(2020年11月16日発出メッセージ)

小池百合子都知事殿


歴史の法則の表面化が進んでおります。

東京五輪は遺憾ながらこの法則に沿うものとは言えません。

東京五輪が福島事故処理及び新型コロナ対策への全力投球の阻害となっていることは否めず、国民は一日も早いその中止決定を切望していると確信いたします。多くの知人から声援が寄せられております。

世界の新型コロナの汚染の深刻化は日本にも及びつつあり、先行きが深刻に懸念され出しております。

貴知事のご理解とご尽力をお願い申し上げます。

2020年11月16日

村田光平



(2019,12,5発出メッセージ)


小池百合子都知事殿
令和元年12月5日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓

この程「径書房」より小出裕章著「フクシマ事故と東京オリンピック」を送付頂きました。

小出先生の趣旨説明を別添いたします。

同書は極めて簡潔に、かつ要領よくまとめられており、英、独、仏、西、露、中及びアラビア語の7カ国語の翻訳付きです。

表紙には、

 真実から目を逸らすことは犯罪である
 忘れていませんか? この国は、現在も、100年経っても「原子力緊急事態宣言」下にあることを──
<世界に告ぐ>東京五輪は即刻中止!

と書かれております。

国際的にも著名で信頼されている小出先生の本書は、国際社会に大きな影響を及ぼすものと思われます。

既に、フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体の署名を集めて出されたBACH IOC委員長宛公開書簡は、オリンピックゲームに関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を 導き出すよう要請しております(11月16日発出BCC発信)。
また、東京五輪を放射能汚染地域から切り離す国際キャンペーン("Keep the Olympic Games out of radioactive regions")も開始しており、聖火リレーのスタート地点の変更、野球、ソフトボールの県内実施の中止などを求めており、来年2月にはIOC本部に、 3月には日本政府に対する申し入れも予見されております(11月30日発出BCC発信)。

五輪の機会に来訪する数百万人の来訪者の放射能に起因する健康被害の可能性を無視し続ける五輪関係者は無責任、不道徳のそしりを免れ得ません。
五輪の名誉及び日本の名誉に関わる深刻な問題です。

貴知事のご健闘とご自愛をお祈り申し上げます。          
 敬具




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