与えた影響を解明するべきとの提案がなされた旨を伝えました。そして日本の市民社会はコロナ禍の中での五輪開催の耐え難い負担から解放されることを切望している旨を伝えました。


村田光平

(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年4月20日

皆様


 本日発刊の「月刊日本」(5月号)に掲載されたインタビュー記事(こちら)をお届けいたします。

 同記事の末尾で「広島、長崎の悲劇に見舞われた日本は核、原子力は不道徳であると断言できます。これを支える原子力独裁を含め、歴史の法則の照準に収められていると断言できます」と述べました。

 変異株感染爆発の脅威を前にしての東京五輪開催への異常な執着は五輪そのものの徳性を問わしめるに至っております。


村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年4月18日

皆様


 トリチウムの危険性については、お送りした小柴、長谷川両先生の小泉総理(当時)宛嘆願書(こちら)には1ミリグラムで致死量になり、約2キログラムで200万人の殺傷能力があると指摘されております。

 入口紀男熊本大学名誉教授から「トリチウム汚染水は飲まないほうがよい」との時宜を得たメッセージ(こちら)が寄せられましたのでお届けいたします。


村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年4月16日


皆様

 

 碩学の知人から送付頂いた重大情報です(こちら)

「信なくば立たず」の警告が発せられております。

「世直し」を緊急課題として認識させる情報です。

 是非ご一読願います。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ 2021年4月14日


皆様

 

 下記ニューヨークタイムズの五輪批判記事をお届けいたします。最早中止以外の解決はあり得ないと思わせる内容です。

 

 12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナウイルス感染が収まらずワクチン接種も滞る中で東京五輪を開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって「一大感染イベント」になる可能性があると伝えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97751

 

 また現在の五輪は「ドーピングや贈収賄、選手への虐待」などで「スキャンダルまみれだ」と強調。開催都市の住民強制移転を例に「五輪はホスト都市の貧しい労働者に苦しみをもたらした」などとし、今の五輪に「コストを上回る利益があるのか」と批判した。

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210413/mcb2104131059017-n1.htm

 

Its Time to Rethink the Olympics 

Displacements, human rights violations, health concerns and overspending have dogged the Games in recent years. The Olympic mission is a mess in need of long-term fixing.

(強制立ち退き、人権侵害、健康被害、予算超過など批判される五輪は長期的視野からの改革が必要である)

https://www.nytimes.com/2021/04/12/sports/olympics/olympic-games-boycott-tokyo-beijing.html

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ 2021年4月13日

皆様


 福島放射性汚染水の海洋放出は内外の世論を無視して決められましたが、その背後にかねてからこれに了解を示してきた国際原子力機関(IAEA)の存在があります。東京五輪開催への異常の固執の背後には国際オリンピック委員会(IOC)の存在があります。五輪と原発は表裏の関係にあることが奇しくも表面化したと言えましょう。

 IAEAと電力会社とが職員を派遣するなど特殊の関係にあることは公知の事実です。また、五輪については「 IOC は超世界政府でも超国家機関でもない、私企業の私益追及に人類の命を懸けさせてはならない」との至言が耳に入るようになりました。

 IAEAの改革については大統領、首相経験者の賛同を得ていながら時間切れで発表に至らなかった別添の7年前の「共同声明案」(こちら)が存在します。

 IOCのBach会長に対しては度重ねて福島事故に由来する放射能の危険性に関するメッセージを送ってまいりましたが、このほど下記のメッセージ(こちら)で日本で最も信頼されている原子力の専門家 Arnie Gundersen氏から届けられた情報を同会長に送りました。これに関するBCC英文発信で、原子力緊急事態宣言が解除されていない福島の放射能の危険を無視続けることは不道徳、無責任で歴史の法則に沿うものではない旨述べました。

 この度の放射性汚染水の海洋放出は国際社会に衝撃を与え、現状改革の必要性につき目覚めさせるものと思われます。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。


村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年4月5日


皆様

 

 小泉純一郎元総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 

 小泉元総理は原自連(「原発ゼロ・自然エネルギー促進連盟」)の顧問として細川護熙元総理及び中川秀直元官房長官とともに精力的に脱原発の運動を進めておられることはご高承の通りです。「原子力村」については経産省をも名指しで国民を欺いたことを度重ねて厳しく非難されておりますが、政界では唯一の例です。

 

 本メッセージでは日本の潮目が変わり出したと思わせる事例を挙げ、これに関する英文の発信が海外で反響を呼んでいること、世界の原発全廃の合意達成を目指しての国連倫理サミットの開催が安全保障の見地から急がれることを訴えました。

 

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ 2021年3月31日


皆様

 本日発出のBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。
 日本の潮目が変わり出したと思わせる事例を紹介しました。

 オンライン世界会議の成果(5名の総理経験者による反原発宣言など)、女性裁判官による第二東海原発運転差し止め判決及び集団訴訟での国及び東電の責任を認める判決に言及、さらに変異株による感染増加、その対策に不可欠な検査の抑制の背後にある東京五輪の罪深さ、福島事故の教訓と言うべき440余基の禍根の除去の必要性、その合意達成の場として国連倫理サミットの開催、コロナ感染予防の見地から行き詰まる五輪聖火リレー、「五輪への対応は科学に基づく」とのバイデン米大統領発言に読みとれる商業主義批判、などに言及しました。

 海外の著名な論客から早速重大情報とのコメントが寄せられました。


 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 村田光平
(元駐スイス大使)

多方面への発信メッセージ 2021年3月27日

皆様


 26日、知人から寄せられた米NBC電子版の記事(末尾に添付)の骨子は次の通りです。

 米テレビ局のNBC(電子版)は、元プロサッカー選手で米パシフィック大教授のジュールズ・ボイコフ氏が「聖火リレーの火は消されるべきだ」と厳しく批判したオピニオン記事を掲載したと報じました。 米国内の五輪放映権を持つNBCは、国際オリンピック委員会(IOC)への大きな影響力を持つとされます。

 ボイコフ氏は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中でのリレーは「五輪の華やかな行事のために、公衆衛生を犠牲にするリスクをはらんでいる」と主張。日本の世論調査で大会が国民の支持を得られていないことに触れ、「ワクチン接種は進んでおらず、人々が不安を募らせるのは当然」としたと報じられております。

 また、聖火リレーが東日本大震災の被災地で始まったことに関しても、「『復興五輪』を掲げたが、被災地では復興の遅れを五輪のせいだと考える人が多い」と指摘したと報じられております。
https://www.nbcnews.com/think/opinion/amid-covid-fears-tokyo-olympic-games--kicks-it-ncna1261978

 東京五輪に関する国際社会の批判は確実に高まりつつあります。
 昨年、カナダは東京五輪不参加を一旦表明するに至ったことが想起されます。
https://www.bbc.com/japanese/52000370 

 コロナ感染第4波の到来が深刻に懸念される中で始められ、辞退者も出始めている聖火リレーの今後の動向は注目を要すると思われます。

村田光平
(元駐スイス大使))
多 方面への発信メッセージ 2021年3月25日


皆様

 

 F1の原発建屋の崩落の可能性につき入口紀男熊本大学名誉教授にお願いしてご見解をお寄せいただきましたので共有させていただきます(こちら)。 私が赤字を付した部分だけでも想像を絶する危険な可能性が指摘されております。

 

村田光平

多 方面への発信メッセージ 2021年3月24日


皆様


 フクシマ事故の教訓を無視する東京五輪が原発同様の経済重視、生命軽視により変異株感染対策への全力投球を明白に妨げております。罪深いことです。聖火リレーは辞退者の続出により頓挫する思われます。

 原子力については専門家より市民の直観の方が信頼できるということは立証されております。
 田中俊一原子力規制委前委員長の「選択」誌での徹底した下記の「原子力村」批判が想起されます。
<日本の原子力政策は嘘だらけ。いまだに核燃料サイクルに拘泥し、使用済燃料を再処理して高速増殖炉でプルトニウムを増やすことにより、数千年のエネルギー資源が確保できるという嘘を言い続けてきたことが最大の問題。>

 原子力規制委員会は、東京電力柏崎刈羽原発で テロ目的などの侵入を検知できない状態が続いていた問題をめぐり、 東電に対し、核燃料の移動を禁じる事実上の運転禁止命令を出す方針を決めました。また、東電が目指す7号機の再稼働に向けた手続きを当面、保留することも決めました。

 核燃料サイクル政策がこの期に及んでも放置されていることに絶望感すら覚えます。
 日本は確実に過酷事故再発への道を進んでおります。

「原子力村」の「嘘」、「出鱈目」に対しては哲学でしか対抗できません。
 倫理・道徳の問題です。

 脱原発を実現する意思と能力を備えた実績のある総理大臣の誕生による日本再生が待たれます。
 そして国連倫理サミットを開催し脱原発の国際化を実現し、4440余基の原発という禍根を取り除くという目標に向かっての旗振り役を果たすことこそ福島事故の教訓を生かす道です。

 幸い潮目の変化が看取されだしており、その背景にある老子の「天網」の成果が希望を与えております。
 不道徳を成敗する「歴史の法則」が支えになります。
 唯一の被爆国の日本として不道徳と断言できる「原子力」は歴史の法則の照準に収められていると断言できます。


 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年3月21日

皆様

(下記3月20日付け工藤工博士に関するメッセージに関連して

 江口工氏は鉱研工業社長に26年間在職された方です。
 F1から10数キロ離れたと
ころにある銅、ニッケルなどを産出したあとの広大な地下の空間の一部に、現在F1の地上に蓄積した124立方メートルの放射性汚染水を受け入れる案を当局に提案しているとのことです。
 現在、東電は福島汚染水の海洋放出および大気への放出の2案を検討しております
 が、これら両案は内外の激しい反対により立ち往生しております。
 市民の立場からも上記の地下貯蔵案は現実的解決として検討に値すると思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月20日

皆様


 2014年5月に福井地裁で関西電力大飯原発(福井県)の運転を差し止める判決を言い渡した樋口英明元裁判長より、18日の水戸地裁と広島高裁の判断について旬報社からの依頼に応えての寄稿文をお送りいただきましたのでお届けいたします。市民の直観の重要性に関する私の返信を添えてご報告いたします(こちら)

 この度の東海第二原発の差し止め判決の裁判長、そして前日の札幌地裁、同性婚を認めないのは違憲とした判決の裁判官も女性でした。


村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月20日

皆様


 地震が頻発する中で特に憂慮されるのは原発建屋の崩壊です。
 F1の原発建屋の重量は20万トンとのことです。
 地下開発の権威として著名な工藤工博士によれば、ある著作の中で4000トンと記したところ関係者から一基につき20万トンとするよう連絡があったそうです。地盤は河床で軟弱だけに、しかも堅固な基礎作りも施されておらず、その安全性の欠如に衝撃を受けたそうです。
 余震を含めかくも頻繁に地震で揺さぶられれば遠からず崩壊する危険があると考えるのが自然です。
 工藤博士はチェルノブイリ事故の翌日ソ連政府から要請を受け、近隣の河川に放射能が流入するのを防ぐよう要請され、その任務を果たした方です。福島事故直後には地下ダムを作り山側からの地下水の流入を防ぐことを提案したが、菅総理まで了承した同提案は東電が1000億円の経費は株主総会で認められないとして実現しなかった経緯があります。これが実施されていたら汚染水問題は生じなかったはずと悔やまれております。
 地震が発生するたびに関係する原発に異常は認められなかったと発表されるのが常となっておりますが、上記の実態に鑑みれば早急に対策を講ずることが求められます。
 今夕、工藤博士に本メッセージの内容をお知らせしたところ全くその通りとの返答をいただきました。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月19日

皆様


 昨日オンライン講演を行いましたが、傑出した市民の方々のお考えで啓発されました。
 25日に予定された聖火リレーの開始がやはり緊急宣言解除の背景にあることが否定できません。
 心ある方々は深刻化する一方のコロナ禍の現状での聖火リレーに納得しておりません。
 辞退続出も予見されます。

 地震の頻発が大変気がかりです。
 福島で何か大変なことが起これば五輪中止が決定します。
 東京五輪は福島対策、コロナ対策への全力投球を妨げており、不道徳、無責任と断定できます。
 歴史の法則により頓挫が不可避の筈です。
 五輪中止が決定すれば日本は一変に向いだします。
 市民の直観は変異株によるコロナ第4波を予見しております。
 フクシマ事故を忘れさせようとしている現状の改善が急がれます。
 日本の名誉がかかっております。
 日本からの働き掛けにより東京五輪中止を実現するために影響力のある方々のご尽力をお願い申し上げます。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月17日

皆様


 菅総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 同メッセージ中の下記3点に特に注目いただきたく存じます。

<放射性廃棄物の処理の解決なくしての原発稼働は不道徳・無責任そのものであり、人間失格のそしりを免れません。>

<今後の悪夢は死者数の増大を伴う変異ウイルスの感染爆発です。PCR検査の本格的拡充が緊急課題です。この見地からも五輪中止の決定の緊急な必要性を強く訴える次第です。>

<3月25日には聖火リレーが始まる予定ですが、五輪憲章の商業主義による死文化により、その理念が実感されない下での実施は関係者に迷惑と受け止められ出しており、始めてもとん挫するものと思われます。>

 本日の報道によれば神奈川県で初めて変異株感染者2名が死亡ました。英国変異株の致死率は55%、感染率は70%高いと確認されたとのことです。


村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月13日


皆様

 

 東日本大震災十年にあたっての所感をお伝えする中西経団連会長宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

「経済重視から生命重視へ」と言う福島事故の教訓を忘れている日本の現状は経済界に責任の一端があることは否めません。福島事故を経験したにもかかわらず、再稼働を容認する日本と倫理を重視し脱原発に踏み切ったドイツとの差に注意を喚起させていただきました。

 放射性廃棄物の処理について成案なくして原発の運転を認めることの不道徳・無責任はもはや限界です。改めなければ人間失格のそしりを免れません。

 歴史の法則の表面化を待望しております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年3月12日

皆様

 尊敬する旧知の知人からこの度開催された東北大震災10周年を記念するオンライン世界会議https://20210311.genjiren.com/の報告(こちら)が寄せられましたので共有させていただきます。

 最近看取される内外での潮目の変化を実感させるものです。

 基調講演は小泉純一郎元総理及び小出裕章氏が行われ、小泉、細川、村山、菅、鳩山5名の各元総理の脱原発を添える宣言が発出されるなど、画期的進展が
内外に発信されました。

 世界に先駆ける新生日本の息吹を感じさせる一日でした。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月11日 東日本大震災十年


皆様

 

 東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から10年がたちます。国会事故調査委員会は「事故は明らかに人災」とする報告書を提出しましたが、7項目の提言はほとんど顧みられず、背景にある「規制の虜」の問題も残ったままです。

 

 原発に対する「安全神話」は国民を欺くものでありましたが、誰もその責任を問われておりません。

 

 地震大国、津波大国、台風大国、水害大国の日本は、同神話に立脚する原発を全廃する責務があるのに、放置されております。しかも福島事故の「経済重視から生命重視へ」という教訓を忘れ、「放射能安全神話」を導入し、「原子力タブー」を温存して無責任、不道徳のそしりを免れない原発の再稼働が図られております。

 

 しかも福島原発事故調直後に発令された原主力緊急宣言が発令中にもかかわらず、また、福島の状況が<under control>からほど遠いにもかかわらず東京五輪を招致するという過ちが犯されました。

 

 

 コロナ・パンデミックは世界的に深刻度を増しており、先行きは不透明です。東京五輪については内外の市民社会は中止以外ありえないとみております。日本による福島事故対策及びコロナ対策への全力投球を妨げていることは罪深いと受け止められております。国際的にも福島事故に由来する放射能の危険性を無視していることが批判され、「放射能五輪」の綽名が生まれております。

 

 特に深刻な東京五輪の影響は、発表される新型コロナ感染者の数を低く抑えるためにPCR検査の実施に重大な影響を与えたことです。コロナ検査数ランキング世界146位です。

 

 今後の悪夢は死者数の増大を伴う変異ウイルスの感染爆発です。

すでに北海道への拡大が伝えられるなど、真剣な対応が急務となっておりますが、PCR検査の本格的拡充が緊急課題です。この見地からも五輪中止の決定の緊急な必要性を強く訴える次第です。

 

 3月25日には聖火リレーが始まる予定ですが、五輪憲章の商業主義による死文化により、その理念が実感されない下での実施は関係者に迷惑と受け止められている兆候も見られるようになり、その先行きが懸念されております。

 

 このほどドイツでは「福島を忘れるな」「440基余の原発の廃炉を」などの訴えを掲げるデモが行われたと報じられました。ドイツは福島事故直後、メルケル首相が倫理重視の体制を作り脱原発を決定いたしました。上述の日本との差が際立ちますが、経団連は8日、2050年の脱炭素社会実現に向け、原発の継続活用などを柱とした提言を公表し、最長60年間に限定されている原発の運転期間の延長を検討するよう政府に求めたと伝えられます。まだ続く原発への執着に市民社会はただ唖然とするのみです。

 

 

 最近、不道徳の永続を許さない歴史の法則(天地の摂理)の表面化に伴う内外での潮目の変化が実感されます。

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故の10周年を契機として新生日本の歩みが踏み出されることを期待してやみません。

 

 

村田光平

(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年3月8日

皆様


 小泉元総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自連)は、エネルギーシフトを推進する世界の動向を日本に伝え、福島原発事故10周年を迎える日本の現状と課題を世界に発信するため、311日にオンライン世界会議を開催します。
 当日、憲政記念会館で小泉元総理と小出裕章氏の基調講演が予定されております。

 内外で潮目の変化が看取されます。
 五輪の陰の部分が原発及びナチとつながっていることが五輪の不道徳振りで露呈したと受け止められております。

 コロナ変異株の感染拡大により五輪聖火リレーは中止の可能性が強まったと思われます。
 五輪自体についてもある論客から次のメッセージが寄せられております。
<「何が何でも」という発想から抜け出ない限り日本の前途は誠に厳しいものがあります。 中止という結論が理性的な判断からなされるか、、相も変わらぬ「撃ちてし止まん」的発想で土壇場で自滅するかは同じ中止でも全く異なると思います。>

 内外の市民社会の良識は引き続き100%中止を予見しております。
 コロナ変異株の感染爆発の悪夢を前にしてようやくPCR検査の抜本的強化が始められることとなり、対五輪忖度は限界に達しつつあるかに思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年3月5日


皆様

 所感をお届けいたします。

 3月25日の五輪聖火の出発日が緊急宣言の延長の期限(3月21日)に影響を及ぼしていることが看取されました。5日に報じられたThe Time 紙の「東京五輪を中止するときが到来」との記事は反論の余地がありません。

 昨年2月のBACHIOC会長の来日の際、日本での感染者発生数を減らすためPCR検査能力を低く抑える方針が決定されたとの巷間の噂の正しさは、検査拡大による変異株対策の欠如の現状が立証しております。これは必要不可欠なことであるはずです。

 フクシマ事故収束への全力投球、さらには新型コロナ危機への全力投球を妨げている東京五輪の影響は深刻であり、緊急な対応が求められます。

 五輪の商業主義についてはバイデン米大統領の「五輪出席については科学に基づいて判断する」との最近の発言が想起されます。

 五輪改革論議が始まっておりますが、遂にその廃止まで国際機関で傑出した経済専門家として活躍した実績のある方が訴えだしているとの情報に接しました。

 五輪中止に備えての危機管理が求められます。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 村田光平

(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年3月2日

皆様


 内外の良識ある市民社会は東京五輪は中止以外にはあり得ないと判断しております。

 何が何でも開催という横車の押し方は下記の原発推進と完全に一致しており五輪は原発と表裏の関係にあることを改めて示しております。

 生命軽視の不道徳そのものです。

 歴史の法則はその結末を予見させております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年2月27日


皆様

 

 旧知の米国の友人から送付頂いたEconomist誌の記事に関するBCC発信(こちら)をお届けいたします。チェルノブイリ事故処理を指揮したAntoshkin将軍の逝去に関するものです。

 同記事に関してAntoshkin将軍は2011年に福島上空で復興の動きの遅さに驚き、全世界に助けを求めるべきであったと感じた旨を特記しました。また、BCC添付の所感を記しました。

 

 新型コロナウイルスも放射能も目に見えませんが対応ぶりには相違が見られます。放射能は隠匿により保護されているのです。不道徳です。歴史の法則はこれをいつまでも許すことはないでしょう。

 

 なお、同記事ではチェルノブイリでの復興石棺を建設しての復興ぶりが紹介されており、福島の復興の遅れが際立って感じられます。

 

 村田光平

(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年2月24日


皆様


 茂木外務大臣宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 

 特記されるその内容は次の諸点です。

 バイデン大統領の「米国の東京五輪に対する態度は科学に基き判断する」との発言は「何が何でも五輪開催」の立場に伺われる商業主義を切り捨てるものとの私見を伝えました。

 特に急がれるのは国連倫理サミットを開催し脱原発の国際化についての合意(残存する440余基の廃炉)を達成することであり、これこそ忘れられたフクシマ事故の教訓である旨述べました。

 また、平和には母性文化が不可欠であり、母性文化に立脚する母性文明の台頭は弱者の救済及び男女平等の促進に大きく貢献する旨指摘しました。

 

 2月19日の東京高裁の判決(国及び東電双方に賠償金の支払いを命じる)は潮目の変化を反映しており、将来の展望に希望を与えるものと言えます。

 フクシマ事故10周年の記念行事が内外で予定されており、今後市民社会の声が大きく盛り上がることが予見されます。

 

 村田光平

(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年2月22日

皆様


 2月22日に開催された人間・自然・科学研究所主催の「国際Zoomシンポジウム」において講演を行いましたのでご報告いたします(講演内容はこちら)
 特に強調したのは次の諸点です。

1.平和には母性文化が不可欠である(母性文化・父性文化の対照表はこちら)

2.母性文化に立脚する母性文明の台頭は弱者の救済及び男女平等の促進に大きく貢献する。

3.放射能の危険性を無視することへの対策の必要性。440余基の世界の原発は重大な安全保障問題。こうした認識は核廃絶への関心を身近になものにする。

4.脱原発の国際化が望まれる。国連倫理サミットは核廃絶への入り口として早期開催が望まれるが、脱原発についての格好の合意達成の場となりうる。日本外交の緊急課題である。

5.核拡散の防止と原発の促進という両立できない使命を与えられたI.A.E.A,の改革は急務となった。

6.核エネルギーの軍事・民事利用双方の犠牲となった日本は「核エネルギーは不道徳である」と断言出来る。

7.日本は核廃絶を世界に訴える歴史的使命を有するが、不道徳の永続を許さない歴史の法則はその展望に希望を与える。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。


 村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年2月17日

皆様

  知人から、『「放射能の安全神話」に立脚し、福島事故隠しに利用されていると海外メディアに指摘される東京五輪、そして、コロナとフクシマ沖の地震、トドメをさすに足る事態ですね』とのメッセージが寄せられました。

  東京五輪の不道徳・無責任・罪深さに国民は目覚め出したと思われます。
  地震の脅威に対する商業主義の鈍感振りに、市民社会は呆れております。
  IOCを含め、この期に及んで五輪開催に異常に固執する関係者の態度に内外の市民社会はただ言葉を失っております。

  17日、島根県の丸山達也知事による政府のコロナ対策批判及び同県の聖火リレー中止を示唆する発言は、添付した金子勝教授の五輪の現状批判(こちら)と相まって既に始まっている五輪改革論議の活発化を招くものと思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年2月14日

皆様

 次から次へと東京五輪を中止に追いやる事象が発生しております。
 パンデミックの深刻化、森会長の差別発言、同会長交代騒動、そして極め付きは昨夜の大地震の発生です。
 関係者に衝撃を与えたバイデン大統領の「五輪出席の可否は科学に基づき判断する」との最近の発言は、昨夜の大地震とともに五輪中止を予見させるものと言えます。
「放射能の安全神話」に立脚し、福島事故隠しに利用されていると海外メディアに指摘される東京五輪は五輪そのものの存続についての論議を招く結果をもたらしました。

 その一例として廣野良吉成蹊大学名誉教授から寄せられたメッセージ(こちら)をお届けいたします。

 五輪中止決定がもたらす広範な影響につき今から対応を検討する必要性が改めて痛感されます。


村田光平
(元駐スイス大使)


追伸 知人より、<昨晩の地震は震災10年を迎える日本に「10年前の大震災、福島事故を忘れてはいけない。しっかり復興に全力を注いでもらいたい」との警鐘に感じました>とのメッセージをいただきました。
多 方面への発信メッセージ 2021年2月12日

皆様


 バイデン米大統領宛メッセージは内外から心強い反響が寄せられております。
 同メッセージの内容を紹介したBCC英文発信が評価され心強い反響があり励まされております。

 反響例を下記(こちら)の通り在日米大使館担当官に報告しました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ 2021年2月12日

皆様

 1
29日付 バイデン大統領宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。

 バイデン大統領に対しては、厳しい試練を乗り越え米国の民主主義を守られたことに祝意を表しました。また、女性のハリス副大統領誕生の意義を指摘し、430基の原発の存在は安全保障問題であり、その除去が求められることを指摘し、核廃絶、地球倫理の確立、母性文明の導入などの入り口としての国連倫理サミットの開催への支援を要請しました。そして、コロナ危機が深刻する中で、日本はできるだけ早く東京五輪関係の巨額の財政負担から解放される必要がある旨指摘しました。

 森元総理の224日のご発言(何が何でも開催)は東京五輪と原発が表裏の関係にあることを立いたしました(生命よりも経済重視)。この度報じられたバイデン大統領の「米国の東京五輪に対する態度は科学に基づき判断する」との発言は「何が何でも五輪開催」の立場に伺われる商業主義を切り捨てるものだと思われます。米国の五輪参加の可能性の判断材料として関係方面与えた衝撃のほどは容易に推測されます。

 森喜朗五輪組織委会長の辞任は五輪中止の序曲となりうるとの見方も可能であり、かねてから指摘されている危機管理体制による対応を含め真剣な対応が求められます。

村田光平

(駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ 2021年1月24日

皆様
 
 核兵器禁止条約発効により「核なき世界へスタート!」の新局面の到来の機会に思いつくコメントをお届けいたします。
 
 世界の主流は今だに430余基の原発の存続を容認しております。天災の激甚化、老朽化、人的ミス、核テロ等々を勘案すれば原発の過酷事故の 再発の可能性 への真剣な対応が求められます。福島についてもFIの1~3号機の冷却プールに1500余の燃料棒が残されており、世界が動いた4号機危機と 全く同様の真 剣な対応が求められております。
 
 東京五輪に隠された最大の罪深さは「放射能安全神話」に同調した放射能の危険性無視です。これを改めさせることが核なき世界への現実的第一 歩とすること が望まれます。原爆の恐ろしさはその破壊力に加えて、もたらされる放射能災害だからです。このような認識は全世界の核廃絶への関心を身近なも のとすると思 われます。核廃絶が一般市民になじめない軍事問題ではなく身近なものとしてとらえられる効果が期待されます。
 
 この立場からすれば、ようやく日本が達成しつつある脱原発の国際化が強く望まれます。このことに関して、福島原発事故により日本の国民と国 土が甚大な被害を被ったことは、原発の存在は世界の安全保障問題であることを立証するものであると言えます。
 
 国際的に理解が深まりつつある国連倫理サミットは地球倫理の確立、父性文明から母性文明への転換、そして民事、軍事を問わない核廃絶への入 り口として、その開催実現が益々望まれます。
 
 皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月19日

皆様
 
 このほど上智大学のマスコミソフィア会の会報誌「コムソフィア」に「今なぜ国連倫理サミットか」と題するインタビュー記事(こ ちら)が掲載されましたのでお届けいたします。
 インタビューアーは「ルーメル神父を語り継ぐ会」代表で「縄文道」の提唱者である加藤春一縄文道研究所代表です。日商岩井出身の同氏は約 100名の社長を含めた経営幹部を紹介したエグゼクテイブ・サーチの社長を経験した方です。
 なお、本日AP記者の取材に応じ、東京五輪について本記事で指摘した諸点を指摘いたしました。同記者の協力的な姿勢に意を強くしました。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月17日

皆様

 13日付英紙「The Gardian」に続き、米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は15日、東京五輪の開催見通しが日々厳しさを増しており、第二次大戦後、初の 五輪開催中止 に追い込まれる可能性があると伝えました。IOCの最古参委員のDick Pound氏の五輪開催の先行きを懸念する新たな立場にも言及しております。16日付産経新聞もこれを報じました。
 特に注目されるのは2月27日に予定されたIPPNWドイツ支部主催による専門家会議”10 Years Living with Fukushima"の開催です。
https://www.fukushima-disaster.de/information-in-english/program.html
 同会議では福島原発事故のもたらした放射能災害の実態の詳細が汚染水の海洋放出問題を含め、取り上げられることになっております。 IPPNWにより「放 射能東京五輪」とまで呼ばれていることに鑑みれば、この場で「事故隠し」及び「放射能の危険性無視」は厳しく批判されることが予見されます。
 最近の発信に対しては傑出した専門家の方々からコメントが寄せられておりますので紹介させていただきます。

(その1)
日本的意思決定のあり方が正に問われています。
関係者の殆どが東京五輪は「もはや実施できない」と思っているにも関わらず誰も言い出しません。言い出せません。あの戦争ですら原爆2発落と されてようやく決めたくらいですから。
IOCの誰かが言い出してくれるのをじっと待っているのではないですか。
(その2)
東京五輪は開催を強行しても、日本の国民体育大大会(国体)か、それよりやや勝る程度のさびしい催しとなるかもしれません。
アメリカでワクチン接種が行われていますが、1日あたり 20万人です。このペースでは、日本でも全国民に接種するには 1年 9か月かかります。
バイデン政権はアメリカから選手団を送らないかもしれません。
発展途上国では、優れた選手がいても、事情により選手団を送ることができない可能性が高くなっています。
NBCは、スポンサー企業からテレビ放映のコマーシャル料 12.5億ドル(1,300 億円)をもらっていて、すでに使い込んでいますが、 スポンサー企業としては、コマーシャル料を支払った意味がだんだんなくなってきています。
(その3)
最近になって、ようやく『コロナ災厄は自然災害と同じ』する意見が出始め、『救える命から真っ先に救う』という『トリアージ』などという災害 用語まで散見されるようになりました。
地震や火山噴火などと同じように、誰もコロナ災厄の発生を予知・予測することができませんし、厄介なことに収束&終息の見通しもたちません。
どこが発生源か、責任があるのか?を追及するのではなく、先進各国が手を携えて、コロナ災厄に立ち向かわなければならないのに、日米ともに 数々の失政によって、人為的災害に発展してしまいました。

 上述の通りコロナ禍が深刻化する中で五輪中止に向かう流れが確実に看取されるに至っております。日本の潮目の変化をももたらしうる中止決定 後に思いを馳せるとき、これによる財政負担の軽減を弱者救済に回す体制の必要性が今から痛感されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月16日

皆様

 13日付英紙「The Gardian」は日本における新型コロナ感染の状況悪化を取り上げ、IOCの最古参委員のDick Pound氏の五輪開催の先行きを懸念する新たな立場に言及し
ております。
 また、同紙は日本における感染者及び死者が諸外国に比べ格段と少ない背景を「ファクターX」と称してきたことは「ファンタジー」に過ぎない と断じております。
https://www.theguardian.com/world/2021/jan/13/tokyo-2020-head-says-impossible-to-delay-olympics-as-public-opposition-grows
 コロナ患者が一万人近くも入院先が決まらない医療崩壊の現状は誠に深刻です。米国、欧州等で見られる惨状が日本とは無縁とは断言できなく なった雲行きです。
 PCR検査の抜本的拡充が不可欠であることが漸く理解されだしたようです。PCR検査抑制は昨年2月のBach IOC会長の来日の際、五輪延期が決定した際の暗黙の了解であり、喧伝される「厚労省の頑迷な立場のせい」ではないとは大方の見方です。
 コロナ禍危機が深まる中での東京五輪中止決定は、計り知れない影響を生むこと必定で、かねてより指摘されてきた危機管理体制を必要とする深 刻な事態の現出です。
 日本の潮目の変化をもたらしうるこうした状況の下での市民社会の役割に益々期待が寄せられます。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 福島における放射能汚染の現状に関する著名な専門家Arnie Gundersen 氏から寄せられたメッセージです。
https://www.fairewinds.org/demystify/radioactive-isotopes-measured-at-olympic-and-paralympic-venues-in-fukushima-prefecture-and-tokyo-japan?ss_source=sscampaigns
多方面への発信メッセージ 2021年 1月14日

皆様

 バッハIOC会長宛メッセージ(こちら)を 転送いたします。
 菅総理の記者会見での緊急事態宣言の7県追加決定、医療崩壊の現状に言及し、世論調査での東京五輪開催支持は2割以下であること、日本は福 島事故後に発出された緊急事態宣言を加え、二つの緊急宣言下にあり東京五輪開催の見通しは自明である旨指摘しました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月12日

皆様

 遂に医療崩壊が始まってしまいました。福島事故の教訓(経済重視から生命重視へ)を無視した結果と言えます。
 事態は本当に深刻です。
 東京五輪は原発と表裏の関係にあるので、福島無視の現状放置の致命的な結果が憂慮されます。
 とりわけ再稼働中の原発の過酷事故の再発は絶対に許されず、一刻も早くこの禍根をなくそうとしないのは「日本病」の症状にほかなりません。 重症化です。
 原発安全神話から放射能安全神話への変わり身にしても誠に無様です。
 福島原発事故を起こしながら不可解にも存続を認められた東京電力が、この期に及んで巨額の融資をして最も危険とされる東海第二原発の再稼働 を実現することなど断じて許せない筈です !
 最近耳にした次のアインシュタインの言葉が想起されます。
「悪い行いをする者が世界を滅ぼすのではない。それを見ていながら何もしない者が滅ぼすのだ」
 皆様のご理解とご尽力をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月8日

皆様

 バッハIOC会長宛メッセージ(こちら)を 転送いたします。
 6日に報じられたディック・パウンドIOC委員の発言に関して「東京五輪 割り込み接種で開催目指す。狂気の沙汰」と批判する1月9日付 〈日刊 ゲンダ イ〉の記事を紹介しました。同記事が医療崩壊の状況下で5000名の医療従業者を動員することは不可能であると指摘していること、専門家は一 様に緊急事態 宣言の期限は延長されるとみていることなどを伝えました。
 不道徳な東京五輪の中止決定は新しい日本の胎動を生むものと信じます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2021年 1月3日

皆様

 一日付ガーディアン紙は日本における新型コロナ感染危機の深刻化を伝え、東京五輪が強引に開催される可能性は残るにせよ、コロナ疲れの国民 の五輪熱は冷めきっているとの趣旨を伝えております。
https://www.theguardian.com/sport/2021/jan/01/fresh-fears-for-tokyo-olympics-as-host-city-sees-surge-in-covid-19-infections
 2日、東京近隣の3知事は事態の急速な悪化を前に緊急事態宣言の発令を政府に要請するに至っております。
 このような事態を招いた責任の一端がコロナ対策への全力投球を妨げている東京五輪にあることは明白となりました。五輪配慮から政策として PSR検査を抑 制しているとの広く共有されている憶測を根拠付ける情報が下記の通り寄せられております。経済界出身の中国通の方がこのほど発信されたメッ セージです。

「これはあくまでも笑い話と思っているが、巷の噂話として安倍政権は本年2月に東京都知事とIOCから来年への東京オリンピック延期の言質を 取るための話 し合いを行い、日本での感染者発生数を減らすためPCR検査能力を低く抑える方針を決定したとの話が存在している。その結果かどうかは不明だ が、5月末現 在のPCR検査能力はドイツの一日20万件、中国の484万件に対して日本は僅か1万5千件のみであり、その感染者数の少なさから「アジアの 奇跡」と称さ れた。」

 上記に鑑みれば、もはや五輪中止決定を引き延ばす正当な理由は皆無と言わざるえません。
 コロナ感染の飛躍的増加は遂に潮目の変化を生み出そうとしております。
 このように、歴史の法則に沿う「世直しコロナ」の実績は増える一方です。
 コロナ後が到来する暁には、倫理、哲学に立脚した新世界秩序の構築を目指すべきだとの見解が有力になるものと確信いたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 12月26日

皆様
 
 本日、日経夕刊に「五輪開催 公に議論を」と題する別添の安田秀一氏の記事(こ ちら)が掲載されました。
 同氏は明確に中止の立場をとることは避けていますが追加経費、感染対策、猛暑対策等々の問題を指摘して反対の立場をにじみ出させておりま す。
 
 本日、バッハIOC会長宛に下記のメッセージを発出し医療崩壊が迫りつつある状況を伝えるとともに、この記事を届けました。また、下記の BCC英文発信でこのメッセージを紹介し、中止の決定如何に五輪の将来と名誉がかかっていると指摘しました(こ ちら)
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 12月12日

皆様

 コロナ感染の第三波が深刻化し、医療崩壊が不可避と言われだしたこの年末年始を前にして、所感をお届けいたします。

「経済重視から生命重視へ」という福島事故の教訓を忘れることの代価を思い知らされつつある中で、内外の市民社会は、2021年10月スイス での「世界倫 理会議」の開催に漕ぎ付けました。世界が直面する危機が文明の危機であり、その真因が倫理の欠如であることが認識されるに至ったからと思われ ます。
 他方、力と支配に立脚する父性文明から、倫理と連帯に立脚する母性文明への移行が求められており、その動きが実感されるに至っております。
 このように確認される人類と地球を守る天地の摂理(歴史の法則)の存在に未来への希望が見出されます。
 老子は、あらゆる悪事は最後には露見して罰せられると諭しております。
 不道徳の永続を許さないのが歴史の法則です。
 皆様の御健康を心からお祈り申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 この書簡の趣旨を下記の通り(こちら)バッ ハ国際オリンピック会長を始め、BCC英文発信で海外に伝えました。
多方面への発信メッセージ 2020年 12月12日

皆様

 IPPNWからのメッセージを伝えるバッハIOC会長宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 日本では新型コロナの感染状態が自衛隊が地方自治体の応じて援助に乗り出すほど深刻化している旨指摘し、コロナ対策への全力投球を可能にす るために必要な東京五輪の中止決定を改めて申し入れました。
 来年2月にドイツで開催される国際シンポジウム「事故後10年間の福島の実態」にも言及しましたが、福島事故隠しはこれにより終焉すること が予見されます。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 12月11日

皆様

「放射能東京五輪」のキャンペーンを進めてきたIPPNWより寄せられたメッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 福島事故隠しと原子力の推進が東京五輪の目的であると指摘し、その危険性を五輪参加が予定される著名なアスリート宛に知らせるメッセージが 添付されております。
 2021年2月27日には10年間の福島の健康被害を分析する国際シンポジウムが予定されております。
 このメッセージが意味することは自明であり、日本は傷ついた名誉回復への対応に一日も早く取り組むことが求められます。
 本メッセージはBach IOC会長に転送いたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 12月9日

皆様

 東京五輪の無責任・不道徳を放置することは末代まで日本の、そして日本国民の名誉を傷つけことになると思われます。医療崩壊を前にして国民 世論を背景 に、日本のマスメディア・コメンテーターは、東京五輪の中止を旗幟(きし)鮮明にすべきではないかとの声が大きく盛り上がりつつあります。

 現状を憂える知人から寄せられた五輪中止決定の訴え(こ ちら)を市民社会の切実な訴えとしてお届けいたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 12月8日

皆様

 原発に関しては市民の直観が専門家の知見を上回ることが立証されております。
 この直観からすればGo to Travelは新型コロナの感染を拡大するものであり、事態が収束するまで中止するのが正解です。

 医療崩壊が現実のものとなりつつある状況下で来夏までその延長を決めるなど論外です。
 深刻な政治不信を招くこと必定です。

 このような現状の下で今なお五輪開催の方針を堅持することは異常としか言えません。
 福島事故を隠し、千万人規模の海外からの観光客を誘致すること自体異常です。福島事故に由来する放射能の危険性を東京五輪同様に全く無視す ることがその前提となります。

 原発事故の発生を否定できなくなった現状の下で原子力村は「放射能安全神話」で対応しているといわれる所以です。

 無責任・不道徳な再稼働を認めた原子力規制員会が大阪地裁により大飯原発3,4号機の設置許可を違法と判断されたことは新たな時代の到来を 思わせる画期的進展です。

 歴史の法則・天地の摂理が益々実感され希望が湧くのを覚えます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 12月6日

皆様

 市民社会の心ある一員から大飯原発許可取消の判決に関して次のコメントが寄せられました。

<昨日の大阪地裁(森鍵一裁判長) 母体の「関西電力」ではなく“原発の番人”「原子力規制委員会」であったことが大きな意味を持つと考えま す。“快挙”と云っても良いかも知れません。>

 原発の安全委責任を負わないと自称する「原子力規制委員会」に再稼働を認める権限を与えているのが原子力行政の実態です。最近目立つ「歴史 の法則」の表 面化に沿って、この判決が原子力独裁崩壊への第一歩となることが期待されます。五輪と原発が表裏の関係にあることから、五輪中止決定はその方 向で影響を与 えるものと思われます。

 日本の命運を左右する過酷事故の再発は何としても防がねばなりません。一日も早くすでに認められている再稼働の取り消しが求められます。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 3日付NEWSWEEK誌の東京五輪の開催を疑問視する記事をお届けいたします。
https://news.line.me/issue/oa-newsweekjapan/k6zidry2u8rj
多方面への発信メッセージ 2020年 12月2日

皆様

 知人から寄せられた本間龍氏の東京五輪の今後に関する掘り下げた分析をお届けいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=3611BCPXpuQ&feature=youtu.be

 中止の決定は不可避と思われます。
 来年3月のIOC総会で唯一の立候補者となったことからBach 会長の再選は確実と報じられました。
 中止決定の時期は早まる可能性が生じたと思われます。

 コロナ対策で成功している中国およびニュージーランドは経済よりも生命重視を明確に選択しており、この立場が「経済も、生命も」の中途半端 な政策よりも結局は経済を救う成果を生んでいることが示されております。

 新型コロナ感染の深刻な先行きが憂慮される状況が全力の対応を必要としていることは多言を要さず、五輪中止に伴い不要となる資金をこれに充 てることが求められます。

 本間龍氏は福島原発事故の国会事故調に類するものを設置し、兆円規模の損失を招いた背景を調査することを提言しております。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 11月30日

皆様

 医療崩壊が深刻に憂慮されだしております。
 閣議決定で新型コロナ終息後とされた「Go to Travel」が感染深刻化の現在も中止となっていない現状は「日本病」です。武士道精神、今何処です。
 こうした基本を取り上げない論議が全てむなしく感じられます。
 東京五輪もいまだに中止の決定がなされず、内外の各方面に耐えがたい迷惑をかけている現状と軌を一にするものです。
 福島事故を忘れさせようとする不道徳・無責任、そして罪深さを歴史の法則は放置しないと思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 11月27日

皆様

 新型コロナ・ワクチンの危険性究明の必要性に関する2件のBCC発信の趣旨を伝えるBCC英文発信を発出しましたのでご報告いたします(こ ちら)
 全世界にかかわる問題ですので、早速反響が寄せられております。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 11月25日

皆様

 米国在住の知人から寄せられたメール(こ ちら)を転送させていただきます。
 コロナ・ワクチンは「遺伝子治療」であるとの専門家の警告については最近のBCC発信で報告させて頂きましたが、専門家が指摘する今回のコ ロナ・ワクチン開発に見られる安全性に関する動物実験を省いての拙速振りはあまりにも危
険と思われます。
 接種に実施には事前の国民の承諾の取り付けが不可欠と思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 11月23日

皆様

 重大な危機の深刻化を回避するために特に対応を急ぐべき諸点を指摘させていただきます。

1.ますます不可避となったPCR検査の抜本的拡充の障害となっているのは東京五輪への忖度であることは最早隠せず、これからの解放を可能と するために、その中止決定が早急に求められます。
2.樋口英明元福井地裁裁判長が立証している「原発耐震性は一般住宅以下」という事実を重く受け止めるべきです。
  福島事故の教訓「経済重視から生命重視へ」無視のもたらす惨状がコロナ禍への対応でも現出し出しております。再稼働は無責任・不道徳その ものです。
3. 高橋徳元ウィスコンシン医科大学教授はコロナ・ワクチンについて、その正体は「遺伝子治療」であるとして警告を発しております。製薬会社の免責を認めた上でコロナ・ワクチ ンを導入することは原発を導入した時と相通じるものがあると指摘されております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 11月16日

皆様

 この度のバッハIOC会長の来日により明らかとなった東京五輪の今後の方針は驚きの一語です。
 歴史の法則に逆らうことの結末は容易に予見できます。

 小池都知事に本16日のBach会長との会談前に発出したメッセージを昨年12月のものと合わせお届けいたします(こ ちら)
 今後内外からの厳しい反響が予見されます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 11月13日

皆様
 
 国際オリンピック委員会のBach会長宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 
「世界中の生命を脅かす放射能汚染水」と題する国際的に著名な環境記者 Robert Hunziker から寄せられた記事を紹介し、日本の市民社会は東京五輪が福島事故事故とこれに由来する放射能の危険を無視し続けることは最早できないと確信している旨を伝えました。
 
 同記事は福島汚染水の海洋放出に強く反対する国際社会の動きを具体的に示すものといえます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
菅 義偉 内閣総理大臣殿
令和2年10月30日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓

 天災の激甚化、老朽化などにより世界の原発の安全性が脅かされております。
 日本での原発震災発生の可能性を予見したものとして過酷事故の再発の危険性を深刻に憂慮しております。

 政治家の原発に対する姿勢の模範を示しているのは、マレイシアのマハティール元首相です。2014年に3通の親書をいただ いておりますが、人間は放射能 を無害する技術を有さず、廃棄物の処理もできないことなどの理由からマレイシアは原発を導入することにあくまでも反対の立場 を堅持しているとの素晴らしい 見解を同親書でお伝えいただき、感銘を受けたことが想起されます。

 原発の安全に責任を負わないと公言する原子力規制委員会に再稼働を許可する権限を与えているのが日本の嘆かわしい現状で す。原子力村は存続し『出鱈目』がまかり通っております。市民社会の懸命の提言は無視されるのみです。

 しかし、福島事故がなかったかのように東京五輪を利用しようとした企ては頓挫しました。無責任・不道徳な 五輪中止は不可避 となったのです。しかし、五輪と原発とは表裏一体と見抜かれており、国際社会での日本の名誉は深く傷つきました。これを放置 してきた国民は反省を迫られて いるといえます。

 不道徳の永続を許さない歴史の法則(天地の摂理)はすでに表面化しております。この法則に沿う「世直しコロナ」の存在が看 取されだしており、国民が反対 する諸プロジェクトの挫折を生んでおります。リニア新幹線、カジノ等々同様にその照準に収められつつあるのは原子力独裁だと 認識しております。

 罪深い原発の新設が許される筈がありません。
 世界が直面する真因が倫理の欠如であるとの認識が広まりつつあります。この認識については米大統領選挙の現状との関連で米 国の知人からも賛同のメッセージが寄せられております。

 地球倫理の確立、そして力の父性文明から和の母性文明への移行を目指す国連倫理サミットは、日本の歴史的使命である核廃絶 への入り口とみなされるもので、すでに国際的支持も強まりつつあります。

 日本の尽力で国連倫理サミットを実現させることにより、傷ついた日本の名誉挽回を図ることが望まれます。先日お届けした貴 総理宛メッセージで同サミットの実現に中国との協力を提言した所以です。
 同サミットは危険な430余基の残存原発対策として今後の重大課題となっている脱原発の国際化にも貢献すると思われます。 原発の過酷事故再発の可能性が軽視されている現状は早急に改める必要があると確信いたします。

 貴総理のご指導とご尽力をお願い申し上げます。

多方面への発信メッセージ 2020年 10月23日

皆様

 入口紀夫熊本大学名誉教授から寄せられた東京五輪中止の動きに関する所感(こ ちら)をお届いたします。
 日本の市民社会は当初から「無責任・不道徳」な東京五輪の開催実現に悲観的でしたが、本所感は余すところなくその根拠を提示しております。
 ドイツのハインリッヒ・ベル財団のアジア支部のオリンピック特集に小出裕章先生の記事が掲載されました。誠に時宜を得たものです。
 https://hk.boell.org/sites/default/files/2020-10/perspectives-asia-no-9.pdf

 以上を総合し、五輪中止は不可避と断言できると信じます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 10月13日

皆様

 旧知の元インドの軍幹部で、著名な国際政治評論家Vinod Saighal 氏から骨子下記のメッセージが寄せられました。

「9月26日に開催されたIPPNW South Asia Webinar は新型コロナ、気候変動および核兵器という世界が直面する3つの脅威につき論じましたが、下記の結論に達しました。

1.中国およびインドが石炭による二桁の経済成長を続ければ、米国、ブラジル、南ア及びナイジェリアを度外視しても地球を「焼き尽くす」であ ろう。これは核がらみの災難を待たずして、かってみられなかった環境破壊をもたらすであろう。
2.誰も未来の世代のことを考えようとしない。反省が求められている。最早時間切れとなっている。人類は借りた時間で対応を迫られている。」


「核がらみの惨事」に関しては世界にいまだ430余基の原発の存続が許されており、天災の激甚化、テロなどによる事故発生の可能性が深刻に懸 念されますが、マスコミはこの重大問題を取り上げようとしません。
 このような世界の危機の真因が地球規模の倫理の欠如であることが明白となっております。東京五輪は正にその象徴といえます。
 国際社会の理解は進んでおり、10月7日発出のBCC発信に対しては傑出した知人から下記の支援メッセージが寄せられております。

(その1)ハーヴァード大卒米人(米大統領領選挙に完全な倫理の欠如がに見られれる)
Dear Mitsuhei, your ideas are more needed than ever especially as I watch and read of complete lack of ethics in USA at this critical election.
The world needs more people on your wave length.

(その2)マニ・シャンカー・アイヤール・元インドの石油大臣(良識の勝利への呼びかけに組する)
Thank you for informing me of this demonstration of solidarity with your clarion call for good sense to prevail.
I stand with you, as ever!

(その3)Jean Zwalen元スイス銀行理事(多くの価値観は否定されてしまい、独裁体制の台頭、軍拡の動きが懸念されるが理性への訴えが一層聞き入れられることを願う)

On a l’impression que nombre de valeurs que l’on avait cru acquises sont foul?es aux pieds.La mont?e des r?gimes autoritaires est inqui?tante. La course aux armements est ruineuse etc. Mais, fasse que vous, nous et ceux qui croient encore ? la raison puissent se faire davantage entendre.

 今後、改めて国連サミットの実現に向けて内外に呼び掛けてゆく所存です。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 10月7日

皆様

 菅総理宛メッセージおよび国連倫理サミットの開催を改めて呼びかけるメッセージ伝えるBCC英文発信(こ ちら)をお届けいたします。
 同サミットに対しては、これまで内外の市民社会から声援が寄せられておりますが、数年前にマレイシアのマハティール元首相からいただいた書 簡(こちら)を別添お届けいた します。
 原発の導入に反対の立場を貫き通した同首相の見解の素晴らしさに感銘を覚えます。
 不道徳の永続を許さない歴史の法則の表面化が「世直しコロナ」の一側面と相まって看取される昨今です。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 10月2日

皆様

 下記9月30日発出のメッセージの趣旨については市民社会から大変心強い反響が寄せられております。

(その1)「日本の歴史的使命の真の核廃絶はその前提条件として地球倫理の確立と母性文明の創設が必要ですという言葉が、我々日本人に課せら れた真の使命と感じております。そのためにとことん闘いたいと念じております。」
(その2)「今こそ国連倫理サミットの開催が求められるタイミングと思います。日本は対中国対しても堂々と核廃絶を主張し、恒久平和論を唱え ることで、国 際世論を味方につけて 自国の安全保障にするべきと考えますが。日本は米中の狭間で核と9条のカードを有効に使うべきと思いますが。」

取り急ぎご報告まで。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 10月1日

皆様

 日本の歴史的使命の真の核廃絶は、その前提条件として地球倫理の確立と母性文明の創設が必要です。国連倫理サミットはその入り口ととらえて おります。
 その実現に中国と協力することの意義はこの視点からも理解されます。
 今後米中関係及び日中関係の危機回避に資すると思われる国連倫理サミットの開催に向けて、これまでに得られた国際社会の評価の理解に資する 2016年2月作成の資料(習近平主席宛書簡を含む)を下記(こ ちら)お届けいたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 9月28日

皆様

 菅総理宛メッセージ(こちら)をお届 けいたします。
 米中衝突が懸念される状況下の日中関係に関して、国連倫理サミット実現に向けての日中協力の意義を菅総理に訴えております。
 国際社会の國連倫理サミットに対する高い評価振りも資料を添えてお伝えしております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 9月17日

皆様

 活動する心ある市民社会の一員で東京五輪の帰趨に重大な関心を有する知人から下記の傾聴に値する提言がこのほど寄せられました。

「米国TVのNBC社長に日本の現状とオリンピック中止のご意見を送ってはいかがでしょうか。NBCは夏の閑散期にオリンピックをTV放映し て視聴率を出 しスポンサーから協賛金として天文学的な金銭を得るわけですね。たぶんこのコロナ禍において米国選手団を選ぶのも大変で、世界の隅々から各国 選手団を日本 に集めるのは到底、困難です。NBCが中継を諦めれば、予算がないIOCも中止せざるを得ないでしょう。」

 本日下記NBC社長宛メッセージ(こちら)を 発出して全世界が不可避とみなす五輪中止の決定が未だ見られない現状は関係者全員にとり耐え難くなっていることを伝えましたので報告させてい ただきます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 9月14日

皆様

 小泉元総理宛メッセージをお届けいたします(こ ちら)
 その中で言及した元ガンジー首相補佐官、元石油・天然ガス大臣からいただいた激励のメッセージは、不可避とみなされている五輪中止決定が、 日本のみならず世界の新しい変化の出発点となるとの見方が内外で広がりつあることの証左と思われます。
 このような状況下でリモートで行われる9月18日の下記小泉総理の講演(原自連主催)が注目されます。

 9月18日(金)15時スタート(約60分予定)
 https://youtu.be/IyLdb5c0WNQ

 なお、私は原自連の幹事会の一員として小泉元総理の講演活動を応援しております。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 9月10日

皆様

 9日発出のBCC発信「東京五輪と内外の市民社会」と同趣旨のBCC英文発信(こ ちら)をお届けいたします。
 これに対してアジアの傑出した政治家から下記の力強い激励のメッセージが寄せられました。

Congratulations on this recognition of your very important INDIVIDUAL contribution to detecting and explaining the ongoing disaster of Fukushima but also successfully campaigning against the egregious idiocy of continuing preparations for the Olympic Games. I am sure, in the end, you will prevail.
Am proud to have known you for sixty years!

 同メッセージは継続する福島危機の現状に注意を喚起した点を評価し、いまだに五輪開催準備を続けている愚かさを強調しております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 9月9日

皆様

 東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長がAFP通信のインタビューで「新型コロナウイ ルスの感染状 況にかかわらず大会は来夏開催される」と発言したことに内外の市民社会は衝撃を受けております。五輪そのものが原発と表裏の関係にあり、福島 事故の教訓を 無視して「経済重視から生命重視への移行」を無視する立場にあることが改めて確認されたからです。

 海外の市民社会の立場を反映する下記の資料(こ ちら)をお届けいたします。
 2015年11月5日付Japan Times紙に掲載された前国際日本文化研究センター客員研究員でオックスフォード大学付属仏教研究所研究員のBrian Victoria 博士の遠藤五輪大臣宛メッセージです。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月30日

皆様

 遂に新たな変化の到来を期待できる状況となりました。
 今こそ日本の緊急課題に思いをいたすことが求められます。

 その筆頭に東京五輪の中止決定が挙げられます。
 心ある世界は、東京五輪が福島事故に由来する放射能の危険性を無視し、事故隠しに利用されていることを厳しく批判しております。特に “under control”発言による五輪招致の倫理性が改めて問われだしております。
 国際社会における日本の名誉にかかわる問題です。

 日本の国家体制の存立をも左右する再稼働中の原発の過酷事故が発生する可能性は厳存しており、最近の天災の激甚化はこうした福島危機の深刻 化に対する懸念を一層深めております。
 この禍根を取り除くことこそ最優先の緊急課題であると確信いたします。

 皆様のご理解と格段のご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月22日

皆様

 残暑お見舞いを申し上げます。

 混迷を深める世界情勢の中で古代ギリシャの哲学者プラトンの警句が想起されます。
「すべての国王は哲学者でなければならない。さもなければ人類の不幸はなくならないであろう。」
 倫理と哲学の欠如が嘆かれる現在の世界はこの警句をかみしめる必要がありましょう。

 深刻化するコロナパンデミックを前にして発信活動の総括を思い立ち「自己紹介」を取りまとめましたのでお届けいたします(上記)。

 私の発信について、かなり以前のことですが、ある大先輩から「清涼剤のようだ」と激励されたことが思い出されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月12日

皆様

 日本の現状に対する国民の不満の盛り上がりは、これまでにない高まりをみせております。
 福島原発事故がなかったかの如く東京五輪を誘致し、5000万人規模の海外からの観光客を誘致するなど本来考えられないことです。こうした ことに対する批判がその背景にあると思われます。
 東京五輪は新型コロナウィルスのパンデミックの有無とはかかわりなく、「放射能でおもてなし」と揶揄される不道徳・無責任性のために当初か ら挙行に至らないことが予見されていたのです。
 世界の常識人は東京五輪は最早中止以外にないとみております。日本のマスコミもスポンサーの立場を超えて遂に正論を伝えだした感がありま す。
 いまだに中止に至っていないことへの不満の声も益々盛り上がりを見せております。
 このような新しい状況を踏まえ、国内各地での講演会の開催などを通じ脱原発のため献身的にご尽力されている小泉純一郎元総理宛に下記のメッ セージ(こちら)を発出しました のでご報告いたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月7日

皆様

 その後も次のような声援が寄せられました。

<酷暑のコロナ禍の中貴兄の御尽力と皆さんの素晴らしいメッセイジを心から讃えます。>

 世論の強い要請にもかかわらず臨時国会の召集実現しない状況の下で日本の統治能力が改めて問われだしております。
 日本として脱原発の方針が確定しながらいまだに「原子力タブー」が存続し、再稼働が認められている現状に市民社会は無力感に襲われておりま す。
 しかしながら新型コロナウィルスが一変しつつある世界の先行きに関して人力をもってしては実現しがたい「世直し」ともみなされる具体的実績 が指摘されだ しております。市民社会が反対するカジノ、中央リニア新幹線、東京五輪が受けつつある影響が例示されております。その他、経済至上主義、グ ローバリゼー ション、安全保障など国際社会の在り方そのものにも新たな論議を招きつつあります。
 この「世直しコロナ」は不道徳の永続を許さない歴史の法則に沿ったものであると思われます。
 我が国の将来を脅かす原子力独裁もその照準に収められつつあると思われます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月5日

皆様

 お届けした下記安倍総理宛メッセージは心強い反響に接してしておりますので報告させていただきます。

 (その1)
拝読しました。素晴らしいと思います。

(その2)
安倍首相の心に響き政策変更に結びつけばと願います。

(その3)
全世界はこのような政治の介入は五輪憲章に反するという内容の極めて明解なメール拝受。これ以上のバッハ会長の胸に突き刺さる文章は無いと思 います。心にしみる素晴らしいメールいただきました。感銘しました。

(その4)
「世界が驚く日本のPCR検査数の少なさは不可解な“不作為”!」正にそのとおりです。今や我が日本国の「政治」は心肺停止の状況に陥りまし た。国が政治 をやらない(やれない)のであれば、世田谷区のごとく、地方自治体が立ち上がらざるを得ません。貴メッセージを全面的に支持します。

 国家の危機に直面する状況下で懸命の提言を続ける市民社会の存在に大いに期待が寄せられます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 8月2日

皆様

 安倍総理宛メッセージ(こちら)を別添 お届けいたします。
 PCR検査抑制の不可解な背景につき種々憶測がなされ出しておりますが、ついに始まった感染の全国拡大をはじめとするその影響の表面化は国 民に戦慄を覚えさせております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月30日

皆様

 世界が驚く日本のPCR検査検査数の少なさは遂に市民社会により「不作為」と批判されるに至りました。
 世田谷区は遂に児玉龍彦東大名誉教綬の協力を得て一桁大幅増加することに踏み切りました。
 日本製の全自動PCR検査機器の来月からの発売開始は朗報です。
 ニューヨーク州が実施して死者数ゼロを実現した無償の「誰でも、いつでも、何度でも」のPCR検査の実施に向けての第一歩となることが期待 されます。
 コロナの感染者数も東京をはじめ全国で増加する一方の状況下で進められている経済重視の「Go TO キャンペーン」は益々経済重視から生命重視に移行できない「原子力村」の分身と映じます。
 その延期ないしは中止を求める市民社会の声は無視できなくなると思われます。
 このような状況下での東京五輪開催実現への熱意表明は国際社会の嘲笑を招きかねません。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月26日

皆様

 インドの傑出した政治家からいただいた、インドの主要紙が「五輪の中止は選手にとり耐え難いこととはいえ、人命を危険にさらすスポーツはい かに大事なも のであれ挙行するに値しない」と報じていることをバッハ会長に伝えました(こ ちら)。また、日本ではコロナ危機が第2波の到来で深刻化を深めており、児玉龍彦教授が 7月17日にテレビで新型コロナヴィールスの「エピセンター化」(ヴィールスを発生させる震源)となりつつある可能性がある新宿区の、全員の PCR検査を 必死に訴えたにもかかわらず、いまだに放置されているのは五輪配慮が障害となっている旨、また、全世界はこのような政治の介入は五輪憲章に反 すると確信し ている旨を伝えました。

 五輪開催は既に世論調査では半数以上の国民の反対意見が開示されているにもかかわらず、白血病から生還された池江璃花子さんまで世界に発信 させたりまでして、日本のメディアが宣伝をしていることを市民社会は嘆いております。
 国際社会も確実に上記のインド紙にみられる通り中止を求める動きを強めつつあります。

 福島事故に由来する放射能の危険を無視し続け、同事故の教訓「経済重視から生命重視」が忘れられている現状は、先行きが危ぶまれる「Go To キャンペーン」と共通するものがあることが改めて想起されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月22日

皆様

 バッハIOC会長宛メッセージ(こちら)を お届けいたします。
 日本では東京五輪の開催を悲観視する記事が急増し出していること、最近の共同通信、NHKの世論調査では国民の多数が東京五輪中止を求めて いることが判 明したこと、京都、大阪、東京でのデモの動き、外苑前の画廊「トキ・アートスペース」で「オリンピック終息宣言」という美術展が開催されてい ることなどを 伝え、日本の市民社会は「ルビコン川」を渡った旨を私見として伝えました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月17日

皆様

「Go To キャンペーン」に対する批判は強まる一方ですが、17日の「羽鳥慎一モーニングショー」で片山善博早大教授は、明確に反対の立場を表明されました。
「コロナ終息後」の条件を事後的に無視し、開始時期を前倒しするのは論外であると断ずるのが日本の市民社会の良識です。

 また、児玉龍彦東大名誉教授は下記の重大な警告と提言をされました。
「新宿区は歌舞伎町を含め新型コロナヴィールスの「エピセンター化」(ヴィールスを発生させる震源)となりつつある可能性がある。このまま放 置すれば、 ニューヨークやミラノの二の舞となる。ヴィールスも変容してアエロゾールによる空気伝染を可能とし、通勤車中感染が現出する恐れがある。歌舞 伎町を含め新 宿区の全員にPCR検査を実施することが急がれる。」

 下記BCC発信(7月16日付)の通り数日で全員検査は可能となるはずです。最早PCR検査の抑制はいかなる理由からも正当化されない筈で す。
 懸念されだした医療崩壊の危機への対処に早急に本格的に取り組むことが求められております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月16日

皆様

 東京五輪中止決定の緊急な必要性を訴えるバッハIOC委員長あてメッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 最早多言は無用ですので、24日に大阪で行われる中止を求める集会のチラシを添付しました。集会は同日、京都及び東京でも行われる旨伝えま した。

 児玉龍彦東大名誉教授は先日テレビで、「数日で必要とする全員の検査が可能にすることができる」、また、山中先生も、一日当たり10万 人~20万人の検査は可能と言っておられました。日本の国力からすれば本気になればできるのではないでしょうか。
 これを阻止する背景につき今朝の「羽鳥モーニングショー」ではパネリストほぼ全員が「わかっているが電波では言えない」と述べておりまし た!

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月15日

皆様

 日本の市民社会は「Go To トラベル」は「原子力村」の分身であることを見抜き敢然と立ちあがりました。
 福島事故の教訓「経済重視から生命重視へ」を無視し、今なお存続する「原子力タブー」と同根の産物です。
 最早や多言を要しません。
 PCR検査を抑える現状の先に日本の悲劇を予見する専門家が増えつつあります。
 医療体制の拡充こそ最優先課題であることは明白です。
 日本は深刻化する国家危機に直面しております。
 新たな変化の到来が求められます。

 皆様のご指導とご尽力を心からお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月12日

皆様

 6月7日にお寄せいただいた鳩山友紀夫元総理の下記メッセージは内外で反響を呼んでおります。
 その一例として11日、ドイツ在留邦人Rie Groegerさんから寄せられたメールを転送いたします。
 鳩山元総理の東京五輪に関するお立場を紹介する内容です。7月24日に京都、大阪及び東京で東京五輪中止を求めるデモが行われるとのことで す。
 九州をはじめとする各地での洪水、地滑り、地震、竜巻等々猛威を振るう天災に見舞われた日本は、コロナ感染の第2波の到来も懸念される中で 深刻な国家的危機を迎えつつあります。

村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Tuesday, June 9, 2020
Subject: 鳩山元総理の意向を伝えるバッハIOC会長宛メッセージ

皆様

 7日、鳩山友紀夫元総理より下記のメッセージが寄せられました。
「東京五輪をやるくらいなら、そのお金を福島の方々の生活補償や除染などに使うべきと思っておりました。(中略)コロナのパンデミックを見て も、東京五輪 を中止にせざるを得ませんし、そう分かっているのだから、早くアスリートに知らせてあげないと、アスリートにも可哀想だと思います。」
 9日、この趣旨を伝える下記バッハ会長宛メッセージ(こ ちら)を発出いたしましたのでお届けいたします。
 その中で鳩山元総理は2016年1月21日付Japan Times のインタビュー記事で福島事故処理に全力投球すべきとの立場から五輪反対のお考えを明らか
 にされていること、及びこのように先見の明を立証された鳩山元総理のヴィジョンは生まれつつある新世界に沿うものと言えることを 付言しました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月7日

皆様

 小池都知事に厳しい市民社会の東京五輪批判を伝え、一日も早い中止決定を求める同知事宛メッセージをお届けいたします。

村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Tuesday, July 7, 2020  Subject: コロナ対策の最大の阻害要因は五輪配慮

小池百合子都知事殿

「コロナ対策の最大の阻害要因は五輪配慮」と題する3日発出の下記BCC発信に対して市民社会の優れた論客より下記メッセージが寄せられまし た。
 国際社会から「放射能」「不道徳・無責任」とされている東京五輪の開催反対の声はコロナ危機に伴う内外の経済情勢の悪化を背景に強まる一方 です。
 一日も早い中止決定につき貴知事の格段のご尽力をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Sunday, July 5, 2020  Subject: Re: コロナ対策の最大の阻害要因は五輪配慮

メーセージに全く賛成です。どうしてこの政権は隠蔽が好きなのでしょう。
オリンピック開催のために、まず福島原発についてウソをつき、延期論議が起きると、今度はコロナ騒ぎを小さく見せようと、世論があれだけ要求 しているPCR検査を増やそうともせず、感染者についても情報公開が少なく、日本の実態を矮小化するのに必死です。
こんなに頑張って現状を糊塗しても、オリンピックは世界からの参加があって初めて成り立つという大原則の理解が全くできていません。
一体、どういう頭の構造なのでしょう。
多方面への発信メッセージ 2020年 7月6日

皆様

 エジプト在勤時代(1971~73)から旧知の小池都知事に再選をお祝いするメッセージを発出いたしましたのでお届けいたします。
 PCR検査の抜本的拡充が進まない理由については今朝の羽鳥モーニングショーでも大きな疑問とされ、あと一歩で「五輪配慮」と口に出そうな 場面がみられました。
 小池都知事に改めてPCR検査の抜本的拡充に関する格段の尽力をお願いいたしました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月5日

皆様
 
 心ある市民社会の一員から本日寄せられたメッセージをお届けいたします。日本国民の考えが集約されております。
<コロナ?収束見通しつかず、三陸復興未だし、新たに熊本の災害、等々。オリンピックどころではない??放射能汚染処理さえままなら ず、世界から顰 蹙を。今後のオリンピック予算を国内復興に回すべし! 政府も東京都も経済優先の考えだが、マイナス思考だ。オリンピック候補の選手にも期待を抱かせるだけ罪作りになる。一刻も早くオリンピック中 止を? ?>
 皆様の声援が期待されております。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月4日

皆様

 バッハIOC会長宛メッセージをお届けいたします。
 PCR検査が安倍総理の公約一日2万件がいまだに2000件程度にとどまっている現状は異常であり、コロナ対策の最大の阻害要因は五輪配慮 であることを日本の市民社会は断言するに至っていることを伝え、中止決定が急がれることを想起しました。
 都知事選との関連で特に注目されていることを付言しました。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月3日

皆様
 
 東京の感染者数が遂に一日に124に増加したことが衝撃を与えております。
 PCR検査が安倍総理の公約一日2万件がいまだに2000件程度にとどまっている現状は異常であり最早看過できません。コロナ対策の最大の 阻害要因は五輪配慮であることを日本の市民社会は断言するに至っております。
 五輪と原発は表裏の関係にあり、存続する「原子力タブー」の制約があるためメディアがこの点への言及を差し控えていることが嘆かれます。
 本日心ある市民から下記のメッセージ2件が寄せられました。
 
(その1)
一刻も早い五輪中止を願うばかりです。
(その2)
日本は速やかに五輪を中止して、世界規模のコロナ・パンデミックの悪化対策に少しでもお金を回して欲しいです。
 
 この期に及んでの東京五輪開催への執着は人となりを判断するリトマス試験紙になったといわれだしております。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 7月1日

皆様

 国際社会から「放射能」「不道徳・無責任」とされている東京五輪が、福島原発事故に由来する放射能の危険性を無視することの「不道徳・無責 任」性をさらに立証する事実が表面化致しました。
『東洋経済オンライン』が、下記記事を掲載したのです。

「Jヴィレッジ除染めぐる東電と福島県の隠し事――聖火リレー開始地点に汚染廃棄物を極秘保管」
 https://toyokeizai.net/articles/-/358467

 この重大情報はバッハIOC会長に伝達済みです。
 オリンピック聖火リレーの出発の地点が放射能汚染されていることが確認されたことの影響は計り知れません。国際社会は衝撃を受けることで しょう。

 中止の決定が早められることが予見されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月23日

皆様
 
 かねてより新しい時代の到来の可能性に言及してきた立場から所感を申し述べます。
 新型コロナにより一変し出した世界ですが、その行方を判断するのに資するのは不道徳の永続を許さない「歴史の法則」だと思われます。
 
 内外の世相を前にして市民社会は倫理の重要性を再認識しつつあります。
 倫理の欠如を反映する二つの事例を取り上げたく存じます。
 一つは福島事故の教訓を無視し、日本の命運を脅かす再稼働です。コロナ危機の情勢下で原発の運転はあり得ない筈です。事故発生した場合避難 所では[三密]を避け窓を開ければ放射能に被曝するし、閉じればコロナに感染することになるのです。
 
 二つ目は市民社会から無責任・不道徳と決めつけられている東京五輪です。この期に及んでなお延期開催を求めることは福島事故に由来する放射 能の危険性を完全に無視することに組するものであり不道徳のそしりを免れません。
 市民社会は再稼働中の原発の緊急停止と東京五輪の一日も早い中止の決定を改めて求めております。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月19日

皆様

 旧知の著名なインドの政治家より、インドの主要英字紙に掲載された東京五輪開催懐疑論が寄せられましたのでお届けいたします。
 主催国での感染者ゼロ、全世界でのココロナ制御の達成、追加経費20~60億ドル、等々必要条件・難問山積で、開催の実現はこの上なく疑問 視される(an almighty question mark)、さらなる延期もあり得ないと同記事は指摘しております。
https://indianexpress.com/article/sports/sport-others/tokyo-olympics-2021-year-not-long-enough-covid-19-6463952/

 コロナウィルスにより、全世界で830万余人が感染し、45万余人が亡くなる状況の中で、来年の東京オリンピックをどのように開催するかと いう議論を行 うこと自体、東京五輪の「不道徳」性、「非倫理」性を示しています。本来の危険は、無視されている福島原発事故の残留放射能にあることを想起 すべきです。

 日本の市民社会は東京オリンピック・パラリンピックの一日も早い中止決定を求めております。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 本日、バッハIOC会長宛に同趣旨の下記メッセージ(こ ちら)を発出し、河井克行前法相夫妻の逮捕が国民に衝撃を与えている旨付言しました。
多方面への発信メッセージ 2020年 6月16日

皆様

 お送りしたBCC発信(下記)の反響をお届けいたします。
 福島事故後も「原子力タブー」がなお健在の背景が白日にさらけ出されつつあります。
 勧善懲悪、信賞必罰といった伝統文化への回帰の是非が論議されだすことが予見されます。

(その1)
日本政府に、今すぐ2021年の東京五輪の中止・返上を訴えておられるお立場、全く同感ですし、強く支持いたします。この間のメルマガの一連 のご指摘、とても重要だと感じました。

(その2)
安倍総理宛メッセージ(五輪中止と危機管理)を拝受。先日、FB に先生の名前入りの見解投稿したら70名くらいの人が賛同してくれました。先生のたゆまぬ努力の賜物です。

(その3)
私の予測は、オリンピックは土壇場まで行って、結局開催できず自滅する、が私の予想です。いつ、だれがまっさきに泥船から逃げだすのでしょ う。多分責任はオリンピック委の会長に責めを負わせるのでしょうが、敵もさるものです。多分目下はにらみ合いとみました。

(その4)
国難の最中、多くの未解決問題が次々に露呈し始めました。ここは真のリーダーであれば謙虚に原発の問題に立ち返り五輪中止後の危機管理策を早 く講じるタイミングです。

 新型コロナが世界を一変し始め、内外で経済危機、政治危機をも招来する可能性が深刻に憂慮される状況下で、東京五輪へのこれまでの対応は抜 本的見直しを迫られることになると確信いたします。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月13日

皆様

 五輪中止に備えての危機管理を求める安倍総理宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 日本の市民社会は当初から、倫理の立場から東京五輪の挫折を予見しております。
 世界も日本もいつまでも放射能無視を放置するはずがありません。
 
 不道徳の永続を許さない歴史の法則の表面化が実感される世相となりました。
 福島事故後も「原子力タブー」がなお健在の背景に漸く焦点が当てられ出したのも頷けます。
 東京五輪は原発と表裏の関係にあります。
 その中止が日本の命運を脅かす再稼働の停止をもたらすと確信する所以です。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月9日

皆様

 7日、鳩山友紀夫元総理より下記のメッセージが寄せられました。
「東京五輪をやるくらいなら、そのお金を福島の方々の生活補償や除染などに使うべきと思っておりました。(中略)コロナのパンデミックを見て も、東京五輪 を中止にせざるを得ませんし、そう分かっているのだから、早くアスリートに知らせてあげないと、アスリートにも可哀想だと思います。」
 9日、この趣旨を伝えるバッハ会長宛メッセージ(こ ちら)を発出いたしましたのでお届けいたします。
 その中で鳩山元総理は2016年1月21日付Japan Times のインタビュー記事で福島事故処理に全力投球すべきとの立場から五輪反対のお考えを明らかにされていること、及びこのように先見の明を立証さ れた鳩山元総 理のヴィジョンは生まれつつある新世界に沿うものと言えることを付言しました。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月7日

皆様

 度重なる予算搾取疑惑や愚策を受け、現政権の支持率がここに来て急落しました。政権維持はもはや限界と市民社会により受け止められておりま す。
 その後寄せられたこの上なく厳しいコメントをお届けいたします。

(その1)
先生の一連の息の長い活動に心より敬意を表します。毎回、毎回、我が意を得たり___の心境です。
東京五輪の中止、福島原発被害者全員の方々に神の光を!
心肺停止状態に近い日本、日本人に民度革命を!!

(その2)
世論調査でオリンピック中止論の賛成が反対を大きく上回ったことに驚きました。しかし、指導者層は相変わらず、「進め!」です。誰も中止を言 い出せません。
いつぞやの戦争と同じで、皆がこの戦は負けると思いながら誰も原爆まで言い出しませんでした。今度は原爆はありません。
今日、聞いた話です。組織委員会にボランティヤで入っていた人が上から「仕事もあるだろうからやめて良い(方が良い)」と言われたそうです。 委員会の中だってそんなムードのようです。
正に自滅待ちに入りました。いよいよ天の摂理です。

(その3)
1日も早い"即刻中止"に踏み切るべし。長引けば長引くほどコロナ対策の不手際の二の舞になることは目に見えています。 
原発による汚染、コロナ?など国民の生命の危険より、自分らの私利私欲・権力を優先するのは最早、狂気の沙汰としか言いようがありません。
オリンピックでは日本の復興は不可能であり、このままでは益々負のスパイラルに落ち込み国民の負担が重くなるばかりです。

(その4)
東京都知事が当該ビジネスイベントの簡略化開催をアナウンスしていましたがこれが民衆の生命・財産を守るべきリーダーの言でしょうか。
私個人的には、虚実の上に成立した東京オリンピックには元々反対ですがコロナ禍の今、沈静化の目処もなくウィルスに対する特効薬もなく検査体 制も万全でない状態で どうしてこのお祭りが出来るのでしょうか?
心ある人なら誰でも分かることです!
強硬開催して万一感染者が続出したら、どう対応するのでしょう?誰が責任を執るのでしょう、都知事ですか?首相ですか?JOC委員長ですか?
恐らく、彼らは誰かに責任を押し付けて逃げまくるのではないでしょうか?
挙句の果ては、世界中に日本はとんでもない国だと言うレッテルを貼られ、以後国際社会において日本の信用は地に落ちるのではないでしょうか。


 これまで10度にわたり五輪中止決定を求める日本の市民社会の率直な声をお届けいたしましたが、「人事を尽くして天命を待つ」の心境です。
 中止決定は時間の問題になったとの一部の情報通の観測に組する次第です。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月4日

皆様

 IOCのバッハ会長に別添のメッセージ(こち ら)を発出し、延期に伴う不安の中で関係者は複雑極まりない準備に追われるていることもあり、日本の市民社会は東京五輪の一日も 早い中止決定を望んでいる旨伝えました。
 また、下記BCC英文発信で関係者に衝撃を与えた「週刊金曜日」及び京都新聞の「中止」に関する記事の内容を伝え、不道徳の永続を許さない 歴史の法則に沿う老子の警告に言及いたしました。

村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 小池都知事が五輪簡素化の検討を表明したと報じられておりますが、全く問題外と思われます。
多方面への発信メッセージ 2020年 6月2日

皆様
 
 さらに寄せられた反響をお届けいたします。
 
(その1)
著名な大学教授がご指摘の通りと思います。CORONA対策、原発問題解決、さらには今後予測される経済的困窮会社、個人への救済などにオリ ンピック予算が使われますことを祈念しております。
 
(その2)
コロナ禍がこれから私たちに何を残していくのか分かりませんが、少なくとも現時点で三つの良いことをしてくれそうだと思っています。
(1)特に横浜の林市長が前のめりになっていたカジノ誘致に手を挙げる業者がコロナ禍で見当たらなくなった。
(2)オリンピック開催のめどが立たなくなった。
(3)リニア新幹線の工事が神奈川県、静岡県で当分目途がたたなくなった。
この3点だけでも私は子孫に負の遺産を遺さなくて良かったと思っています。
 
(その3)
まさに「世直しコロナ」ですね。まったく同感です。
今後その照準に収められる可能性があるのは原子力独裁、独裁者、資本主義、地球環境破壊をもたらすもの等々といえそうです。
不道徳の永続を許さない「歴史の法則」に沿うものであることが期待されます。
「人事を尽くして天命を待つ」の意味が実感されます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月2日

皆様

 6月1日発出の下記BCC発信に対して著名な大学名誉教授より次のコメントが寄せられました。

<東京五輪を中止すべき理由は、「コロナの脅威」ではないでしょう。古代ギリシャのオリンピアで紀元前八世紀から四世紀まで千年以上続いたス ポーツ大会と しての崇高な理想が、日本で「利権」と「腐敗」と「放射能」と「ウソ」と「商業主義」で汚れてしまったからに相違ありません。>

 5月29日発売の週刊フライデーは 来年7月に延期された東京五輪が、実はすでに中止とすることで決定済みであるという情報を報じておりま す。

(五輪中止は決定済みと報じた週刊フライデーの衝撃 | 新党憲法9条)
http://kenpo9.com/archives/6735?fbclid=IwAR3QNggvDWkfRCNpBf3gKvgsHvDgd3oEMF3Rw1MsJW1T5rxjJncK0S7cS90

 同誌は米政府との繋がりをバックに世界展開している大手旅行会社のマル秘レポートの「東京五輪は中止が決定している」という一文を見つけた 旨、また中止の理由は次の通りとなっている旨報じております。

(1)多くの国が代表選手を再選考するための大会を開催する余裕も時間もない
(2)来年は各国ともに財政立て直しが最優先され
(2)ワクチンができたとしても世界中に行き渡るだけの量を確保することは困難
(3)アフリカや中南米などの医療後進国はまだ第一波の真っただ中でこれからが大変

  東京五輪問題は新たな局面に入りつつあるようです。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 6月1日

皆様

 大会組織委員会の顧問を務める茶道裏千家の千玄室前家元(97)が、このほど京都新聞社の取材に応じられ、下記の注目される発言が報じられ ました。関係者に衝撃を与えるものと思われます。

「五輪を見直し、原点に戻らないといけない。もっと素朴に、本当に選手が自分の修練してきたことを発揮させるような場でないといけない。選手 は国のためだけでなく、自分のために記録を出したい。それだけ」
「人の心を、スポーツ界は考えないといけない。一つの五輪哲学を、ここで日本が立てるべきです。延期はちょうどいいチャンス」
「リーマンショック以上の経済危機の時に五輪をやるのかという批判が出てくると思う。反対の声が大きくなれば、大会の中止を検討せざるを得な い」
<https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/263872>

 事態は東京五輪中止に向かい確実に動き出すと思われます。新型コロナの第2波の襲来に備えての対応、とりわけ検査の拡充を含めて、発想の転 換が求められておりますが、中止の決定はこの点だけを取り上げても確実に大きく貢献すると思われます。
 五輪の今後の在り方についての論議が活発化することが予見されますが、皆様のご指導を心からお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月31日

皆様

 その後も市民社会から下記コメントが寄せられております。
 いずれも傾聴に値するもので深い感銘を覚えます。
 五輪そのものの在り方に関する市民レベルでの論議は始まった感があります。

(その1)
様 々なメッセージ 全て頷けます。抑々オリンピック招致から判断ミスであった訳で、根本的な福島原発の解決ないまま、ここまで許してきたこと は、決して看過 出来ません。今回のパンデミックでパラダイムが根底から変わると思います。従来の価値観が根底から見直されるべき時代の足音が、刻々聞こえて 来るようで す。
(その2)
そもそも「緊急事態」のままで復興五輪という名目で招致したことが国際的にも、国民に対しても欺瞞に満ちた恥ずべき行動であり、さらに開催困 難な事態にも「中止」とせず、更に国民に無駄な負担を強いることの不条理・不道徳性は明らかだと考えます。
(その3)
「東京五輪の最大の問題は、放射能の存在を一定の限度容認する原子力緊急事態宣の無視です」この一文章で問題の核心を言い切っていますね。 「原子力緊急事態宣言」は確かに未だ解除されていませんが、この理由は帰還困難区域が一部残されているからだと判断されます。
(その4)
そもそも東京五輪の招致には、数億円の大金が賄賂で使われ、フェアな方法で無かったことが暴露されています。加えて開催時期も東京の盛夏の 7-8月で、酷暑が予想される昨今、アスリートや観客に対する健康上の大なる問題が提起されていました。
更に日本は地震多発国で、早晩巨大地震が発生する可能性すら予見され、散在する原子炉の安全性が強く問われています。福島原子炉のあと片付け もこれからです。
(その5)
このような国際的にも国内的にも正当性を欠くイベントを推進強行する政権に対し、国内では批判できない空気の中、権力に忖度せず正義を求める 市民社会の存在は、日本の正義・道徳の高さを示し、日本の国益と名誉を守るものだと考えます。

 上述の通り、いずれも傾聴に値するもので深い感銘を覚えます。
 東京五輪のスポンサーとなっているメディアのますます苦しい立場が思いやられます。
「社会の木鐸」という原点への復帰を期待してやみません。

村田光平
(元駐スイス大使)


inserted by FC2 system