今、小説やシナリオは簡易な方向に向かっている。
安易ではなく簡易。できる限り無駄を省く時代。難しく回りくどい表現や需要者が平均よりも能力を必要としなければ理解できないようなものは生き残れなくない。
ただし、本物を見分ける目が曇っているわけではなく、本来であれば難しい内容のものを、簡単で単純に置き換えなければならない。
ミステリー・ホラー・ファンタジー・純文学などジャンルを固定することなく、その時々に自分の中にある物語を形にできればいいと思う。
人間がなにを考えているのか、正しいってどういうことなのかなど、本来なら難しい触りたくない内容を、できる限り簡易に受け取れるよう加工し表現できればいい。
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