日本経団連
米倉弘昌会長殿

     
                       平成25年11月29日
村田光平
拝啓
 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 猪瀬知事の裏金疑惑とオリンピック返上論、核廃絶と日米協力、福島の教訓などに言及した菅官房長官宛メッセージ及びケネディ駐日米大使宛書簡(邦訳添付)をお届けいたします。
 父性文明から母性文明への移行を訴える立場から、母性文化のケネディ大統領、及びオバマ大統領の精神を継承する新任のケネディ大使の日本での活躍に期待を寄せております。

 前任のルース大使にはオバマ大統領への下記の伝言を託しました。

“There is a trinity relationship for global ethics, maternal civilization and true denuclearization. The UN Ethics Summit is the unavoidable entrance to your vision. Your precious support for it is ardently awaited.”

(邦訳)
「地球倫理,母性文明そして真の核廃絶は三位一体の関係にあります。国連倫理サミットは提唱されている「核兵器のない世界」のヴィジョンへの避けて通れない入口です。貴重なご支援を切にお願い申し上げます。」

 ユネスコクラブ世界連盟の会議は今年3月、フロレンスの会議で3月11日を地球倫理国際日にすることを決定しました。来年3月のニューヨークでの会議に 招かれておりますが、それまでに国連倫理サミットにつきオバマ大統領がイニシャティヴをとるよう働きかけて行く所存です。

 倫理の欠如に起因する文明の危機への対処にかかわる問題です。
 貴会長のご理解とご支援をお願い申し上げます。

敬具



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