九州電力株式会社
瓜生道明代表取締役社長殿  

平成27年8月24日
村田光平

拝啓
 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 安倍総理宛メッセージ及び「月刊日本」(9月号)に掲載されたインタービュー記事をお届けいたします。
「東京五輪から「名誉ある撤退を」が特に目立つ編集です。

 メッセージでは、カルデラ噴火を無視する再稼働は内外で日本の統治能力を問わしめていること、放射能を米大陸に運ぶ「ゴジラ・エルニーニョ」が福島事故を改めて想起せしめていることなどを指摘しました。
 溶解燃料棒の冷却に水ではなく鉛を活用する国際協力の実現を訴えました。
 さらに、東京五輪の返上決定と福島再臨界の有無の国際的検証の実施は緊急優先課題であることを改めて指摘しました。

 ジョン・コーツIOC副会長は盗作が疑われているロゴにつき法的に問題無いとしておりますが、問われることとなるのは徳性であり、ここに至ってこれを擁護することは日本の名誉にかかわると信じます。

 ご賢察の通り東京五輪の返上は世界に福島事故への対応の厳しい現状を認識させる契機になると思われます。

 貴社長のご理解とご尽力をお願い申し上げます。
敬具


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