原爆被災体験の会での発言骨子
令和元年10月26日
村田光平
1基本的立場
天地の摂理=歴史の法則―――― 不道徳の永続を許さない
天網恢々疎にして漏らさず(老子)
最強の権力の最大の敵は倫理・道徳
原子力と不道徳の全方位の破壊力――――国、組織、個人
感性の重要性(チャップリン~利口さよりも思いやりと優しさ。サン・テグジュペリ~大切なことは眼ではなく心でしか見えない)
福島事故の教訓―――― 経済重視から生命重視へ
力と支配の父性文明から和と連帯の母性文明へ
ガンジーと経済至上主義―――各人の必要(NEED)は満せても貪欲(GREED)は満たせない
2.脱原発への試案(平成15年11月7日)
脱原発へ向けての具体的方策
(1)「三方一両損」の方式による脱原発のヴィジョンを打ち出すこと
(一両の損) → (大きな利益)
・企業 脱原発に伴う経済的損失 →日本経済の壊滅的打撃の防止
・国 企業に対する補償 →回復不能な未曾有の大災害発生から逃れる
・国民 電気料金の値上げ等、物質的不便→命・健康の損失等を防ぐ
(2)原子力関係組織の抜本的改組
チェルノブイリ事故以来21基もの原発の建設を許した責任は重大である。
(3)独占的公益企業である電力会社のあり方の見直し
特に資金使途の管理強化
(4)核燃料サイクル政策の見直しに関する国会審議
同政策は国会審議を経ていない
(5)原発建設および中間貯蔵施設に関する近隣県の決定参画の立法化
町長の権限見直し
3.世界の脱原発へ
放置できない世界の440余基の原発(天災、事故、テロなどの危険性)
日本の歴史的使命と言える民事・軍事を問わない核廃絶ヘの第一歩
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