以前の「近況報告」(発信メッセージ)
その3

多方面への発信メッセージ 2020年 5月30日

皆様

 この度の下記発信(5月28日付)は五輪の在り方そのものに関する論議を生み出しております。
 これまでに寄せられたコメントを紹介させていただきます。

(その1)
表面を糊塗し、何事も問題なしという日本のやり方は福島原発処理で世界中が知るところとなりました。知られてないと思っているのは我が日本 人、特にオリンピック推進者及び関係者です。思い知らされることとなるでしょう。「隠すより現る」ということわざの意味を。
(その2)              
いつ新型コロナウイルスに感染するか分かりませんので、所感を書くことにしました。----- 東京商業五輪とパラは来年無理でしょう。再来年の北京冬季五輪とパラで商業主義は終わり、半世紀ぶりにアマチュア五輪とパラになるでしょう。 原発も福島第 一原発事故の処理費用が膨大になり、エコロジーなエネルギーに変わると思います。
(その3)
現今運動選手をアスリートとか呼称していますが、この呼称をたくさんの子供たちが得意げにさけび芸人や職業選手を目指しており勉学が疎かに なっている。日 本人もジュリアス.シーザーの頃のローマ人同様サーカスや剣闘士のごときに大騒ぎしているが、スーパーマンの賞賛は僅かでよい。このゲームに 使う金を困窮 する市民に施すべきである。

 五輪憲章で掲げられた五輪の理念と現実の間に生じた乖離には驚くほかありませんが、東京五輪は今後の在り方についての建設的論議の出発点と なることが期待されます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月28日

皆様
 
 東京五輪の最大の問題は、放射能の存在を一定の限度容認する原子力緊急事態宣言の無視です。
 福島原発事故から目をそらさせ、そこから発生した放射能の危険性を無視しているのです。
 危険です。無責任、不道徳です。
 
 延期された東京五輪の開催見通しがコロナ・パンデミックとの関連で判断されようとしていますが、間違っております。国際社会が必ず問題にす るのは安全かどうかで、そもそも原子力緊急事態宣言が解除されていないことだけで東京五輪は失格となるべきだったのです。
 日本の市民社会が当初から、倫理の立場から東京五輪の挫折を予見している所以です。
 世界も日本もいつまでも放射能無視を放置するはずがありません。
 いまだにこのような視点に立つことを忘れた国際組織(国際原子力機関、交際オリンピック委員会、世界保健機関など)は早晩改変を迫られるこ とが予見されます。
 世界を一変しつつある新型コロナは経済至上主義を照準に収めております。
 グローバリズム、資本主義についてすら同様といえそうです。
 
 大不況の到来により困窮者、失業者等の激増が予見され、「五輪どころではない」との声が高まりつつあります。延期が各方面に及ぼしつつある 不安の中の大迷惑を最小限にするためにも五輪中止の決定とこれに伴う危機管理の開始が急がれます。
 
 コロナ感染の第2波の到来が予見される10月を待てば混乱は不可避であり、対応困難となることが深刻に懸念されます。さらなる延期はないこ と、開催の可否を10月に決めるとの立場を明らかにしている国際オリンピック委員会が開催を楽観視しているとは到底思えません。
 
 皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月24日

皆様

 朝日新聞DIGITAL(https://www.asahi.com/and_M/20200522/12369021/) は坂本龍一「“無駄”を愛でよ、そして災禍を変革の好機に」文明をバージョン1.5に進化させるためにーーと題して世界が直面するコロナ危機 に関する坂本氏のインタビューを掘り下げて紹介しております。坂本氏の見解の深さ、広さ、そして高さに感銘を覚えます。
 なお、坂本氏はこれまで折に触れ私の活動に対し声援をお送りいただいており、また、私が関与した浜岡原発の運転停止を求める全国署名運動の 発起人にもなっていただいた経緯があります。
 断片的ながら坂本氏が指摘された下記の諸点を特に紹介させていただきます。

1.検査を受けられないのは人権侵害だ。検査しなければ感染の実態がわかるはずがない。
2.コロナ被害はグローバル化の負の側面が顕在化したもの。国外の安い労働力に依存し、国内の労働力は調整しやすい非正規に切り替える。いざ 感染拡大防止のために各国がモノやヒトの流れを国境で止めた途端、経済自体が立ちゆかなくなる。
3.グローバル資本主義がパンデミックを引き起こしやすい地球環境を作ってしまった。資本主義が行き着いたグローバル経済のあり方を根本的に 問い直さなければ、もう人間に未来はない。
4.過剰な開発と都市化、そして生態系の破壊が人間と野生動物との接触機会を増やし、未知の病原体に感染するリスクも高めた。
5.幸運なことに日本はなぜか今のところ感染者数も重症者数も爆発的に増えていないが、今後を考えると改善しなければ非常に危うい。

 日本が世界に誇る坂本氏がニューヨークから今後の世界の在り方について積極的に発信されることを期待してやみません。

村田光平
(元駐セネガル大使)

追伸 「検査しなければ感染の実態がわかるはずがない」との指摘は重く受け止める必要があります。日本での検査が求められている飛躍的増加が 今だにに見られないのは「東京五輪配慮」が原因との見方が否定し難くなりました。
多方面への発信メッセージ 2020年 5月20日

皆様

 本日発出したバッハ IOC会長宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 同文をBCC発信でいたしました。
 Chaplinが映画「独裁者」の中で「利口さよりも思いやりとやさしさ」の大切さを訴えたこと、世直しコロナが不道徳の永続を許さない歴 史の法則に 沿って世界を一変し始めていること、日本の市民社会は危険な福島放射能を無視する不道徳な東京五輪は中止されると信じていること、新たな変化 が日本国民を 目覚めさせつつあること、などを同メッセージは指摘しております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)多方面への発信メッセージ 2020年 5月24日

皆様

 このほど樋口英明氏(元福井地裁裁判長)より「検察官の定年延長について」と題する特別寄稿を送付いただきましたので別添お届けいたします(こ ちら)
 元裁判官としての鋭い問題提起に大いに啓発されます。とくに次の諸点が注目されます。

1.法の支配と民主主義は近代国家の根本理念である。法の支配は政治家、公務員が法を順守することを当然の前提としている。
2.法は正々堂々と法を破ったことに対する制裁規定もないうえに国民がその違法性を裁判所に訴える方法も用意されていない。
3. 黒川氏の定年延長の閣議決定は行政組織による立法に等しく、行政権による立法権の侵害である。法の支配を破るものである。司法権の独立を脅かすものである。
4.火事場泥棒との批判があるが、自ら違法な閣議決定で火を放ち混乱を拡大させたのであるから火事場泥棒以上である。

 上記の如く樋口氏は法の支配が民主主義の守護神であるとの立場から、人類の歴史において支配者と法律が同義語であった圧政からの決別の第一 歩となった法の支配の意義を改めて訴えておられます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月19日

皆様

 地震の頻発で複合災害が懸念される状況下で今なお6基の原発が再稼働中であることに驚きます。緊急停止が求められます。市民社会としては 「世直しコロナ」に期待するほかはありません。
 放射能に関して国際原子力機関(IAEA)の監督を受ける世界保健機関(WHO)が福島放射能を無視する国際オリンピック委員会(IOC) に同調していまだに東京五輪が開催可能とみていることが嘆かれます。
 世界の主流が福島事故後も440余基の原発の存在を容認していることを含め、その背後の「独裁」を照準に収めたとみられる「世直しコロナ」 が市民社会の期待に応えてくれるものと期待されます。
 東京五輪の中止決定は緊急課題ですが、日本経団連中西宏明会長および橋本聖子五輪・女性活躍担当大臣宛にそれぞれその必要性を訴えるメッ セージ(こちら)を発出 しましたので別添お届けいたします。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月16日

皆様

 覚悟を持って発出した安倍総理宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 原子力緊急事態宣言の無視に加え、新型コロナ対策の緊急事態宣言をも軽視して、いまだに延期に伴う経費負担がIOCの最大の関心事になって いる現状は放置できません。世界の良識は東京五輪が全世界に及んだ新型コロナPandemicにより開催は無理と判断しております。
 中止を想定した危機管理は不可避になったと確信いたします。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 5月14日

皆様

 所感をお届けいたします。

 原発の安全に責任を負わないとする原子力規制委員会がそのまま存続し、福島原発事故により本来終止符を打たれてしかるべきであった「核燃料 サイクル政策」の中核施設の本格稼働への道を開く審議を開始したことが報じられました。 
 原子力政策は「独裁」に立脚することを改めて想起させます。
 市民社会は無力感に襲われます。
 しかし世界を一変する「世直しコロナ」が希望を与えてくれます。
 原発も東京五輪も同根です。「独裁」に支えられているのです。
「世直しコロナ」は不道徳の永続を許さない歴史の法則に沿い、カジノ、リニア新幹線等々に加え、遂に地球上の独裁をも照準に収めつつあるよう です。
 これが市民社会の直観です。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月12日

皆様

 本日発出したBCC英文発信(こちら)を お届けいたします。

 去る6日、山中伸弥教授が来年の東京五輪の見通しに関してその開催に熱心に取り組んでおられる安倍総理に対して悲観的な見通しを伝えたこ と、日本の市民 社会はこの見方に組すること、中止となれば政治、経済的インパクトは測りがたいほど大きく、一日も早い結論が望まれること、国際社会の立場が 決め手となる 旨などを指摘しました。PCR検査数の異常な少なさと東京五輪配慮とが関係ありとする見方が有力であることにも言及いたしました。

 コロナはなくなっても福島の放射能は残存する旨付言いたしました。
 東京五輪の帰趨は益々重要な世界の関心事になりつつあります。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月10日

皆様

 その後も反響が寄せ続けられており、引き続き紹介させていただきます。日本のPRC検査抑制の背景が益々内外で注目されております。

(その1)
「同検査の数が極端に少ない原因」はこれまでメディアでもさんざん報じられてきましたが、入口紀夫氏のご指摘、主張ほど明確に論じたものは初 めてで、「やはりそうだったのか」との思いです。
「コロナ禍」は医療・医療行政だけの問題ではなく、政治の大問題です。国民にとっては、自身の命に係わる、最も重要で身近な問題です。

(その2)
日本では新型コロナウイルスに感染して亡くなった患者の多くは感染検査を受けていないので、感染死者の統計に表れず、病院、医師も別の死因の 診断書を書き、すぐに火葬して真相、実態が隠されています。

(その3)
戦前もいまも日本は行き詰まると、日本の特殊性、日本の独自策に解決策を見出そうとします。しかし、日本だけの方法での各国が直面した問題、 課題を解決できたことは一度もありません。日本だけの独自の対策では、この新型コロナウイルスの封じ込めに失敗するでしょう。

(その4)
PCR検査あるいはそれに代わる安全かつ有効な検査(safe and effective testing)と感染者の人権重視の隔離(isolation)と個人情報に配慮した接触行動の確認(contact tracing)の徹底こそ、国民の命を護り、同時に経済的混乱を最低減にし
て、国民の日常生活の安定を担保する最も重要な感染予防対策と考えます。
国が5/8 23.00時現在公表している感染者数(A)15,676は当日現在の感染者実数推計値(C)78,106と対比すると1/5 に過ぎない。これより、我が国民はCOVID−19の感染力を過小評価する危険があるが故に、さらに意味ある國際比較のためにも、感染者数の 実数推計値を 日々公表することに努めなければならないと考えます。

 以上を含めこれまでご報告した反響からしてもPCR検査の拡充は不可避になったと思われます。
 先ほど、厚生労働省が政府の方針に従って、PCR検査において大きな役割を担う国立感染症研究所(感染研)および地方衛生研究所の出勤者を 8割削減するよう指示していたことが明るみに出たとのネット情報に接したことを付言させていただきます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月9日

皆様

 全国民にPCR検査を実施する構えを示すよう訴えた安倍総理宛メッセージ(下欄に掲出)をお届けいたします。
 6日夜のネット番組で安倍総理に対して山中伸弥教授は東京五輪開催の可能性について厳しい見方を示されました。
 当初から東京五輪のとん挫を予見した日本の市民社会は、何千億もの追加費用かけても、結局は中止に至ると予見しており、このような最悪の事 態を回避するため、早急に五輪返上の決定を急ぐよう求めております。
 PCR検査について知人から本日寄せられた苦情を下記致します。

村田光平
(元駐スイス大使)



小生の娘婿も高熱と咳で苦しみながら、PCR検査を拒否された一人です。
今回政府は「相談目安の変更」などでごまかしているが、問題は厚労省が自分の傘下の保健所の権威を守るために、京大の山中教授はじめ多くの識 者が指摘している民間の能力の活用を躊躇していることにあるのです。
民間を信用すればすぐ解決することなのだ。いまでも5倍の検査が可能。
ドイツや韓国は検査を徹底的に行うことでコロナを克服しました。
日本には学ぶ姿勢が見られない。
自覚症状のない感染者は今日も町を歩いている。
この有様は「世界不思議発見」に相当します。
多方面への発信メッセージ 2020年 5月8日

安倍晋三内閣総理大臣殿
令和2年5月8日
村田光平
(元駐スイス大使)
拝啓

 本8日のテレ朝モーニングショーで紹介された九州大学 小田垣名誉教授の見解「検査数を増やして感染者を徹底的に隔離すると接触制限なしで早期に収束可能」はコロナ対策に抜本的変革をもたらすと予 見されます。 検査と隔離は感染症対応の王道との原点に立脚するこの見解は国民にもわかりやすく、幅広い支援が予見されます。

https://matomame.jp/user/yonepo665/2b1057f9137a5442e771
「現状のままだと感染者数が10分の1になるのは23日かかる…
 PCR検査を2倍にして5割接触者削減で14日かかる…
 PCR検査を4倍にして自粛要請しない場合8日ですむ…」

 6日夜のネット番組で貴総理に対して山中伸弥教授は東京五輪開催について厳しい見方を示されました。何千億もの追加費用かけて、結局中止と いう可能性は早急に排除することが求められております。
 このような状況下で、早急に全国民にPCR検査を実施する構えを示す政治的決断が不可欠になったと思われます。

貴総理のご指導とご尽力をお願い申し上げます。
敬具
多方面への発信メッセージ 2020年 5月7日

皆様

 引続き各方面から反響に接しておりますのでお届けいたします。

(その1)
この度の五輪ですが、これを中止してこそ日本は正しい方向へ進めると思います。
来年まで五輪を引き延ばし余計な経費を費やすという誤った判断をそのままにして対コロナ政策がうまく進むとは思えません。
入口先生も警告されているように最近の頻発する地震は今の政府のあり方への警鐘と思われます。

(その2)
為政者に対して新たな怒りがこみ上げてきました。
福島など国内の復興なくして、なんのオリンピックなのか?コロナ対策が手遅れになった責任を、いま「自粛」に転嫁しているのではないですか。
韓国に学ばないのもプライドの問題であり、コロナ対策御用専門家忖度会議も責任だけを取らされる集団ということがよくわかりました。

(その3)
全く同感です。私はコロナ禍に多少は取り柄がないか、と考えましたが
(1)本家本元のカジノ産業が壊滅的になり、日本でのカジノが吹っ飛んでしまったこと。
(2)オリンピックが延期どころか日本をパスの可能性がでてきたこと。
に思い至りました。

 上述の通り東京五輪を問題視する動きは深まる一方です。検査数の異常な少なさが五輪配慮と無関係ではないことは否定し難くなっております。
 本7日のテレ朝の「羽鳥モーニングショー」は注目されます。英国からリモート出演したWHO上級顧問の渋谷健司氏が「全国民にPCR検査 を」と提言した のです。これを受けて、玉川徹氏は検査の拡大へ「全自動のPCRの機械を国が買えばいい。どんどん買って大学に譲渡する。コロナが終わったあ とでもその機 械は使える」と提言するなど全国民に対するPCR検査へ向けての第一歩が踏み出されたのではないかと受け止めております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月6日

皆様

 お届けした入口紀夫先生のご見解は各方面からの反響に接しておりますので紹介させていただきます。

(その1)
大変貴重なメール有難うございました。普通の日本人だったら、五輪のための工作という事をみんな見破っていましたね。

(その2)
全く同感です。日本の集団合議、議会制民主主義の中で、余りにも首相官邸で一部の官僚の知恵だけで動いている結果のツケが、国民に転嫁されて はかないません。

(その3)
このご意見に賛成です。
わざとPCR検査を抑制し、感染者数を少なく見せていますが、間違いは歴然。世界主要国がこのパンデミックを乗りこえたあと、日本だけが取り 残される恐れがあります。検査を受けられない潜伏感染者がウイルスをまき散らし続けるので。
医療崩壊を懸念して、と言うのも言い訳け、行政の自己保存の姿が見えます。民間軽視の醜い姿。
日本の数十倍の感染者を数えたイタリアは正に医療崩壊状態を経験しましたが、それも乗り越え都市の解放にこぎつけました。日本の医療関係者は イタリアより劣ると言いたいのですか?

(その4)
一番いけないのは、肝心の「陽性率」を政府が公表しないこと。本当は40%でしょう、世界に冠たるものです。
陽性率7%の目標を掲げた大阪の決断は評価しますが、この目標を達成するには、コロナ対策に成功した韓国に見習って、今でも検査数を5〜10 倍に引き上げる必要があります。
日韓の例のしこりで意固地になって居るようですが、いのちを奪う人道問題を抱える今は、ひとまずそれを棚上げして、韓国が開発し、提供すると 言っている検査キットも受けとったらいいのです。
日本の数字に世界各国が首をかしげている時、正直な数字を公表しないと、ますますオリンピックから遠ざかります。


上述の通り日本のコロナ対策は内外からの批判が強まる一方であり、確実に転機を迎えております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 5月6日

皆様

 入口紀夫熊本大学名誉教授から寄せられたメールをお届けいたします。
 このほか下記・添付の3件のメールをいただいております(こ ちら)
 これらを総括すれば、同教授の下記2点の見解だけでも国民を覚醒することになると思われます。

「今に思えば、日本は、ほんのちょっとしたこと (五輪開催のために感染者数を少なく見せようとして最初から検査数を絞ったこと) が、はからずも、社会機能、経済機能、国民生活の破壊から軍事力の凋落まで、すべてにわたって  「命取り」  となったのではないかと私は考えております。」

「先進国の中で 「徹底検査と隔離」 を断行しない国は日本だけです。日本ではその代わりに  「自粛」  を断行していますが、それによって社会機能は停止し、あるいは、深刻に破壊されています。日本では、2022年/2024年までは 「自粛」 を終えると再び感染拡大が起こり、その度に 「自粛」  体制が必要となるでしょう。日本では、「今年 8月に 1日 700万件 の検査体制なくして収束なし」 (ハーバード大学) といえそうです。」

 東京五輪中止はコロナ対策の見地からも不可欠であることが示されました。
「37,5度の発熱が4日以上続くこと」という検査の高すぎる敷居がようやく取り除かれることが本日発表されました。
 コロナ対策の今後に期待が寄せられます。

 皆様のご健康をお心からお祈り申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月24日

皆様

 すでに突入したと言われる医療崩壊、とりわけコロナ感染者の自宅療養対策として五輪選手村の活用を求める声が高まりつつあります。そもそも 東京オリン ピックを予定通り開催したいという願望、執念が検査に歯止めをかけ、深刻な対応の遅れを招いたとの見方が内外で通説になっております。五輪中 止が決定され ない限り事態の改善は期待し難いといえます。

 このほど発行された経営情報誌「I・B TOKYO」(2020年4月20日)は「天網恢恢疎にして漏らさず。最終的に東京五輪は中止!?」と題する私のインタビュー記事を4ページ に亘り掲載し ております(こちら)。 「五輪ど ころではない」との認識はますます国民の間に広がっていくものと思われます。

 放射能及びコロナパンデミックの双方を軽視して、経費についての合意すらなく決められた「不道徳・無責任」な東京五輪の延期の先行きは自明 といえます。
 日本の名誉にかかわる問題です。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月23日

皆様

 コロナ対策の専門家会議はようやくPCR検査抑制の方針(例えば37,5度の発熱が4日以上続くこと!)の転換に踏み切りましたが、テレビ のワイドショウなどでは当初から市民社会の一部有力な識者はこの方針に強く反対しておりました。
 改めて市民社会の直観の重要性が示されました。

 東京五輪についても市民社会は当初からその挫折を予見しておりました。別添の東京新聞が掲載した五輪中止を求める見解は市民社会が支持する ものと言えます。そもそも福島事故隠しに加担し、放射能を無視し続けることをどうして許せるのでしょうか。
 日本国民の徳性のレベルが問われております。
 延期にかかわる経費をめぐりIOCと日本側がもめだしておりますが、驚くのみです。
 経費を詰めないで延期を決めたIOCと日本側の責任者のレベルが問われております。

 一日も早い五輪中止の決定と自粛補償の徹底などを含むコロナ対策への全力投球開始が待たれます。
 日本の名誉にかかわる緊急課題です。

 皆様のご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月22日

皆様

 再稼働の緊急停止を改めて訴える梶山経済産業大臣宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
 再稼働の緊急停止は待ったなしであること、東京五輪は中止とし、不要となる経費をコロナ対策に回すことなど申し入れております。

 皆様の格段のご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月15日

皆様

 お届けしたBCC発信(こちら)は 反響を呼んでおります。きわめて示唆に富むコメントが寄せられましたので紹介させていただきます。

(その1) 確かに医療崩壊は目に見えています。特に中小病院と養老施設で。世界で行われて居る野外の診療施設を自衛隊なら三日で作れるはず。何故やらないのでしょう?
(その2) 児玉龍彦先生の厳しい現状認識に立脚した国としての体制の立て直しが早急に望まれます。
(その3)2011年の大震災の復興もままならぬ中 1. 無理な五輪誘致、2.辺野古移転のための工事、3.軍用機爆買、本当に必要とされるところに予算が使われず迷いの道に踏み込んでしまっているようです。波乱含みの五輪が延 期されたことも気になります。
(その4) COVID-19は、人類の驕りへの警告であり、「人類は自然の一部」という切実な訴えの表れと理解しています。福島での東京電力原発事故と同様に、自然から人類への最後 警告です。一刻も早く、「人類とウイルスとの共生」の方途を見つけることです。
(その5)後世の歴史家は2020年の前と後、新型コロナ肺炎の前と後に歴史区分をするだろう。新型コロナ肺炎は第1次世界大戦、世界恐慌、 第2次世界大 戦の3大事件を合わせたよりも大きな影響を与えるだろう。世界の政治、経済、社会そして国際秩序を一変させるだろう。それまでに日本がどのよ うな姿で生き のこるかが問題だが。

  上記の諸提言にも示されておりますが、市民社会の直感は専門の知見とならび欠かせないものです。福島事故、東京五輪の挫折などを予見したのは 市民社会の直 感でした。このような直感から現在市民社会は頻発を続ける地震など天災による原発過酷事故の発生が日本の国家体制そのものを脅かすことになる という危機感 から、4基の再稼働運転中の原発の即時運転停止を求めております。本当に待ったなしです。

  皆様のご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月12日

皆様

 原自連の幹事の一人として発出した小泉元総理・小泉環境大臣宛メッセージ(こ ちら)をお届けいたします。
「統治するとは予見することである」との名言が思い出されます。
 この一刻を争う危機的状況の下で「2週間待つ」などはその真逆です。
 メルケル独首相は自粛要請と補償を即決しております。
 このままでは日本の医療崩壊は避けがたいといわれております。
 発熱外来すらまだ活用されておりません。
 国債の活用をしてでも緊急事態宣言の実効性を確保することが急務と確信します。
 皆様のご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月10日

皆様

 この度の緊急事態宣言の実効性を確保するために国債の活用を含む財源捻出を図ることにより、自粛と補償をセットにするよう訴える安倍総理宛 メッセージ(こちら)をお届けいたしま す。  
 WHOの日本人職員は日本の対応は最早too lateであると断じております。(10日「羽鳥慎一モーニングショー」テレビ朝日)
 IMF理事長は大恐慌以来最悪の恐慌の到来を警告しております。

 有事、戦時の危機意識が求められております。

村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 4月6日

皆様

 データ・マックス社出版の経営情報誌「I・B TOKYO」に掲載予定の私のインタビュー記事の第3回分及び第4回分をお届けいたします(こ ちら)

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月2日

皆様

 データ・マックス社出版の経営情報誌「I・B TOKYO」に、4月下旬に掲載予定の私のインタビュー記事が、ネットで数回に分け紹介され始めておりますが、第二回分をお届けいたします。
 https://www.data-max.co.jp/article/34920?mail_maxnews

 また、本日発出したBCC英文発信(こ ちら)をお届けいたします。
 文明の危機に直面する人類は、その代価は想像し難い歴史の法則の具体化を目の当たりにし出していること、無視されている福島の放射能の危険 性が天災により一瞬にして具体化する可能性などに指摘しております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 4月1日

皆様

 データ・マックス社出版の経営情報誌「I・B TOKYO」に、4月下旬に掲載予定の私のインタビュー記事が、ネットで数回に分け紹介され始めておりますので、第一回分をお届けいたします。
 https://www.data-max.co.jp/article/34905?mail_maxnews

 東京五輪は、福島事故がもたらしつつある放射能による健康被害をまったく無視し続けていることが不道徳・無責任なるがゆえに、中止に追いや られるとみております。

 ビル・ゲイツは「このコロナは人類の悲惨な災害ではない。人類の生き方を変える教訓だ」との考えを述べていると伝えられております。

 この機会に特に注意喚起させていただきたいのは再稼働中の4基の原発の危険性です。原発の安全に責任を負わない原子力規制委員会が再稼働を 認めること自 体あってはならないことですが、最近プルサーマル発電の危険性を無視しているなどとと厳しく批判されている同委員会の在り方の見直しを求める 声が高まると みております。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 3月20日

皆様

 本日BCC英文発信(こちら) を発出いたしました。
 心ある日本国民の思いを伝え、日本の良心の証とする思いに基づくものです。
 再稼働の停止及び東京五輪の返上を求める安倍総理宛メッセージ(こ ちら)に言及しております。
 国民は五輪関係者の予定通りの開催への異常な執着には放射能と新型コロナの危険性への配慮が欠如していることに衝撃を受けていることを伝え ました。
 地震の頻発など天災の可能性が日々実感される状況下で原発過酷事故が発生すれば日本の国家体制が崩壊するという恐るべき可能性にも言及して おります。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平

追伸 アジアの傑出した知人より早速下記の反響に接しました。人類が直面するのは文明の危機という認識です。

“The Corona Virus pandemic is a message to humankind to change course while there is time.”
多方面への発信メッセージ 2020年 3月17日

皆様
 
 2020年3月14日発出BCCメッセージ「再稼動の緊急停止と五輪中止を訴えます」を安倍総理宛メッセージ(こ ちら)にお届けしたのでご報告いたします。
 拙著「原子力と日本病」(2002年発行)で原発震災を予見して、9年後にフクシマ事故が発生しました。
 現在深刻に懸念される事態は明日にでも起こりうるものです。
 皆様のご支援を心からお願い申し上げます。
 
村田光平
多方面への発信メッセージ 2020年 3月12日

皆様

 別添の一年前にお送りした「所感」(こち ら)は一字一句現在も変わりません。
 今晩見た映画「FUKUSHIMA 50」を見ての感想を追加させていただきます。

1 原発事故が生む「生き地獄」が見事に描かれておりますが、これを経験した日本が教訓を忘れ再稼働を実施していることの罪深さが痛感されます。
2 崩壊している原発安全神話に換わり射能安全神話がまかり通っていることが嘆かれます。
3 フクシマ事故の「教訓」、すなわち経済重視から生命重視への移行が忘れ去られているところに、これを想起させる新型コロナヴィールスが出現し ました。不道 徳の永続を許さない「歴史の法則」が表面化したのです。今後、女性が主導的役割を果たしてこの生命重視への移行を実現することが期待されま す。即ち、母性 文明の誕生です。     
4 事故の犠牲者、避難住民の方々に対する保障は全く不十分であり、国及び電力会社の責任は重大です。
5 今や国民の多くが「五輪どころではない」と思っております。延期、中止が取り沙汰され出しましたが放射能は存続するので延期はあり得ず、中止しかあり得ません。決断が急が れます。
6 放射能もコロナも無視し続ける五輪は不道徳・無責任であることを天下にさらけ出したのです。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 3月5日

皆様
 
 国際オリンピック委員長のThomas Bach会長はこのほど改めて東京五輪は予定通り開催される旨言明した旨報じられました。コロナウィルスが米国による日本への渡航及び日本人 の訪米の規制 に踏み切ることまで取り沙汰たされだしたこのタイミングでの同会長の発言は福島の放射能及びコロナウィルスへの配慮の欠如と商業主義の姿勢を 覗かせるせる ものとして看過することは出来ません。非常識です。
 最早返上を不可避とする状況が現出しつつあると判断されるのです。
 五輪開催を理由に横車を押す事例がいくつも見られましたが、下記小池百合子都知事宛メッセージで取り上げた羽田空港増便問題もその一例で す。
 東京五輪と表裏の関係にあるとされる福島原発事故処理の現状、特に排気筒、1〜3号機の燃料棒対策が急がれます。また、汚染(処理)水の海 洋放出問題については代替案として経産省が関心を示している近接の坑道の活用の検討を急ぐことが待たれます。
 中止となりましたが3月1日いわき市で予定されていた講演のレジュメ(こ ちら)をご参考までに添付いたします。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
 
 
Sent: Tuesday, March 03, 2020
 
小池百合子東京都知事殿

 安倍総理宛メッセージ(こちら)をお届 けいたします。
 東京五輪対策の一環として案出されたものと指摘されている羽田空港増便に対する住民の反対運動が盛り上がりだしております。
 東京五輪は放射能、コロナ、商業主義の三重苦で危機に直面しております。
 とりわけ新型コロナウィールによるパンデミックの招来に関してWHOが警告を発する状況となっております。
 開催が危ぶまれるに至った東京五輪対策として都心を低空で着陸させるというリスク、川崎の石油コンビナート上空をわざわざ離陸させるリスク を犯させることはもはや国民の理解を得難いと思われます。
 貴知事のご理解とご尽力をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 2月20日

皆様
 
 本2月20日、経済産業省エネルギー庁の土屋博史原子力発電所事故収束対応室長を江口工博士とともに往訪し、同博士より別添資料(こ ちら)の海洋放出の代替案につき説明を行いました。先方からは田中克直企画官及び伊藤純一係長も同席し約一時間15分に亘り、掘 り下げた意見交換が行われました。
 日鉄鉱業の八茎鉱山の坑道に一定期間汚染水を移すことについては高熱汚染水(処理水)の浸透を防ぐシーリングの設置の可否が決め手となるこ と、デブリを含め汚染物の永久貯蔵問題については今後とも連絡を取り合って検討を進めて行くことに付き意見の一致が見られました。
 私からはコロナヴィールス問題、東京五輪問題などを抱える日本が海洋放出に踏み切れば対日批判の炎上は避けられなくなることを強調して海洋 放出代替案の検討をお願いいたしました。
 本日の会合は内外から注目されておりますが、経産省側の上述のような誠意ある対応は高く評価されると思われます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 2月11日

皆様
 
 福島汚染水問題を主管する経産省の原発事故終息対応室長が工藤匠博士から海洋放出の代替案につき2月20日に直接説明を受けることとなりま した(私も同席)。これは本件の帰趨に重大な関心を寄せる向きから歓迎される進展と思われます。
 東京五輪と新型肺炎を結びつけた対日批判の動きが懸念される状況のもとでの海洋放出は問題外と信じます。
 引き続き皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Tuesday, February 04, 2020
 
皆様
 
100万トンを超える福島汚染水の海洋放出の動きは海外でも危機感をもって報じられ出しております。
https://www.zerohedge.com/economics/japan-set-release-12-million-tons-radioactive-fukushima-water-ocean-causing-immeasurable
 
その弊害を認識していたからこそこれまで1000をこえるタンクに入れて海洋放出を避けてきたのですから、この期の及んでの方針転換は弊害対 策の放棄を意味するものであり、内外からの無責任・不道徳のそしりを免れません。なんとしても代案が求められます。
 
「地下水放射能汚染と地震」(オークラ出版)の著者であり地下開発の世界的権威である旧知の江口工博士から本日、下記の連絡をいただきまし た。
1.現場の地盤は脆弱であり、4号機からの燃料棒取り出しの際にはタワークレーンの地下に200本ものアンカーを打ち込む必要があったほどで ある。地震によりタンクが将棋倒しになる事態が深刻に懸念される。
2.現場から数キロのところに日鉄鉱業の八茎鉱山(福島県いわき市四倉町に位置するスカルン鉱床)の坑道は広大であり、ここに一定期間汚染水 を移すことを提案したいと考えている。
 
この問題を主管するのは経済産業大臣ですので早急に経済産業省として江口博士の提案を検討するよう同大臣にお願いする所存です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 2月7日

皆様
 
 引き続き内外から反響が寄せられております。新型肺炎の流行と東京五輪が接近するこのタイミングでの下記3.の五輪批判が汚染水の海洋放出 批判と結びつくことが懸念されます。
 
1.国内から
「世界が日本へ注目している視線は特に平和と文化の良い面もありますが、本件はこれらプラス面を相殺するインパクトがあります。国際社会の中 で、地球と他国へ及ぼす悪影響を考えずに振る舞うのは利己主義が酷すぎます。」(経済人、「縄文道」の提唱者)
 
「まつたく同感です。海洋放棄は最悪の対策で海外からの批判を浴びることは明白です。環境立国を任ずる日本にとつて恥ずかしいことです。」 (元国際機関次長、大学学長)
 
「安倍首相へのお手紙、首相が読んで対応していただけることを念じています。今の政府の対応のままですと、国際犯罪になりかねないです。」 (大学教授)
 
2.海外から
 国際NGO 「自然解決事業団」はBCC英文発信を安倍総理宛メッセージを掲載して拡散しております。反響が予見されます。
http://www.opensourcetruth.com/another-rad-water-release-planned-for-fukushima/
 
3.Nuclear HotseatのLibbe HaLevy氏の発信
 聖火マラソンがチェルノブイリ立入禁止区域の4倍の放射能レベルの地区を走ることを特に批判しております。
 Will there even be a 2020 Olympics, let alone a torch relay?  The Coronavirus may have a thing or two to say about that!  Quarrentine  isn't a good look when you're trying to con the world into the safety of your games. 
 
 東京五輪に加え、福島汚染水の海洋放出により憲法が期待する「国際社会における名誉ある地位」が脅かされることが懸念されます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)


Sent: Thursday, February 06, 2020
 
皆様
 
 世界は福島汚染水の海洋放出の可能性に重大な関心を寄せております。
 本日、BCC英文発信(こちら)で 安倍総理宛メッセージ及びその趣旨を伝えましたのでご報告いたします。
 早速下記の激励に接しております。
 
”Mitsuhei, I do hope your requests are heard and followed. Idea of releasing contaminated  waters into the ocean is terrifying.!”
(スイス在住のハーヴァード大卒の友人、ペリー提督の末裔)
 
Cher Ami, Je continue d’etre vraiment admiratif pour vos efforts.
Comment se fait-il qu’il y ait si peu de voix pour denoncer les dangers qui nous menacent nucleairement parlant alors que l’opinion publique se mobilise si fortement pour la sauvegarde ecologique de notre planete.
 
環境保護に関しては世論はかくも盛り上がるのに原子力の脅威を避難する声がかくも少ないのはなぜだろう。(元スイス中央銀行理事)

 今後も内外各方面の反響が予見されます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 2月5日

皆様
 
 福島汚染水の海洋放出案に対しては茨城県の大井川和彦知事が4日、「結論ありきの取りまとめをおこなうことは容認できるものではない」とし て、「より影響の出ない方法がないか、さらなる検討を強く期待する」とのコメントを発表したと報じられております。
 
 アメリカ及びカナダ西海岸の住民は本件に以前から重大な関心を寄せてきており、彼等からも「脅威の声」が上がるのは時間の問題と思われま す。
 
 日本にとり「地球環境加害国」の汚名返上は急務となっております。
 このような状況下での海洋放出は海外からの対応困難な激しい対日批判を招くことが憂慮されます。
 この際、陸上で長期保管し、並行してトリチウム、ウラン他を含む放射性核種の分離・回収技術を研究・開発することが妥当な対応策と思われま す。
 
 上記の趣旨の安倍総理宛メッセージ(こちら)を お届けいたします。
 皆様のご指導、ご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 1月28日 

皆様
 
 樋口英明元裁判長から頂いたメールをお届けいたします。
「南海トラフ地震が起きた場合、伊方では震度7の揺れが想定されているとのことです。震度7は1500ガル以上です。これに対して伊方原発の 耐震性は650ガルにしかすぎません」とのご指摘は、まさに「一事が万事」で、このままでは事故再発は不可避と断言できます。

村田光平


From: 樋口英明
Sent: Wednesday, January 29, 2020 1:07 AM
 
村田光平先生

留守にしておりまして、只今戻って参りました。
メールありがとうございます。
福島原発事故は、大惨事であったにもかかわらず、まるで何事も無かったかのように誰も責任を取ろうとしない。
そして事故は今なお収束もしていない、そのような状況下での原発の再稼働は、先生のおっしゃる通り無責任・不道徳の極みと思います。
今日もお話をさせてもらったのですが、原発の耐震性の驚くべき低さにショックを受けておりました。
社会的な問題に高い関心がある方たちでさえ、そのことを知らないのです。
「事故が起きたときに被害が甚大なものは、事故発生確率が低く押さえられているはずだ。」という我々の常識が、原発にはまったく当てはまらな いということを、今の我々の科学技術のレベルではコントロールできない技術というしかないと思います。
このことを多くの方が知る必要があると思っております。
村田先生、私も原発の危険性を訴えて参ります。
「私たち一人一人は非力かもしれませんが、決して無力ではない!」
ローマ教皇に被災者代表として訴えた鴨下全生(かもした・まつき)さんのメッセージに返す言葉が見つかりませんが、せめて大人としての責任を 果たしていこうと思っております。(鴨下さんのメッセージを添付送信致します。)(こ ちら)
暖冬とのことですが時折寒暖の差が激しい時もあるようですので、どうぞご自愛下さいますように
                                                                      樋口英明
多方面への発信メッセージ 2020年 1月19日 

皆様
 
 知人から四国電力が昨年起こした「恐ろしい」トラブルに関する「伊方から原発をなくす会」の骨子下記の報告が寄せられましたので共有させて いただきます。
 原子力規制委員会のこの重大なトラブルに対する措置は何ら報じられておりません。
 同委員会は原発の安全には責任を有さないと公言する組織であることが想起されます。
 無責任・不道徳な再稼働により原発過酷事故が再発する可能性を否定する根拠はどこにあるのでしょうか。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
 
労働者・市民の力で原発を廃炉に ─ 名出真一(伊方から原発をなくす会)
 
◎ 伊方原発3号機の運転差し止め仮処分即時抗告審において広島高裁で住民側が勝利しました。
決定では地震の影響、火山の影響の両方を認めたものでした。
伊方原発は現在定期点検中ですでに停止中です。
この決定によって3月29日に予定していた再稼働はできなくなりました。
 
◎ この決定は私たちにとっては当たり前の決定です。
四国電力は昨年、高圧注入ポンプから普段より多いミストが発生。その原因がわからないまま運転継続。「特重」施設建設現場で荷物落下。そして 定期点検中、燃料棒と一緒に制御棒を抜き取ってそのまま7時間放置するという前代未聞のトラブルを起こしています。
多方面への発信メッセージ 2020年 1月18日 

皆様
 
 本16日、入口紀男熊本大学名誉教授から頂いたメールを転送させていただきます。
 自然エネルギーの促進を軽視する日本のエネルギー政策の現状を厳しく批判する動画が注目されます。
 日本の中東石油依存を軽減する見地からも自然エネルギーの推進が切望されます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
 
(入口先生のメール)
 
村田 光平 様
 
入口紀男です。
お疲れさまです。
年が改まりましたが、村田様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
 
金子勝の動画を次のリンクで拝送いたします。
日本のエネルギー政策がここ数年以内に「ガラパゴス化」して世界の中で日本の産業もろとも立ち行かなる姿が見えます。
多くの人たちが興味をもち、あるいは、衝撃を受けるかもしれません。
長い動画ですがご覧いただいて後悔させません。
 
https://youtu.be/eMDjFFFo3qY   (51分25秒)
 
金子勝は(既存勢力か) 何かに遠慮して『言いたい放題』といって 「逃げ道」を残したかのようなタイトルに しているようです。
検証しなければならない点はもちろん無数にあります。
しかし、私がこの動画を見る限り、今のところ、逃げる必要はないと思います。
多方面への発信メッセージ 2020年 1月12日 

皆様
 
 新たな時代の到来を期待する立場からまとめた所感をお届けいたします。
 
 天災大国日本に原発が存在してはならないことは自明です。
 そもそも原発は潜在的に最大の地球環境破壊要因です。
 安全神話が崩壊した後も日本のエネルギー政策は原子力をベースロード電源と位置づけております。
 福島事故の教訓は生かされておりません。国民は不満です。安全神話が崩壊した状況下での原発の再稼働は罪深く、不道徳・無責任です。その背 後で動く原発 マネーの実態が関西電力に対する検察当局による捜査の開始により明るみに出されることになりました。 画期的な事態の進展です。新たなエネル ギー政策の策 定が求められます。
 経産省の責任の重大さがますます認識されます。
 ようやく一部の宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求めて立ち上がったとの情報に接しております。
 
 2019年12月25日付東京新聞が報じる排気筒解体作業の現状は、崩壊すれば広島原爆以上の放射能を流出する可能性があるとされる排気筒 対策に国として全力投球していないことを示すものです。排気筒は福島危機の悪化の可能性の象徴と見なしうるものです。
 緊急の対応の必要性を強く訴える次第です。
 1月10日、NHKもようやくこの問題を大きく報じるに至ったことは一歩前進です。
 
「原子力タブー」が今尚存続することに驚きます。東京五輪の福島隠しに通じるものがあります。不道徳・無責任です。
 五輪の機会に来訪する一千万を上回ると言われる来訪者の放射能に起因する健康被害の可能性を無視し続けることは限界に達しつつあります。
 五輪そのものの存立及び日本の名誉に関わる問題です。
 マスコミの奮起が待たれます。
 
 幸い不道徳の永続を許さない歴史の法則の目をみはる表面化が次から次へと確認されており、再稼働を始め、原発と表裏の関係が指摘されるリニ ア中央新幹線、カジノ解禁など国民に不評なプロジェクトの頓挫が取り沙汰されるようになりました。
「天網恢恢疎にして漏らさず」(老子)の警告が内外で確実に注目されるに至っております。
 
 オーストラリアで昨年9月以来発生した山林火災は未だに拡大を続けており、ニュージーランド、南米にも噴煙の被害が及び出すなど危機的状況 が収まりませ ん。世界に存在する440余基の原発に冷酷事故が発生すれば放射能の制御不可能の拡散という地獄絵が連想され、衝撃を受けます。
 世界的規模の脱原発の実現を急ぐ必要性が改めて痛感される所以です。
 幸い福島事故10周年記念行事として世界脱原発会議の日本での開催が強力な有志の間で真剣に話し合われるようになっております。
 
 皆様のご指導とご支援を心からお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2020年 1月7日

皆様

 知人から寄せられた傑出した政治家として最も尊敬されるドイツのメルケル首相のアウシュヴィッツにおける演説(約15分)をお届けいたしま す。
https://www.youtube.com/watch?v=vVuX99hwYnI&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0IF5fkSSEiziEIqHhfO1oCMuvdtlU8KZ7bRYogdxE2V_9U2a4EMSCn1EA

 ヒットラーが犯した罪に対する徹底した謝罪は深い感銘を与えます。
 福島事故の犠牲者の立場に思いを馳せざるをえません。

 村田光平
(元駐スイス大使)
 
追伸
 
 お届けしたメルケル独首相の演説は反響を呼んでおります。
 
(その1)
メールありがとうございます。
日本の政治家がこのようであれば、中韓との関係ももっと良いものであったのでしょうが、大変残念です。
私たち一人一人も心に刻んでいかなければいけませんね。
 
(その2)
ドイツ・メルケル首相のメッセージ有難うございました。
当然のことを述べておられるのでしょうが、今の時代に当然でなく、その才学器識、並々ならぬ教養、深い深い信仰とその人間性、首相としてメッ セージを公式に述べるGallantry,Morality,Integrityに心胆より敬意を表します。
我国の為政者にも、僅かな一部でも爪の垢でも煎じて飲むよう在りたいものです。また米国、中国、ロシアの指導者らにも。
 
(その3)
メルケル首相は国内で厳しいバッシングを受けておられるようですが、村田さんを始めとするオリンピック開催中止と脱原発を訴える方達も‘袋叩 き’を受けながら活動されておられることとお察しいたします。
 
(その4)
日本の政治家がこのようであれば、中韓との関係ももっと良いものであったのでしょうが、大変残念です。
私たち一人一人も心に刻んでいかなければいけませんね。
 
 上記の反響に反映さる国民の良識に大いに励まされます。
多方面への発信メッセージ 2020年 1月3日

皆様
 
 2020年の年賀状(こちら)を別添お届け いたします。
 
 天災大国日本に原発が存在してはならないことは自明です。
 安全神話が崩壊した後も日本のエネルギー政策は今なお原子力をベースロード電源と位置づけております。
「原子力タブー」が今尚存続することに驚きます。
 東京五輪の福島隠しに通じるものがあります。
 
 福島事故の教訓(経済重視から生命重視へ)は生かされておりません。女性の役割に期待が寄せられます。
 母性文明が待たれる所以です。
 
 幸い不道徳の永続を許さない歴史の法則の目をみはる表面化が最近確認され出しており、再稼働を始め、カジノ、リニア新幹線など国民に不評な プロジェクトの頓挫が次から次へと取り沙汰され出しております。
「原子力と不道徳の全方位の破壊力」が実感されます。
 
 日本は「放射能垂れ流し」の対策に全力投球して地球環境加害国の汚名返上を急ぐべきです。
 
 今年は東京五輪の帰趨を含め、厳しい試練の年となることが確実に予見されます。
 皆様のご理解とご尽力を心からお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)

追伸 樋口元裁判長の講演会における私のスピーチがyou tubeで(こ ちら)取り上げられております。
多方面への発信メッセージ 2019年12月27日

皆様
 
 天災大国日本に原発が存在してはならないことは自明です。
 安全神話が崩壊した後も日本のエネルギー政策は原子力をベースロード電源と位置づけております。
 福島事故の教訓は生かされておりません。国民は不満です。ようやく一部の宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求めて立ち上がったとの情報に接しております。
 
 下記の排気筒解体作業の現状(こちら)は、崩壊すれば広島原爆以上の放射能を流出する可能性があるとされる排気筒対策に国として全力投球していないことを示すものです。排気筒は福島危機の悪化の可能性の象徴と見なしうるものです。緊急の対応が求められます。
 
「原子力タブー」が今尚存続することに驚きます。東京五輪の福島隠しに通じるものがあります。
 幸い不道徳の永続を許さない歴史の法則の目をみはる表面化が確認され出しており、再稼働を始め、カジノ、リニア新幹線など国民に不評なプロジェクトの頓挫が取り沙汰されております。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
村田光平
多方面への発信メッセージ 2019年12月27日

皆様
 
 27日発出のBCC英文発信をお届けいたします(こちら)
 Bach IOC会長宛メッセージ、松村昭雄元国連顧問から寄せられたニューヨーク・タイムズ紙記事などを伝える内容です。
 日本における不道徳の永続を許さない歴史の法則の目をみはる表面化、原子力と不道徳の全方位の破壊力の具現化、福島の放射能による環境大臣、復興大臣に 関係する健康被害の衝撃的実態などに言及し、東京五輪が五輪そのもの及び日本の名誉を脅かしつつあることに言及しております。
 この期に及んでの福島隠しの不道徳・無責任はもはや弁解の余地がありません。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年12月24日

皆様
 
 大飯原発及び高浜原発の再稼働差止めの判決で「司法界の良心」として知られる樋口英明元裁判長の講演会が16日午後、内幸町ホールで開催されました。同講演に先立ち依頼に応じ私から15分程度のスピーチを行い、日本の危機的現状につき所感を述べました。
 樋口先生の所信は私も応援する原自連(小泉、細川元総理が顧問)の所信と一致するものであることが確認されました。
 これを報告する小泉元総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。
 最近の日本の現状に関する内外の報道振りから不道徳の永続を許さない歴史の法則の表面化がようやく始まったのを感じております。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年12月22日

皆様
 
 反響が寄せられ始めました。取り急ぎお届けいたします。
 
その1.何か良からぬ予感がしますね。
 
その2.望月元大臣死去に関連する情報を、本日、私の『ニコニコチャンネル孫崎享』のブログで紹介させていただきました。
話は変わりますが、昔米国で西部劇を核実験場近くで撮影し、ジョン・ウエイン等多くの人が死んだのを日本人女性がロスでなくなった人の写真展をされたことがあります。
 
その3.メール拝読いたしました。大変驚いています。これほど多くの方々が、しかもそれほどの高齢でもないのに、癌を発症して死亡していたとは気づきませ んでした。私自身の認識の甘さを叱咤された思いです。次号2月号で何らかの形で取り上げたいと思います。ご指導ください。ありがとうございます。
 
その4.これだけの環境・復興関係閣僚などの被害、小泉進次郎環境大臣には、ぜひ調査をお願いしたいと思います。
同じく公表されました笠井アナウンサーの悪性リンパ腫発症についても、事故後、活発に取材をされておられた姿を思い出しまして、被曝との関連が示唆されるのではと、感じずにはいられません。
福島のジェイビレッジからの聖火の出発ランナーは女子サッカーの「ナデシコジャパン」の優勝当時のメンバーとなるとのこと、本当に心が痛みます。
私は「愛国主義者」ではありませんが、彼らのような「国の宝」を被曝リスクに公然と曝して何とも思わない原子力村の神経を根本から疑わざるを得ません。
 
 上記の通り 「福島隠し」は心ある国民に衝撃を与えております。
 東京五輪の根深い問題を浮き彫りにするものであり、今後内外から注目されて行くことは確実と思われます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年12月21日

皆様

衝撃的情報が寄せられましたので、そのままお届けいたします。

村田光平

-----Original Message-----
From: 渡辺 悦司
Subject: 望月義夫・元環境相の死去について

皆さま
渡辺悦司より

望月義夫・元環境相/内閣府特任原子力災害担当大臣が死去したと報道されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191219/k10012220771000.html


2017年以降、環境省・復興庁関係の閣僚や自民党役員が次々と死去しています。

・愛媛県(3区)選出の白石徹元環境大臣政務官、2017年3月17日、悪性リンパ腫により60歳で死去
・新潟県(5区)選出の長島忠美氏(元復興大臣政務官・復興副大臣)同年8月18日、多臓器不全(脳卒中)により66歳で死去
・再処理工場(実験稼働)がある青森県(旧4区)選出の木村太郎氏、同年7月25日、膵臓がんにより52歳で死去
・松本龍元環境相・復興相が18年7月21日肺がんにより67歳で死去
・大阪12区選出の北川知克元環境副大臣が18年12月26日、腹膜炎により67歳で死去、15年ごろからがんを患っていた
・衆議院比例区(南関東)選出の宮川典子・自民党環境部会長代理が19年9月12日、乳がんにより40歳で死去
・衆院静岡4区選出の望月義夫・元環境相・内閣府特命原子力防災担当大臣が19年12月19日、肝不全により72歳で死去

これらは、彼らが、事故原発や高濃度汚染地域の視察も含めて、数多くの高リスクの被曝イベントに動員されていることと関連していると考えられます。
これだけの死去が「単なる偶然」であるはずはなく、被曝に関連していないとは考えられません。
私が知り得た限りで、関係閣僚・関係者のなかでの逝去者のリストのスライドを作ってみましたので、拡散などにご利用ください(こちら)
天皇・皇后も、首相も、与党・野党の有力政治家も、有名人も、トップアスリートも、有名歌手や有名タレントも、ニュースキャスターも、次々と被曝リスクの高いイベントに動員する――これが国際原子力マフィアと呼ばれる人々のやり方であるといわざるをえません。
環境関係の閣僚が次々死去し、元皇后は乳がんを発症し、首相ですら健康不安説がささやかれる中で、日本の支配層は、自分自身を犠牲に供している「集団自 殺」(精神科医久邇晃子氏)的政策に導かれ、人民の側から見れば「政府によって組織された確率的大量殺人」をつづけるのでしょうか?
人々はこれに気づかず、従容と受忍し続けるのでしょうか?

メールも添付も、ご自由に転送・拡散にお使いください。
多方面への発信メッセージ 2019年12月16日

皆様

 東京五輪出場選手たちと1000万人〜2000万人と言われる内外の観客にとり、健康面の安全の確保は重大関心事の筈です。
 福島隠しはそろそろ限界です。
 不都合な真実の表面化が続きます。
 15日、ドイツ在住のグローガー理恵さんからよせられたメール(こちら)を転送いたします。
 特に、下記報道が注目されます。

 12月4日、グリーンピースジャパンが10、11月にJヴィレッジ周辺での放射線量を調査したところ、ホットスポットを検出したと発表しました。
 このことについては、産経新聞が報道がしています。
https://www.sankei.com/life/news/191204/lif1912040003-n1.html

 また、英紙ガーディアンも、このことについて報道しています:
Radiation hotspots 'found near Fukushima Olympic site'
https://www.theguardian.com/world/2019/dec/04/radiation-hotspots-found-near-fukushima-olympic-site-greenpeace

 当然のことながらこれらの報道の反響が予見されます。

 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年12月10日

皆様
 
 原発絡みの問題は東京五輪も含め倫理・道徳の問題として捉えております。
 安全神話が崩壊しながら再稼働を認めることは無責任・不道徳です。
 しかも原発の安全に責任がないとする原子力規制委員会に再稼働を容認する権限を与えるお粗末さは恥ずべきことです。
 不道徳の永続を許さない歴史の法則、天地の摂理の表面化を待つのみです。
 「天網恢恢疎にして漏らさず」の正しさを日本は世界に立証しております。
 最強の権力の最大の敵は倫理・道徳です。
 心ある国民の求める時代の変化はそこまでやってきていると信じます。
 別添の旧知の西尾正道北海道がんセンター名誉院長の見解は(こちら)がん患者の増加を防ぐために早急に取り組むべき重要課題(内部被曝を無視するIAEA等国際機関、遺伝子組み換え食品の世界一の普及振り、世界一緩い農薬の残留基準値等々)を提起しております。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
 
追伸 最近経済界出身の知人から下記の所感が寄せられました。
 
<論文「フクシマ事故と東京オリンピック 小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)」 (投稿日:2018.10.10 | カテゴリー:内部被ばくと健康被害, 資料)を何度も読ませていただきました。感激するとともにこの国の「正論」に対する権力の恐ろしさを改めて痛感します。
小出氏が指摘するように、オリンピックの招致を含めて今の政府の福島原発事故に対する対応は、「危険、危機に正面から向き合わない、深刻な実態を国民から 隠す。人の命を大切にしない〜どころか、全く無視する。事故を起こした責任者は一切責任を負わないで雲隠れする」構図。これはあの大戦を引き起こした後始 末とそっくり同じです。
本件貴メールは私の読書仲間約20名に転送。拡散させていただきました。ご了承下さい。>
多方面への発信メッセージ 2019年12月5日

皆様
 
 この程「径書房」より小出裕章著「フクシマ事故と東京オリンピック」を送付頂きました。
 小出先生の趣旨説明と同書の装丁を別添いたします(こちら)
 同書は極めて簡潔に、かつ要領よくまとめられており、英、独、仏、西、露、中及びアラビア語の7カ国語の翻訳付きです。
 表紙には、
 真実から目を逸らすことは犯罪である
 忘れていませんか? この国は、現在も、100年経っても「原子力緊急事態宣言」下にあることを──
 <世界に告ぐ>東京五輪は即刻中止!
 と書かれております。
 
 国際的にも著名で信頼されている小出先生の本書は、国際社会に大きな影響を及ぼすものと思われます。
 既に、フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体の署名を集めて出されたBACH IOC委員長宛公開書簡は、オリンピックゲームに関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を 導き出すよう要請しております(11月16日発出BCC発信)。
 また、東京五輪を放射能汚染地域から切り離す国際キャンペーン("Keep the Olympic Games out of radioactive regions")も開始しており、聖火リレーのスタート地点の変更、野球、ソフトボールの県内実施の中止などを求めており、来年2月にはIOC本部に、 3月には日本政府に対する申し入れも予見されております(11月30日発出BCC発信)。
 
 五輪の機会に来訪する数百万人の来訪者の放射能に起因する健康被害の可能性を無視し続ける五輪関係者は無責任、不道徳のそしりを免れ得ません。
 
 五輪の名誉及び日本の名誉に関わる問題です。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年11月30日

皆様
 
 29日発出のBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。
 
 11月28日、IPPNW ドイツ支部長のAlex Rosen 博士より東京五輪を放射能汚染地域から切り離す国際キャンペーン("Keep the Olympic Games out of radioactive regions") を開始したとのメッセージを転送するものです。
 
 同メッセージは聖火リレーのスタート地点の変更、野球、ソフトボールの県内実施の中止などを求めており、来年2月にはIOC本部に、3月には日本政府に対する申し入れを行うことに言及しております。東京五輪が事故隠しに利用されていることを強く批判しております。
 
 本BCC英文発信では、予見される海外からの約2000万人の来訪者にもし後日、放射能による健康被害が生じれば、世界は許さないであろうと述べ、だからこそ今なお五輪返上を訴え続けている旨指摘しました。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年11月29日

皆様
 
 自由民主党の鈴木俊一総務会長宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。
 東京五輪の帰趨如何には内外から重大な関心が寄せられておりますが、この程、福島事故が放出した放射性物資に起因する健康被害の可能性を全く無視してきた国際オリンピック委員会を批判する重要な動きが始まりました。
 遂にBACH IOC委員長が東京五輪の放射脳の危険性を無視し続けていることに対して、フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体が連名で公開書簡を発出したのです。重大な進展です。
 
 同書簡は日本で受ける健康リスクに関し、IOCのBACH委員長に対して東京五輪に関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請するものです。
 
 健康被害の可能性を無視し続け、IOCが東京五輪を開催をすることは、全世界にたいして福島事故が大したことではなく、何事もなかったごとくに消し去ることに加担することになると同書簡は断じております。
 
 1000万人を超えると予見されている来訪者が放射能による健康被害を被らないとどうして保証できるでしょうか。
 同書簡の要請を無視すれば、不道徳、無責任として五輪そのものの存立が問われることになることは必定です。
 日本の「国際社会における名誉ある地位」はどうなるのでしょうか。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
 
追伸 28日、IPPNW ドイツ支部長のAlex Rosen 博士より東京五輪を放射能汚染地域から切り離す国際キャンペーン("Keep the Olympic Games out of radioactive regions") を開始したとのメッセージが寄せられました。具体的には聖火リレーのスタート地点の変更、野球、ソフトボールの県内実施の中止などを 求めております。来年2月にはIOC本部及び日本政府に対する申し入れを予定しております。
多方面への発信メッセージ 2019年11月16日

皆様
 
 欧州で表面化したIOC批判について報告する安倍総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。
 
 この程、福島事故が放出した放射性物資に起因する健康被害の可能性を全く無視してきた国際オリンピック委員会を批判する本格的が動きが始まりました。フ ランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体がIOCのBACH会長宛に連名で公開書簡を発出して独立系の科学者たちによる 放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請したのです。
 
 これが無視されれば五輪そのものの存立が問われることになりかねません。
 日本の「国際社会における名誉ある地位」を脅かしかねない問題です。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
追伸 東京の放射能汚染に関し、11月13日付東京新聞は都環境局職員の立ち会いのもと9月中旬に都立水元公園(葛飾区)の土壌を採取して放射性セシウム の濃度を調べると、29地点のうち12地点で放射性廃棄物の基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超えたと報じております。
多方面への発信メッセージ 2019年11月16日

皆様
 
 東京五輪の帰趨如何には内外から重大な関心が寄せられておりますが、この程、福島事故が放出した放射性物資に起因する健康被害の可能性を全く無視してきた国際オリンピック委員会を批判する重要な動きが始まりました。
 
 15日、Andi Nidecker 博士(IPPNWスイス支部幹部)より、IOCのThomas Bach会長宛の公開書簡(仏語)が寄せられました。
  フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体の署名を集めて出されたものです。
  https://blogs.mediapart.fr/les-invites-de-mediapart/blog/141119/jo-2020-au-japon-attention-zone-radioactive
 
 他方、同日、同書簡のとりまとめを担当したKolin Kobayashi氏による和訳が寄せられました。
 https://www.facebook.com/kolin.kobayashi/posts/645906709146799
 
 同書簡の特に注目される内容は次のとおりです。
 
「聖火リレーは、Jヴィレッジという福島事故対応施設を出発点として、汚染地をくまなく走るという信じがたい計画です。ベースボール、ソフトボールの試合 に予定されている福島市の「福島あずま球場」周辺の土壌汚染は、最大6176Bq/kgの汚染が検出されており、トライアスロンの水泳を行う東京湾の一部 は、すでに汚物で異臭が放たれ、湾岸部には、放射能が高度に堆積しています。東京にもホットスポットは存在しています。
 
 私たちは、東京オリンピックに参加する選手たちの健康を憂う以上に、この開催が、大半が100年、また数千年に及ぶ汚染区域である福島周辺に暮らさざる を得ない住民たちの不都合な現実を消し去ることを最も危惧しているのです。これらの住民の中で、とりわけ、妊娠している女性、あるいはその可能性のある女 性たちや子供達がこの惨事によって打撃をうけ、放射線の高線量にさらされているのです。
 
 私たちは、東京オリンピックに参加する選手たちの健康を憂う以上に、この開催が、大半が100年、また数千年に及ぶ汚染区域である福島周辺に暮らさざるを得ない住民たちの不都合な現実を消し去ることを最も危惧しているのです。
 
 こうした重大な状況を告発せず、貴職たちが東京オリンピックの開催をすることは、全世界にたいして福島事故が大したことではなく、何事もなかったごとくに消し去ることに加担することになるのです。
 私たちは、日本で受ける健康リスクに関し、貴職に、オリンピックゲームに関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請するものです。」

 上記の通りその内容には反論の余地は有りません。
 スイスのローザンヌのIOC本部に対するデモも計画されているようです。
 天災の激化に伴う福島の状況の悪化の可能性に鑑みれば、その対応に全力投球するために五輪返上を決断することは今からでも遅くはないと信じます。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年11月12日

皆様
 
 10月21日発出のBCC発信(下記10月22日記事)でご報告した「I・B TOKYO」によるインタビュー記事(こちら)が11月4日付同誌に掲載されましたのでお届けいたします。表紙に私の写真を載せ、「世界の未来潮流」「放射能でおもてなし?」「安全性を疑問視する国内外からの声が急増」との大見出しをつけております。
 東京五輪の帰趨は日本の「国際社会における名誉ある地位」を脅かしかねないことを憂慮して、率直に問題提起を行っております。
 
村田光平
多方面への発信メッセージ 2019年11月3日

皆様
 
 東京五輪と原発は表裏の関係にあることが度重ねて立証されてきております。選手の健康に配慮と言いながら放射能による健康被害の可能性を両者とも完全に無視しております!
 
 下記添付の日刊ゲンダイの記事は、さる9月に出版された著書「東京五輪がもたらす危険」(緑風出版)を紹介し、原発事故で放出された放射性物質は「ガラ ス状不溶性放射性粒子」と呼ばれ、一個吸引しただけでも4500ベクレル相当のリスクになり、五輪開催中の短期間の滞在でも危険は避けられず、生涯にわ たって健康リスクを背負うことになるとの見解を紹介しております。同見解は、著名な核専門家のアーニー・ガンダーセン氏が度重ねて警告している内部被曝に かかわるものです。原発を推進するIAEAの影響下にあるWHOがこの内部被曝の危険性を完全に無視していることが想起されます。不道徳・無責任のそしり を免れません。
 
●放射能の健康被害を無視して進む東京五輪|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/264152
 
 国際社会が上記の現状を把握するに至れば「激怒」することは必至です。
 東京五輪は益々波乱含みです。
 
 皆様はどう思われますか。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月29日

皆様
 
 本日福島県庁の責任者によれば台風19号及び20号等による被害は甚大で、危機的現状に「震災対応」しているそうです。
 マスコミはなぜ福島県のこうした危機的現状を報じないのでしょうか。
 
 IOCもマラソンの酷暑対策しか口にせず肝心の放射線の危険性は一切無視しております。
 原発と東京五輪は表裏の関係にあることが実感されます。
 
 東電は東海第二原発再稼働への融資を決めました!
 実質国有化されている東電の今回の決定を容認する経産省の責任は重大です。
 
 安全神話が崩壊した状況下で再稼働を認めるのは、本来罪深く、無責任かつ不道徳です。
 しかも原発の安全に責任を負わないと公言する原子力規制委員会に再稼働を許可する権限を与えることなどどうして許されるのでしょうか。
 
「世界の命運を左右する電力会社」という認識が既に幅広く拡散しております。
「メディアの命運を左右する電力会社」とも言われだしております。
 
 福島の悲劇を生んだ東京電力が利益まで生む会社として存続していることに対して最近、タクシーの運転手さんからも強い批判が聞かれるようになりました。
 
 不道徳の永続を許さない歴史の法則(天地の摂理)の表面化が待たれます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月27日

皆様
 
 安倍総理宛メッセージ(こちら)をお届けいたします。
 
 今後も予見される「天災の激化」は福島県からの大量の放射の海洋流出にたいする国際社会の危機感を深めるものと思われます。福島県の危機的状況に鑑みれ ば、政府として緊急に国際社会の懸念にも配慮した福島の安全総合対策を打ち出す必要がある旨を本メッセージは訴えております。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月27日

皆様
 
 10月26日別添の原爆被災体験の会(こちら)での発言骨子(こちら)をお届けいたします。
 DVDで紹介された故ルーメル神父の見解(日本の戦争終結の決め手となったのは原爆ではなく、ソ連の対日参戦である)、明かした事実(50名の憲兵隊は在日外国人全員を銃殺する計画を進めていたが、その実施直前に原爆で全員が死亡して同計画は頓挫した)が注目されます。
 詩人で日本ペンクラブ会員の橋爪文氏は被爆体験を語る予定でしたが、体調不良のため欠席され、DVDで抜群の表現力による迫真の体験談が紹介されました。
 天災、事故、テロなどの危険性に鑑みて益々放置できない世界の440余基の原発を含む民事・軍事を問わない核廃絶は、日本の歴史的使命であることを改めて強く認識いたしました。
 核兵器禁止条約への参加が急がれます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月22日

皆様

 10月7日にデータ・マクスにより創刊された週刊経営情報誌「I・B TOKYO」に私のインタビュー記事が11月18日号に掲載予定ですが、ネット先行で掲載が開始されましたので2回分をお届けいたします。
 https://www.data-max.co.jp/article/32066
 
 日本の国柄を変えてしまったとも言える電力会社の原発マネーの実態が関西電力の事例で露見しました。
 国民の反対する不道徳・無責任な再稼働が強引に実施される背景が遂に衝撃的に露見したのです。
 再稼働中の9基の原発の運転停止の実施は緊急課題となりました。
 東海二原発の再稼働のための3500億円の融資が実現する筈がないことは市民の直観から予見できます。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月17日

皆様
 
 菅直人元総理の 「原発の一時国営化による全原発廃炉政策(私案)」(こちら)を入手いたしましたので、お届けいたします。
 福島原発事故発生当時の総理大臣として筆舌に尽くしがたい「生き地獄」のご体験に立脚する本私案は、この上なく意義深いものと言えます。
 
 関西電力で原発への信頼を心底から揺るがす事実が発覚し、原発が国民の反対を抑えて促進される背景が遂に衝撃的に露見しました。 原発を国策として推進してきた国が脱原発に十分責任を果たすべきことは論を待ちません。
 原発の一時国営化により脱原発の実現を図る管直人元総理の私案に心から賛同いたします。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月12日

皆様
 
 10月12日発出のBCC英文発信(こちら)をお届けいたします。
 海外からも注目されている関電の原発マネー問題、東京五輪反対の動き(在サンフランシスコ日本総領事館に対する申し入れ、11月6日に予定された国際オリンピック委員会(IOC)本部に対する抗議活動)、私のBACH IOC会長宛メッセージなどに言及しております。
 潮目の変化がますます実感されます。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月8日

皆様
 
「天網恢恢疎にして漏らさず」が遂に原子力ムラの本丸の一角に達しました。
 今後注目されるのは総括原価方式の改善、そしてこれにより生み出された電自連の膨大な工作資金の使途の管理が可能となるかどうかだと思われます。
 一大改革が求められますが、その実現は時間の問題だと思います。
 日本の市民社会の力を信じます。
 
 この程、ある月刊誌の責任者より「次号では東電裁判、関電の金品受領問題を取り上げて、徹底追及してまいります」とのメッセージが寄せられました。
 
 報じられる鳩山友紀夫元総理の10月4日付きのツイッターでのご指摘の通り、関電を巡る不祥事は「他の電力会社においても大同小異」の筈です。
 昨日、ある経済界出身の知人は、親戚の九州電力の役員の家で数年前に有り余った羊羹で沸かしたお風呂に入れてもらったことがあると述べておりました。このたぐいの情報は激増するものと思われます。
 
 不祥事は、一度スポットライトを浴びれば、私が公正取引委員会出向中に学んだ「透明性と公明性」の原理により、責任追及は徹底的に行うよう迫られて行くものと思われます。
 
 原発と表裏の関係にある東京五輪も深刻な危機に直面しつつあります。
 原子力緊急事態宣言が解除されない状況下での五輪など本来問題外のはずです。事故前の20倍の放射線に晒される危険な現状が放置されたままです!!
 
「放射能」、「無責任、不道徳」東京五輪の開催を許すならば、当然五輪も同罪であり、その存立が問われます。
 
 日本の名誉及び五輪の名誉に関わる問題です。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年10月2日

皆様
 
 拙著「原子力と日本病」で指摘したことが事実により立証されることが増える一方です。
 福島事故により「安全神話」が崩壊したにもかかわらず、誰もその責任を問われることなく、再稼働が認められたことは、倫理・道徳の欠如を反映するものであり、無責任のそしりを免れません。福島の悲劇に思いをいたせば誠に罪深いことです。
 
 天災超大国とも言える日本に54基の原発を建設したことは「巨大な過ち」と言われ、それを認めながら、脱原発を急がないのは無責任極まりないことです。しかも、未だに天災対策と真剣に取り組んでいるとは言い難い状況です。
 
 反省が求められます。
 
 もし台風15号が福島第一を襲っていたとすれば福島第一の第一〜第三原発の冷却用プールあるいは排気筒の崩壊がもたらされ首都圏からの住民の避難が必要 となる事態の現出もあり得たと思われます。こうした懸念に基づき本格的対策を講ずることは、近年、スーパー台風・ゲリラ豪雨などこれまでにない気象現象の 頻発により喫緊の課題になったことは明白となりました。
 
 とくに、原発の安全に責任を負わない原子力規制委員会により再稼働を許可された9基の原発の運転停止を一日も早く実現するよう訴える次第です。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月30日

皆様

 最近の世論の動向には重要な変化の兆しを身近に感じております。
 東京五輪が禍根を残すことがないようにとの願望から安倍総理にメッセージを発出いたしましたのでお届けいたします(こちら)
 世界の危機の真因は倫理の欠如であるとの感を深めております。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月26日

皆様

 別添資料(こちら 閲覧注意)に含まれる恐ろしい写真を御覧ください。
 核エネルギーの悪魔性を感じさせるものです。
 440基以上の原発からはトリチウムチムが流出しております。
 その危険性を別添の小柴、長谷川両先生の嘆願書(こちら)が指摘しております。
 原子力は倫理、道徳の問題であることを痛感いたします。
「安全神話」を始めとする数え切れない「嘘」は何ら罰せられることなく、「原子力タブー」が復活しております。

 しかしながら、グレタさんの気候サミット演説は世界に倫理・道徳の復興を求める動きにとりこの上ない追い風になりました。
 天地の摂理を感じます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月21日

皆様
 
「月刊日本」2019年10月号に掲載されたインタビュー記事(こちら)をお届けいたします。
 同号は東京五輪批判を特集として取り上げており、「週刊朝日」9月20日号に続くものとして注目されます。
 福島危機を隠して海外から来年は4000万人、再来年は5000万人の観光客を見込むなど詐欺だとの声が内外であがりだしております。
 由々しきことです。
 皆様のご理解とご支持をお願い申し上げます。
 
村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月21日

皆様
 
 福島刑事裁判の不道コ・無責任な判決は内外の心ある市民社会に衝撃を与えております。
 9月14〜15日にドルトムントで行われた「フクシマの危険性を黙殺させない東京オリンピック・パラリンピックのために」の共同会議・行動 に関する別添のプレス・リリース(こちら)は、こうした判決を生み出した日本の異常な社会的背景の理解にも資するものと言えます。
 
 この程出版された「東京五輪がもたらす危険」(緑風出版)の内容は慄然とさせるものがあり、内外の五輪関係者を含め決して無視できない筈です。
 
 日本の明るい未来を切り開くためには若者たちの奮起に大いに期待しており、働きかけを強めて行く所存です。
 大学での教材として活用した拙著「新しい文明の提唱〜未来の世代へ捧げる」をアマゾンから電子書籍として7月に出版したところ、意外にも別添の通り無料キャンペーンの第4位となり、大いに励まされております。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月15日

皆様

 お届けしたBCC英文発信(こちら)での、五輪返上は今からでも遅くはないとの指摘は反響を呼んでおります。
 アジアの著名な国際政治学者からは”Thank you dear friend.  Even if the Olympics are held your persistence will be a beacon for others. ”との激励をいただきました。

 9 月 14、 15 日には「フクシマの危険を黙殺させない東京オリンピックのために」と題するシンポジウムがドイツのドルトムントで開催されるなど国際社会の動きが注目され ます。ご報告した「東京五輪がもたらす危険」と題する著書がこの程出版されたこともあり、反響が予見されます。

 このたび台風がもたらした千葉県での深刻な大規模停電、嘲笑すら招く五輪の酷暑対策の無策振り等は、天災超大国として求められる安全意識の重大な欠如と 無関係ではないと思われます。今回の台風が福島第一を襲っていたなら排気筒が倒壊し、東京が住めなくなくなるような恐ろしい事態が発生したかもしれないの です。
 54基もの原発を建設したことは過ちであることを認めながら脱原発を急がないことは不道徳、無責任のそしりを免れません。国も、電力会社も、国民も代価を払う「三方一両損 」による脱原発を急ぐよう改めて 訴えて行く所存です。

 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年9月10日

皆様
 
 9月10日発刊の「週刊朝日」(9月20日号)の掲載された東京五輪に関する注目される記事(こちら)をお届けいたします。
 添付記事の123ページの中段に私の発言が引用されております。
 
 ヨーロッパでは今年の年末までに、福島の子どもや女性の健康を懸念するデモを開催する動きがあります。福島原発問題が終わっていない(under controlではない)ことは、海外ではいわば常識となっているのです。
 東京オリンピックの開催が近づけば近づくほど、こうした懸念の声はさらに大きくなるでしょう。東京オリンピックに出場する選手たちも、自分たちの身の安 全が脅かされるかもしれないのですから、当然“under control”の再検証を求める声を上げるでしょう。 これを無視し続けるならばIOCへの批判は燃え上がってくるはずです。
 
 日本の名誉のために、五輪を返上し、福島原発事故処理に全力で取り組むべきです。
 今からでも遅くはないと信じます。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
追伸 9月22日に発刊される月刊誌に私のインタビュー記事が掲載される予定です。新しい変化の動きを実感しております。
多方面への発信メッセージ 2019年8月30日

皆様

 渡辺悦司氏よりこのたび出版される著書の内容につき簡潔に取りまとめた資料が寄せられましたのでお届けいたします(こちら)

村田光平
多方面への発信メッセージ 2019年8月27日  (安倍総理宛メッセージ)

皆様
 
 日本を含め天災が世界各地で猛威をふるっております。
 今後、福島第一を襲う台風、地震、津波、竜巻などに日本の命運が左右されかねないのが現状です。
 全力投球の対応が求められる福島危機についての認識不足は深刻な問題です。
 倒壊すれば東京も住めなくなる福島第一の排気筒対策は、なんと3度目の工事延期となりました。
 国として本腰を入れていない証拠です。
 この点を含め真剣な対応を訴える安倍総理宛メッセージ(こちら)を発出しましたのでお届けいたします。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
多方面への発信メッセージ 2019年8月24日

皆様
 
 入口紀男熊本大学名誉教授(東京工業大学大学院理工学研究科特任教授)から頂いた東京五輪に関する重要メッセージをお届けいたします。返上が不可避か否かの判断に欠かせないものと信じます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)
 
 
(Sent: Saturday, August 24, 2019 )
 
村田 光平 様
 
 入口紀男です。
 お疲れさまです。
 先週は「The Nation」の記事についてお知らせを有難うございました。
 昨日下記の記事(こちら)をSNS(Facebook)に写真つきで投稿しましたところ、24時間で100件以上の「シェア」がありました。関心の高さがしのばれます。
 ご参考まで、投稿されました【コメント】を転載します。
 コメントの中で、(このテーマと直接関係しませんが)日下正彦さんの”もうひとつは、「おもてなし」に代表される日本人が持っていた精神的価値観の無残な崩壊です。”という指摘も重要であると感じました。
 立秋は遠く過ぎましたが、まだまだ暑いこの頃です。ご自愛ください。
多方面への発信メッセージ 2019年8月24日

皆様
 
 倒壊すれば東京も住めなくなる福島第一の排気筒対策は、なんと3度目の工事延期となりました。東京五輪準備に劣らず重要なこの事案の重要性および緊急性 が政府、原子力規制委員会、東電、その他、政財界、マスコミなどによって十分理解されていないことが嘆かれます。現状を放置できません。https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/918295
 
 今後、福島第一を襲う台風、地震、津波、竜巻などに日本の命運が左右されかねないのが現状です。
 全力投球の対応が求められる福島危機についての認識不足は深刻な問題です。
 
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)





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