菅義偉内閣官房長官殿

                         平成28年2月5日
村田光平
前略
ご高承の通り国際社会は福島事故対応に日本が全力で対応していることの傍証を求めております。
去る1月30日、私も入会している早稲田大学春秋会で地下開発の権威である江口工博士の講演を伺い、地下水の放射能汚染は首都圏まで及ぶ可能性を孕むものとして汚染水処理こそ最優先で緊急に取り組むべきとの訴えに共鳴を覚えました。
同博士は谷垣禎一幹事長にお会いしたことがあるとのことですので本日別添の同幹事長宛メッセージを発出いたしました。この貴重な提言が日本に対し国際社会が求めている事故対応への全力投球の姿勢を示す第一弾になることを心から願うものです。

貴官房長官の格段のご配慮をお願い申し上げます。
草々




自由民主党
谷垣禎一幹事長殿

平成28年2月5日
村田光平
拝啓
ご高承の通り福島第一の汚染水問題は解決の目処は立たず事態は確実に悪化しております。
去る1月30日、早稲田大学春秋会でご存知の地下開発の権威である江口工博士は講演を行い地下水の汚染の深刻な現状に警告を発し、その具体的対策として注入工法(GROUTING)による山側からの1000トン/日の地下水の流入の防止の必要性を訴えました。

同博士はこれまでも政府関係者に種々提言を行ってきているとのことですが、政策に十分反映されていないようです。地下水の放射能汚染は首都圏まで及ぶ可能性を孕むものとして汚染水処理こそ最優先で緊急に取り組むべきことが強調されました。

この貴重な提言が日本に対し国際社会が求めている事故対応への全力投球の姿勢を示す第一弾になることを心から願うものです。

江口博士は全面的に協力する用意があると申し出ております。
本FAX信は官邸を始め政府関係にもコピーをお届けして前向きの検討をお願いする所存です。

貴幹事長の格段のご尽力をお願い申し上げます。
敬具



ホーム

inserted by FC2 system