MediaLab ZALI : 代表 
音楽製作業(CD-ROMコンテンツやゲーム、CM、個人用等)
作家、ライター(メールマガジンやHP上のコラム、エッセイ、テクニカルな文章など)
ザリ(本名:平松 康一)   メール URL 
89年「ノスタルジア」で北原白秋賞受賞。
現在もメールマガジンやHP上で文筆活動中。
音楽では「ホットトースターズ」でメジャーデビュー。その後も「スカイフィッシャー」「K-4」などに在籍しバンド活動を展開。現在は個人での音楽活動中。
昨年、勤めていた職場を休職して、クリエイター型SOHOを立ちあげました。プロフェッショナルなクリエイターとしてはまだまだ新米ですが、自分を表現したい情熱は熱いモノがあると思っています。
==================================================================
音楽業界はネット配信などのあおりを受けることが確定してからも、巨体の動物のように足を止めたまま、受難の時が過ぎ去るのを待っているかのようだ。
著作権とは何か?という問いを突きつけられた業界はネットでの音楽の交換という場面でも解決案を示せないままだ。

音楽製作のSOHOをはじめるにあたって、この流れが吉と出るかは、いまだ霧の向うだ。
CD-ROMコンテンツやゲーム、CM等の音楽を製作する過程で、著作権のまな板に上ることはあるが、
著作権規定のおかげで仕事が制限されることもある。

そこで裏をかいてみる事にした。
音楽製作者がネット上で音の素材をやり取りすること。
音楽製作にかかるコストは大半が、人件費とスタジオの使用料だ。ある程度の機材が自宅にそろっている製作者は多い。そこで録音した素材をやりとりし、無駄な拘束時間とスタジオ代を浮かせる。

これからの音楽製作はコストダウンが焦点になる。今年に入って私が個人事務所MediaLab ZALIと平行して音楽SOHOネットワークを旗揚げしたのはこのためだ。

プロフェッショナルとしてやっていく上で、意図的に二足のワラジを履くことにした。
具体的には音楽の製作者としての側面と、文章の執筆者としての側面を持つこと。

うまく使い分けることが目的ではない。間違った拡大志向を防ぐのが大きな目的だ。(もちろんマルチに活動したいことが大きいが)。

音楽ライターでもいいのだろうがそういう意味で違った分野の物を書きたい。
ライターとしての活動の場は、メールマガジンやホームページの原稿が主だ。
紙媒体の仕事も最初は探していたのだが、うまくいかない。なぜか?
雑誌媒体などの現場は少し覗いただけだが、ライターにDTPの仕事までくるパターンが最近になって増えてきている。極端な例はライターが取材をして、版面のレイアウトから割り付け、流し込みまでを
完成したデータで納品するという物だ。さすがにこの作業を完璧にこなす自信はなかった。

だが仕事が下りてくるというのは音楽の世界では標準だった。作曲家が書いた曲をアレンジャーが編曲して.....というようなシステムは絶えて久しい。

文章の世界もいずれはこうなっていくだろう。電脳の世界で文章を書いていこうとするのは、
その乱暴な船出の一環なのだ。

inserted by FC2 system