小池百合子都知事殿
 2017年4月20日
 お送りした下記添付のBCC発信(こちら)に関し付言させていただきます。
 
 サン・テグジュペリは「我々は未来を予見できないがこれを形成することはできる」との名言を残しております。未来の形成には政権の座にあるものを動かすことが求められます。
 市民社会と政策決定者の橋渡しが必要な所以です。
 一例として小泉元総理には20年近く一方的に発信を続けました。
 今や脱原発に関しては完全に立場の一致を見ております。
「under control」の主張は真っ赤なウソという小泉元総理のお立場からすれば、東京五輪返上に組みされるのは論理的帰結であり、時間の問題と思われます。
 
  国際的に有力な学者から寄せられた豊洲問題に関するコメントを紹介致します。
 
 「豊洲問題ですが、「安全」と「安心」は違います。科学的に安全という言葉で人類は何度間違いを犯してきたことでしょうか? 小池さんがこの問題で、あくまで都民の安心を求めるのは正しいと思います。僕個人は築地リフォーム案に賛成です。」
 
 都民、そして国民が望む 都民ファーストの内容は「経済重視から生命重視への転換」という新たな時代への幕開けだと信じます。
 その端緒となるのが東京五輪の返上であると信じます。「under control」の再検証を拒み続けるIOCに対する批判が始まることが予見されます。東京都が独自性を発揮されることが求められます。
 一層のご健闘をお祈り申し上げます。
 
 村田光平
(元駐スイス大使)



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