小泉純一郎総理殿
平成28年9月6日
村田光平
前略

 福島の悲劇への配慮から五輪報道を批判し東京五輪に疑問を投げかけるドナルド・キーン氏の卓見を別添いたします。
 
 最近のNHK番組の中で7名の解説委員が政府の原子力政策を厳しく批判し世間を驚かせました。
 特に重要と考えられる主張は次の2点です。
1.原子力に関して国が全責任を負う体制を確立するべきである。
2.もんじゅと再処理工場を閉鎖するべきである。

 国民のみならず世界中から批判されている再稼働は、国が責任の一端を電力会社に押し付けること無く全責任を負う体制を確立すれば実現しない筈です。

 六ケ所再処理工場は最悪の場合1000基分の大事故になること(爆発したなら半径1万メートルの範囲は、全滅というすさまじい被害が、発生する)が日本 およびフランス  で過去に報じられております(「シェルブールの停電事件」を検索すれば詳細がわかります)。

 このような恐ろしい禍根を放置する日仏両国の責任は重大と言えましょう。
 3・11の際、六ヶ所再処理工場の外部電源は切断されております。

 NHKの番組が上記2点の実現を一日も早く急がせる契機となること祈ってやみません。

 貴総理のご理解とご支援をお願い申し上げます。
早々




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