民進党
岡田克也代表殿
平成２８年５月３１日
村田光平
拝啓
ご健勝のことと拝察致します。
安倍総理宛及びケネディ大使宛各メッセージをお届けいたします。
この度のオバマ大統領の演説に見られる「原子の分裂を生んだ科学の革命は道徳の革命を必要としている」との指摘及び結語の「私達が道徳的に目覚めること
の始まり」はいずれも世界が直面する危機の真因は倫理の欠如であるとの認識が背景にあるものと思われます。地球倫理の確立を目指す国連倫理サミット開催の
必要性を示唆するものと受け止める所以です。原子力独裁のアキレス腱と言われる倫理、道徳は遂にタブー視から解放されました。
オバマ大統領の広島訪問を契機に改めて認識されたことは、広島、長崎、福島を経験した日本はこれまで以上に核軍縮、核廃絶に向けて貢献することが期待さ
れているということです。国連倫理サミットについては数年に渡り外務省関係方面にその意義を伝え続けてまいりましたが、この度のオバマ演説を契機に我が国
の外交イニシャティヴとするよう訴えだした所以です。
別添の共同声明は２０１４年３月、ニューヨークで開催されたユネスコクラブ世界連盟総会に出席するにあたり準備したものです。
細川護煕元総理、Moritz Leuenberger元スイス連邦大統領、Ernst von Weizsaecker教授他から賛同されています。オバマ大統領の演説の趣旨にも沿うところが多々あります。同声明の拡散を始めております。
ご理解とご支援をお願い申し上げます。
お気付きの点がありましたらご教示をお願い申し上げます。
敬具
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