菅義偉内閣官房長官殿

平成27年11月9日
村田光平
拝啓
 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 5日付Japan Timesに掲載された「東京五輪からの名誉ある撤退の時来る」と題するBRIAN博士の論評を邦文要約とともにお届けいたします。(こちら)
 駐日外交団による本国への報告が予見されます。
 なお、筆者のBrian博士は前国際日本文化研究センター客員研究員で、かねてよりインターネットで私の発信に接し高く評価している方です。
 今年初めて懇談する機会を得て、意見交換をいたしました。

 内外から反響に接し出しております。
 バッハIOC会長にも別添の11月2日の毎日記事(こちら)と合わせ報告しました。
 同記事は「歓迎されない?東京五輪」および「ドンドン膨らむ財政負担/かすむ震災復興」の見出しが目立ちます。「黒星」続き、司令塔不在、3兆円とも言われだした開催費問題などにより国民の心は五輪から離れかねないと指摘しております。

 マスコミがこのように東京五輪を取り上げ出し、内外から反響も出だしていることは大きな動きへの発展を予見させます。その背景として福島事故の被害の深刻な実態が最近一層表面化しつつあることが考えられます。

 東京五輪からの名誉ある撤退は時限に達しつつあると考えられます。

 今や、あらゆる立場の相違を超えて直面する国家の危機への対応に総力を結集することが求められます。私の発信活動の真意は正にここにあります。

 貴官房長官のご理解とご尽力を心からお願い申し上げます。
敬具



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