以 前の「近況報告」(発信メッセージ)

そ の11

多 方面への発信メッセージ  ──   黒川清先生の近著(所感) 2022 年11月15日

皆様

 黒川清先生の近著の各章で特に注目される指摘を6回に亘り紹介させていただいた全文はホームページの「近況報告」に掲載いたしました(下記)。
 この立場からすれば再稼働など問題外であり、とりわけウクライナで原発が砲撃対象になったことから何も学ばず今なお原発の安全を確保できると考える専門 家が存在すること自体大問題の筈です。再稼働の期間延長に言及する専門家の資質、さらには倫理観が問われてしかるべきです。
 拙著「原子力と日本病」で指摘した日本病(責任感の欠如・正義感の欠如・倫理観の欠如)の具体的症状の背景が黒川先生の近著でに見事に解明されていることに感服し共有させて頂いた次第です。
残念ながら「日本病」は「世界病」になっております。
かねてから日本一新、世界一新に言及している所以です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ  ──  日本の再出発の手引き(黒川清著) 2022 年11月10日

皆様

 前国会事故調委員長黒川清著「考えよ、問いかけよ <出る杭人材が日本を変える>」(毎日新聞出版)が出版されました。
 素晴らしい名著です。
 厳しい忠告に満ちておりますが日本の再出発のための最高の手引きです。
 同書の構成は下記4章です。

1. 時代に取り残された日本の教育現場停滞から凋落へ向かう日本の科学技術
2. 停滞から凋落へ向かう日本の科学技術
3. 「失われた30年」を取り戻せるか
4. 日本再生への道標を打ち立てる

 各章で特に注目される指摘を紹介させて頂きます。

・第1章「知識を用いて議論する、考える、これこそが人間の真の賢さであり、それを施すのが高等教育です」「大学の第一の責務は商売のやり方を教えるのではなく叡智を授けることである。専門的な知識を仕込むのではなく人格をはぐくむことだ」(ウィンストン・チャーチル)
歴史から学ぶ「叡智」と「哲学」こそが大事なのです。自らの頭で考える経験を積んでいる海外の真のエリートたちと、コンセプト(発想・概念)では勝負になりません。

・第2章 停滞から凋落へ向かう日本の科学技術
日本の論文数の伸び率は約4%。主要国の中で唯一横ばいです。日本の研究現場は家元制度に近い。もっと他流試合をさせなくてはならない。学生諸君、大学院 は海外に行きましょう。日本の科学研究力を復活させるためには、若い研究者に海外に出るチャンスを出来るだけ多く与えることです。いったん外に出てみれ ば、若者は教授の研究をサポートするのが仕事だとされている日本の家元研究室のおかしさに気づき、これをぶち壊してやろうという気にもなるでしょう。
国の科学研究力を図るには質的観点として「トップ補正論文数」が重要となりますが、主要先進国で唯一この30年間にこのシェアを減らし続けているのが日本 です。日本の成功と失敗の体験は科学技術を国家観の中に取り込み、政策理念としての基盤を築くことには寄与しませんでした。
「日本の近代医学の父」と言われたドイツ人医師エルウィン・ベルツ先生の苦言「日本では科学の成果を引き継ぐことだけで満足し、この成果をもたらした精神を学ぼうとはしない」は放置され、この病巣は存在し続けております。

・第3章「失われた30年」を取り戻せるか
2022年8月末時点で時価総額の世界一はアップルで2・5兆ドル、日本のトップ企業であるトヨタ自動車は時価総額0・24兆ドルで40位、ほんの数十年 で「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が見る影もなくなってしまったのです。すでに時代が変わっているのに古い「モノづくり」からかたくなに脱却しようとし ない日本が時代に取り残されていくのは必然です。物質的な資源に乏しい日本は知的財産を資源として世界経済に打って出なければならないはずです。そのために 動かない・動けない日本の企業と大学には中長期的なビジョンとイノベーションが欠乏していると言わざるを得ません。
イノベーションの本質は新しい社会的価値の創造です。イノベーションを支えるのは出る杭とされる人材です。組織や肩書にとらわれず、失敗を活かし、経験を 積み「異能」を押し通し世界を大きく変えることに成功した人達です。日本で「出る杭人材」が十分活躍できない根本的原因は、世界でも類を見ない人材流動性 の低さにあ ります。日本の企業人には「会社を移動することは、日本の社会制度からの脱藩である」という認識があります。タテに拘束されヨコに動けない組織・社会では 上司に忖度するようになります。時代は「形のないものに形を作っていく」というパラダイムにシフトしております。必要とされるのは一球ごとに考える時間の ある野球型ではなく、状況に応じて動き続けるサッカー型の人材です。
日本はサミット(主要国首脳会議)で常に「ヘルス」という視点を打ち出し「健康問題は世界が一丸となって立ち向かうものである」と提案してきました。課題へのモデ
ルを構築し世界に示すことが出来れば世界に売れる商品となるはずです。日本人が日本独自の医療制度を世界に示す。そして、医療費高騰という課題を解決して見せれば、これは「健康大国日本モデル」と呼ばれ、世界がお手本とするものとなるでしょう。

・第4章 日本再生への道標を打ち立てる
国内外で事故の分析と調査が急ピッチで進む中、海外の友人や知人らのコメントから日本政府と産業界は『真実』を隠しているのではないか」という疑念が世界中に広
まりつつあるのを肌で感じました。
震災から半年がたった2011年の9月末、ようやく国会事故調査会の発足が決まりました。そして12月8日、「約6ヵ月後までに結論を出す」ことを求められまし
た。このような民間人による独立した調査委員会が設置されるのは、日本の憲政史上初めてのことでした。
同国会事故調は20回の委員会のほか関係者延べ1167人を対象としたインタビューや聞き取り調査、1万人を超える被災住民アンケート、計3回の海外調査 などを実施しました。そして2012年7月5、「地震と津波による自然災害ではなく、明らかな『人災』である」と結論づけた報告書を国会に提出しました。 そしてこの冒頭で、事故の背景に「規制の虜」という概念があることを明示しました。
調査で判明したのは、規制をする側である経済産業省や原子力安全・保安院、そして立法府までも規制される側である東京電力に取り込まれ、原子力利用の推進を前提として東京電力の利益のために機能するようになっていたということでした。
日本のメディアにも大きな責任がありました。規制当局と電力会社の説明を垂れ流しにすることで済ませ、自ら調べて監視していくという姿勢は見られませんでした。こ
のような原子力発電の利権によってなれ合った産官学とメディアは、総ぐるみで「原子力ムラ」と揶揄されています。そして「規制の虜」という状況が原子力ムラという
異常な社会構造を支え、原子力政策において「日本の原発では過酷事故は起こらない」という楽観主義がまかり通ることになったのです。
電 力会社は原発の状態をその時々の適正な国際レベルに整合させる必要があります。2006年原子力安全保安院は指針を改定し全国の事業者に耐震バック・ チェック(安全性評価)の実施を求めていました。東京電力は耐震バック・チェックをほとんど行わず、最終報告の起源を2009年から2016年まで実に6 年半も先送りしていたのです。さらに、数少ない「チェック」箇所が「フィット」しているかも明確にしませんでした。
「安全神話」のシナリオはフィクションでしかなく、根拠のない願望にすがって安全対策を放置し、その放置した箇所が大事故を起こしてしまったのです。きっ かけは地震と津波だったかもしれませんが、事故が「規制の虜」によって起こった「人災」であることは異論の余地がないでしょう。

586頁の国会事故調報告書は以下の提言を行いました。
1.規制当局に対する国会の監視 2.政府の危機管理体制の見直し 
3.被災住民に対する政府の対応 4.電気事業者に対する政府の対応
5.新しい規制組織の要件    6.原子力法規制の見直し
7.独立調査委員会の活用

日本の原発体制はあれだけの大事故から10年以上が経っても何も変わっていないのです。国会事故調として取りまとめた分厚く、かつ中身の濃い報告書はこの10余年ほとんど顧みられないまま棚ざらしにされ続けています。
原発を再稼働させるためにはIAEAが基準として定める5層の「深層防護」が絶対に必要です。IAEAの日本担当官が経産省の官僚に「どうして日本は深層 防護をやらないのか」と問い合わせたところ、「日本では原発事故は起こらないことになっている」と返答されたといいます。
日本の脆弱さは世界にはとっくにバレていたのです。
このままだれも責任を取らず、失敗から学ばず、改革のための具体的な行動を起こさなければ、また同じような事故が繰り返されるに違いありません。

事故前から日本の原子力行政は「日本の原発は世界で最も厳しい安全基準を満たしている」と主張していましたが、ふたを開けてみれば、これはまったくのでたらめでsi
た。政官と電力会社が手を組んで、世界水準から目を背けていたともいえるでしょう。日本は先進国で経済的にも豊かな民主国家だと思われていましたが、何事も「お上頼み」であったということが世界の白日のもとにさらされてしまったのです。
国会事故調報告書は海外から高く評価され、まとめ役を務めた私(黒川)はアメリカ科学振興協会から「科学の自由と責任賞」を授与され、また、アメリカの外交専門誌
「Foreign Policy」は「世界の思想家100人」の一人に私(黒川)を選出しました。このような海外の反応とは対照的に日本の動きが極めて鈍いことに日本人として忸怩たる思いでいます。
本来ジャーナリストは個人としてどう考えるかを発表して社会に問題提起するべきであり、それこそが民主主義の基本です。しかし日本人にはそれが出来ません。結局、記者クラブは「政府の広報機関」になり、そこに属するジャーナリストは御用記者になってしまっているのです。
国会事故調の調査の中で痛感したのは、当事者であるこの国のエリートたちの無責任さでした。日本人は全体としては優れているのですが、大局観を持ち「身命 を賭しても」という覚悟の感じられる真のエリートがいません。これは国民にとって大変不幸なことです。日本の中枢そのものが「メルトダウン」していると痛 感しました。
日本の社会には年功序列や終身雇用といった「単線路線のエリート」が多く、省庁間の人事交流は多少はあっても「本籍」は変わりません。企業も同業間での転 職はほとんどありません。単線路線において出世するには前例を踏襲して組織の利益を守るに限ります。上司の顔色をうかがい「忖度」をする。日本社会で出世 するのは世界の二
流、三流の人材ということになります。
日本の組織には日本特有の「グループシンク」と呼ばれる意思決定のパターンが存在しております。「異論を唱える義務」を放棄するこの病は日本のあらゆる組織で蔓延
しています。原発事故の根本的な原因は組織の利益を優先し、問題を先送りしていった「単線路線の日本エリート」の「グループシンク」いうマインドセットである――私
はそう考えております。

 以上、黒川清先生の日本の、そして世界の将来にとつて、最重要課題に真正面から取り組む名著を紹介させていただきました。黒川先生から先ほど 頂いた連絡によれば同書の英語版が出版されることになったとのことです。同書が日本一新、世界一新のこの上ない手引きとして最大限活用されることを祈って やみません。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ  ── 力と支配の父性文明から倫理と 連帯の母性文明への移行 2022 年11月2日

皆 様
 父性文化と母性文化の特徴の比較対照表(日 本語版、こちら)をお届けいたします。

村田光平



Subject: A materna civilization should replace the current paternal one 


皆様

 父性文化と母性文化の特徴の比較対照表を送付するBCC英文発信 (こちら)をお届けいたします。
 父性文化は破局をもたらすことを歴史は教えている旨指摘して、その例として母性文化を本来の伝統としてきた日本が幕末の外国の勢力との接触 を通じ父性文化に転ずることとなり、その結果軍国主義の下太平洋戦争に至ったことを指摘しました。
 戦後導入されたのは経済至上主義という別の形態の父性文化で、これが福島原発事故という破局を生んだことに言及しました。
 経済至上主義を生命至上主義に転換することが緊急課題となっておりますが、この福島事故の教訓は全く忘れられております。
 別添の比較対照表を見ればどちらを目指すべきかは一目瞭然です。



村田光平
多 方面への発信メッセージ  ── 日 本経団連会長宛メッセージ 2022 年10月31日


皆 様


 日本経団連会長宛メッセージをお届けいたします。
 経済至上主義から「生命至上主義」への転換は地球規模の課題になっております。
 新しい文明へ向かう課題を抱えた状況下益々重責を担われる日本経団会長宛に発出したメッセージ( こちら)をお 届けいたします。

村田光平

(元 駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ  ──To cope with the menacing crisis 2022 年10月28 日


皆 様

 

  本日「新しい文明に向かい動きだす時」と題する英文の小論をBCC英文発信で発出いたしました(こ ちら、日本語訳あり)

  人類は直面する危機の深刻な悪化を前にして途方に暮れております。

  人類と地球を守る天地の摂理を信じます。幾多の文明の興亡はその存在を立証しております。

  人間の力を超越するこの力が存在することは人類と世界の将来の希望を抱くことを可能にしております。

 

村 田光平

多 方面への発信メッセージ  ──寄 せられた起死回生の激励 2022 年10月25 日

皆 様


 市民社会の代弁を続ける老体の私に対して下記の「起死回生」の激励が寄せられまし
た ので感謝の念を込めて共 有させていただきます。
  生涯現役の覚悟を新たにしております。

村 田光平


<村 田光平大使閣下:簡潔・明瞭で何よりも「力強い」メッセージを拝読させていただ きました。今、「どうせ現実は生臭く、力のある者が早い者勝ち…」といったしたり 顔の権力者たちが地球と人類を破滅に導いておりますが、それだけに、閣下のような 高いご経歴の人物が人格と学識と深い思索に裏付けられた正論を然るべき人々に伝
え ることに効果がないはずはありません。滅びかけている人類の一員として心から感謝 申し上げます。小林節 拝>
多 方面への発信メッセージ  ──UN Ethics Summit 2022 年10月24 日

皆 様


 24日発出のBCC英文発出を下記お届けいたします。


  紹介されている英文の小論(こ ちら)は日本語版(こち ら)及びスペイン語版もあり、国連の管理職1 万4千人に配布されたとのことです(国連の職員数は4万4千人)。
  小論では脱原発と核廃絶の結合化、国連連倫理サミットの開催など今後の宿題を訴えて おりますが、今 後の国際的反響が注目されます。

村 田光平
(元 駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ  ──「核 廃絶:力と支配の文明から和と 連帯の文明へ」 2022 年10月23 日

皆 様

 5大国の拒否権問題をめぐり国連改革の論議が始まっております。
 早期に結論が出ることは望みがたいことに鑑みれば、国連はその存在意義を具体的に立証することが求められます。
 かねてより国際的に支援の動きが見られる国連倫理サミットの開催実現の意義は世界が直面する危機の真因が倫理の欠如であることが明白になり つつある状況下で幅広く理解されつつあります。 
 その一例をお届けいたします(こちら)

村田光平
(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ  ──原 子力村に求められる陳謝と釈明  2022 年10月11 日

皆 様

  10月10日発出のBCC発信(下記)を御再読願います。
 それにしても原子力村の徹底した沈黙は最早看過されるべきではないと信じます。
 例えば小泉純一郎元総理がこれまでに公にした原子力政策の深刻な問題点につき関係方面からの陳謝、釈明が一切ないのは最早看過されるべ きではないと信じます。
 このたび指摘した原発の安全に責任を負わないとする原子力規制委員会の在り方は看過できません。このような組織がどうして再稼働を認め る権限を持ちうるのでしょうか。
 国際面でもIAEAが核不拡散と原発推進という明白な矛盾した任務を課せられている現状が放置されていることも最早看過できません。
 福島汚染水の海洋放出を当初から勧めてきたIAEAは正体をさらけ出しております。
 IAEAが放射能に関してWHOの上位に立ち規制している現状も改正を要します。
 あまりにも多くの根本問題が是正されずに放置されている現状に驚くのみで す。        

村 田光平
(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ  ──無 視され続ける福島事故の教訓 2022 年10月10 日

皆様


  新しい原発政策が露呈した「すさまじい」原子力村汚染の現状は放置できません。

  本来無責任・不道徳な原子力への依存を高めることなど邪道です。

  再稼働が必要とする「安全神話の復活」は到底認められない筈です。

 

  福島事故後日本の良識が示した指針(1 地震大国・津波大国の日本の原発全廃 2 安全神話への猛省 3 原子力安全規制委員会の改革 (田中俊一前委員長は原発の安全確保はその任務ではないと公言! 再稼働を認める権限など本来付与出来ない筈) 4 再稼働の期間の短縮 (逆に延長を検討)などは全て無視されようとしております。このことは倫理の欠如そのものではないでしょうか。

 
 哲学の教えの三原則からすればこの不道徳な立場が頓坐することが容易に予見できます。
 皆様はこれらの基本的問題についてどう思われますか。

  ご教示頂ければ幸甚に存じます。

村田光平
(元駐スイス大使)

多 方面への発信メッセージ  ──神 宮外苑の再開発問題 2022 年10月5 日

皆 様

  このたび神宮外苑の再開発問題に関しインタビューを受けましたので下記の通りご報告いたします。
 自然保護の根本に立ち戻ることを願ってやみません。

村田光平
(元駐スイス大使)

                                     記
元駐スイス大使・東海学園大学名誉教授
村田先生

お世話になっております。
お忙しいなか、インタビューにご対応頂きまして、誠にありがとうございました。
Net IB Newsに記事が掲載となりましたので、下記にご案内いたします。
お手すきの際に、ご覧いただけますと幸いです。

神宮外苑の再開発に多くの都民が反対、見直しを求める
https://www.data-max.co.jp/article/49695

くれぐれもお体を大切になさってお過ごし下さいませ。
とり急ぎ、御礼まで申し上げます。

みどりの宇宙株式会社

多 方面への発信メッセージ  ──東 久邇宮国際文化褒章を受賞して (反響-2) 2022 年10月2 日

皆 様
 その後も激励のメッセージに接しております。この老体に向けられた優しさに感涙を禁じ得ません。

(その1)傑出した教育界出身の論客
ロシアも北朝鮮も原発推進派も権力を私物化している政治家(政治屋)達も、小さな私利私欲にはまって、仰る通り「天」に背いている訳で、不幸 なことにその自覚もな
く、本当に人類文明が劣化した観がございます。本来、そこを突くべき宗教家が変におとなしいのも不思議です。閣下のように、不当な背景も動機 もしがらみもない、経
歴の正しい国際的な教養人の純粋な発言の価値がますます高い状況になって参りました。「生涯現役」の命がけのご発言が天に通ずる時が必ず来る と信じております。

(2)傑出した中国専門家
先生の日常の高い倫理観、歴史の法則、将来を思念した諸処の示唆をいつもながら感銘をもって拝読しており、真に時期を得たものと考えておりま す。
今後とも益々の示唆に富んだご発言を期待しております。先生の日常の高い倫理観、歴史の法則、将来を思念した諸処の示唆をいつもながら感銘を もって拝読しており、真に時期を得たものと考えております。
今後とも益々の示唆に富んだご発言を期待しております。

(3)経済界出身の知人
村田様が常日頃訴えておられる「人の倫理感」がいかに大切か、改めて痛感いたします。
最近も村田様は岸田総理に直接訴えておられます。
「脱原発は核廃絶実現の前提条件であると新たに位置付け、核廃絶運動と脱原発運動を結合して可視化することが現状打破に資すると確信致しま す。天地の摂理、歴史の法則、及び老子の天網は哲学の教えの三原則です。
母なる大地の怒りが実感される世界の現状は人類に反省を迫っているのが感じられます」
先が見えない混沌とした世の中になってこました。こいう時こそ倫理観に立脚した村田様の御主張、ご活躍が益々大切なものと痛感いたしておりま す。

 上述の通り日本一新への期待の盛り上がりが実感されます。
 今後とも皆様の御指導及び御支持をお願い申し上げます。

村田光平
(元駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ  ──東 久邇宮国際文化褒章を受賞して (反響) 2022 年9月30日

皆 様

 私が尊敬する傑出した教育界出身の論客からいただいた激励のお言葉です。感動を覚えます。日本一新の胎動が感じられます。

<受賞おめでとうございます。いつも、日本の良心として正しい主張を世界に向けて発信し続けて下さりありがとうございます。何年もご発 言を拝見しながら、そして心から賛同しながら、賛成の声を発する今一歩の勇気がありませんでした。今回、初めて発言させて頂きます。仰る通 り、科学的知見を活かすも殺すも偏に「倫理」の問題で、それが、人類と獣の違いであると存じます。閣下の命がけのご努力に改めて敬意と感謝を 呈上させて頂きます。くれぐれもご自愛の上、益々ご活躍下さい。>

村田光平(元 駐スイス大使)
多 方面への発信メッセージ  ──東 久邇宮国際文化褒章を受賞して  2022 年9月26日

皆 様

 本26日、目黒の八芳園において東久邇宮国際文化褒章を受賞いたしましたので受賞の挨拶(こ ちら、日・英)を添えてご報告いたします。
 200名余の出席者から、とりわけ女性の方々から熱い反響があり、大いに励まされました。
 市民社会を勇気付ける日本社会の変化の予兆を実感しております。

村田光平
多 方面への発信メッセージ  ──母 なる大地の怒り(BCC英文発 信)ー反響 2022 年9月11日

皆 様

 スイスの著名な友人から誠に心強い反響が寄せられました。
<J’aime et partage cette philosophie. Elle sonne vrai et elle mobilise notre vigilance.>
(訳―ご来示の哲学に魅せられました。正しく、警戒心を呼び覚ましてくれるものです。)

村田光平
多 方面への発信メッセージ  ──母 なる大地の怒り(BCC英文発 信) 2022 年9月10日

皆 様

 10日発出のBCC英文発信(こちら)を お届けいたします。
 哲学の教えの三原則に改めて言及し、不道徳の永続を許さない「歴史の法則」からしても無実の市民の犠牲を生んでいるウクライナ危機は天の裁 きにより終焉せしめられる旨指摘しました。また、脱原発と核廃絶を結合して進展を図るよう岸田総理宛メッセージで提言した旨にも言及いたしま した。
 これに対して早速、国際的に著名なインドの論客Vinod Saighal 氏から寄せられた下記の警告を紹介いたしました。
<人類が犯しつつある蛮行に対する天の怒りは年ごとに激しさを増しており、地球規模でその代価を支払わされるに至ると確信する。>
 この警告との関連でトインビーの下記の警告が想起されます。
「人類は母なる大地を殺すであろうか。もし仮に母なる大地の子である人間が母を殺すならそれ以後生きることはないであろう。」

村田光平
(元駐スイス大使)

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