枝野幸男経済産業大臣殿
細野豪志環境・原発担当大臣殿



平成24年4月8日
村田光平
拝啓
FAX信にて失礼ながら、緊急に4号機問題に関する米国内の動きをご報告申し上げます。再稼動問題にも影響を与えることが予想されます。

去る3月25日及び4月2日付メッセージで、ニューヨーク在住の元国連職員のAkio Matsumura氏が私同様に4号機の危機的状況への対応の必要 性を各方面の要路に訴えていることをご報告いたしました。このほど私からの別添の発信〈国連事務総長宛書簡を含む〉を掲載した同氏のウエブサイト www.akiomatsumura.com が、別添メールの通り4月4日には5000のアクセスがあり、7日午前までにこの数は15000を超えたとあります。また、次のウェブサイトも反響を呼んでおり具体的対策を含むコメントを多数掲載しております。
http://enenews.com/ambassador-murata-writes-secretary-general-exaggeration-fate-japan-world-depends-4-reactor-appeals-independent-assessment-team

再稼動問題の盲点は福島事故に伴う日本の国際的責務です。いまだに毎時1億ベクレル近い放射能を出し続ける福島第一、世界を脅かす4号機問題 等々の本来最優先課題として対処すべきことがなされていないことが、ついに国際的に明確に問題にされ出したといえます。問題の本質が全世界の命運に関わる だけにこの勢いは止まらないと思われます。

原子力委員会の専門部会の提案にもある第三者機関の設置の検討を具体的に始める時期到来と考えます。緊急の最優先課題であると確信いたします。

国民の原発に対する不安は確実に、そして急激に高まりつつあります。
電力会社主導ではなく国が主導する体制の構築が急がれます。
どうかよろしく主管大臣としての指導力を発揮されるよう心からお願い申し上げます。
敬具

追伸  本信は野田総理及び藤村官房長官にもコピーをお送りいたします。



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