●近況ご報告までに断片的ながら重要なポイントを含む下記諸情報をお届けいたします。(村田光平)


              記


1.福島第一に関する現地関係者からの情報

注意を怠ってはならないのが格納容器の酸素濃度である。水素爆発を防ぐには窒素パージを続け、これにより酸欠の状態を維持する必要がある。東電が酸素濃度を発表しないのは問題である。

2.知人からの報告

「11月4~7日ラサール卒業60周年記念同窓会に参加のため、鹿児島に帰郷しました。
7日の朝、城山観光ホテルの最上階の温泉浴場で、秋晴れの素晴らしい景観の錦江湾にそびえる桜島の雄姿を楽しんでいましたところ、突然大噴火が起き、 2000メートルぐらいの噴煙が立ち昇りました。その瞬間、桜島からそれほど離れていない川内原発は大丈夫かとの思いが一瞬、頭をよぎりました。川内原発 再稼働は何とか止められないものかと思いました。」

3.お台場でNPOアクティブミドル国際協会主催で11月9日に開催された「国際大使館フレンドリーラン」の大会委員長としての開会挨拶。好評でした。

「国際親善の促進のために第4回国際大使館フレンドリーランに私たちは集いました。本日11月9日はベルリンの壁崩壊の25周年記念日です。ドイツにとっ て、そして全世界にとってのこの歴史的瞬間に敬意を表したく存じます。ドイツ大使館からかくも多くの参加者を得られたことは光栄至極です。
本日の集いは健康増進を旨とするものです。健康といえばまず健康寿命が大切なものとして頭に浮かびますが、私たちが一層配慮することが求められているのは社会の健康であり、不安定さを増しつつある今日の世界の健康です。
世界は倫理の欠如に起因する地球的規模の危機に直面しております。
私たちはお互いを思いやる連帯の精神を持ってここに集っております。東北復興の努力と福島事故収束の緊急課題に対する全面的思いやりと支援の立場は皆様方全員により共有されるものと確信いたします。
倫理と連帯に立脚する明るい未来に向けて、そして人類にとっても自然にとっても健康が保証される新たな生活様式を目指して走りましょう。」

4.埼玉県では、10月17日~12月17日の期間で、原発の是非を問う県民投票を実現するための直接請求の署名集めを行なっております。
依頼に応じ下記の応援メッセージを発出いたしました。
「福島を忘れた川内原発の再稼働の動きに象徴される不道徳な日本の現状に、世界は不安を深めております。悪化する福島第一の情勢は世界の安全保障問題なのです。オリンピックどころではありません。日本に良識を取り戻す市民活動の重要性がますます痛感されます。」

5.このたび環境誌「オルタナ」からの要請に応じオルタナ・コラムニストを引き受けました。オルタナ・コラムニストとは、第一線で活躍している経営者、 NGO/NPO関係者、専門家、研究者、政治家、自治体関係者など数十人が、「オルタナティブ/グリーン/ソーシャルな視点」でコラムを執筆する制度で、 主張がある時にはオンラインメディア(双方で500万PV)を活用出来るとのことです。

6. 私がパネリストとして参加するシンポジウムが「エネルギー転換の思想と実践 ~スイス・ドイツの事例と日本の方向性」をテーマとして11月20日(木)(17:00~20:00)に開催されます。私の発言は「福島原発事故と世界の 安全保障問題」(18:15-19:00)です。福島第一は世界の安全保障との認識は沖縄を含め近隣諸国に影響を及ぼす川内原発再稼働の動きでますます深 まりつつあります。   



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