潘基文国連事務総長からの書簡






日本語訳(仮訳)
 

2012年3月2日
 
 
閣下
 
「フクシマ後の原子力エネルギーの統治」と題する演説を同封され、「地球倫理の国際日」の創設を提案された2012年1月17日付貴書簡に感謝いたしま す。福島第一原発の事故直後、私は原子力の安全と警備を強化しようとする国際社会の努力に対して最高レベルでの政治的支援とはずみを与えるよう尽力しまし た。このため、2011年9月、原子力の安全と警備の強化に関するハイレベル会合を召集しました。そこでの討議はこうした努力を指導する国際原子力機関に 対する国際社会の強い支持を反映するものでした。
 
より幅広い地球倫理の問題に関しては長年にわたり核軍縮と核不拡散における法の支配の助長に努めてきました。特に、強力な査察に支えられた相互に強化し合う別々の手段の枠組みに関する核兵器条約なり協定に関する交渉を求めてきました。
 
ご提案の国連倫理サミットについては、このようなイニシティヴが加盟国により国連総会に提出される場合には、喜んで支持いたします。
 
今後のお仕事のご成功をお祈りいたします。
 
潘基文


日本地球システム・倫理学会
常任理事
村田光平閣下


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