海部俊樹総理殿
    平成25年11月30日
村田光平
拝啓
 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 大変永らくご無沙汰いたしました。元スイス大使の村田です。
 民事、軍事を問わない核廃絶を訴える発信を続けております。

 猪瀬知事の裏金疑惑とオリンピック返上論、核廃絶と日米協力、福島の教訓などに言及した菅官房長官宛メッセージ及びケネディ駐日米大使宛書簡(邦訳添付)をお届けいたします。
 父性文明から母性文明への移行を訴える立場から、母性文化のケネディ大統領、及びオバマ大統領の精神を継承する新任のケネディ大使の日本での活躍に期待を寄せております。

 前任のルース大使にはオバマ大統領への下記の伝言を託しました。
“There is a trinity relationship for global ethics, maternal civilization and true denuclearization. The UN Ethics Summit is the unavoidable entrance to your vision. Your precious support for it is ardently awaited.”
(邦訳)
「地球倫理,母性文明そして真の核廃絶は三位一体の関係にあります。国連倫理サミットは提唱されている「核兵器のない世界」のヴィジョンへの避けて通れない入口です。貴重なご支援を切にお願い申し上げます。」

 ユネスコクラブ世界連盟の会議は今年3月、フロレンスの会議で3月11日を地球倫理国際日にすることを決定しました。来年3月のニューヨークでの会議に 招かれておりますが、それまでに国連倫理サミットにつきオバマ大統領がイニシャティヴをとるよう働きかけて行く所存です。

 既に6名の総理経験者(細川、鳩山、菅、小泉、野田、村山各元総理)が脱原発の立場に立たれるに至ったことを承知しておりますが、貴総理も加えて7名としてよろしいでしょうか。

 貴総理のご理解とご支援をお願い申し上げます。
敬具



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